全国旅行支援が始まり、ニュースではそのことが盛んに取り上げられています。海外からの観光客の受け入れも進み、円安効果での増加を見込んでいるなどというニュースも流れたりしています。三重県では「おいでよ!みえ旅キャンペーン」と銘打って、事業に取り組まれています。
事業そのものは、財源について考えるところはありますが、否定するものではありません。ただ、利用方法に書かれている条件にある「また、旅行当日に、本人確認書類及びワクチン3回接種または(陰性の)検査結果通知書の提示が必要となります。」という部分にひっかかりを感じています。
で、利用方法の部分の末尾には「※ワクチン接種証明または検査結果通知書についての詳細はこちら」と書かれていて、リンク先を見ると『 ★ワクチンの効果は完全ではなく、接種しても感染し、他の人に感染させる可能性があります。また、 検査結果が陰性であったとしても、検査後に感染する可能性があり、また、偽陰性である可能性もあります。「手洗い」、「適切なマスクの着用」、「換気」、「マスク会食」、「黙食」など、基本的な感染防止対策を徹底してください。 』と明確に記述されています。
ということは、「ワクチン3回接種」を条件に入れる妥当性に疑問がわきます。
そこで、9月15日に開かれた鈴鹿市議会地域福祉委員会で、市ワクチン接種推進課と健康づくり課から提供された資料を参考に見ると、実際にワクチンを3回接種していても、陽性反応者が相当数出ていることがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/98/c5478c91751406f60ebd5d12355c252f.jpg)
・・・このグラフを見る限り、科学的な数字から見て「ワクチン3回接種」を条件にする根拠は何かと疑問がわきます。これは三重県に限った話ではありませんが、国で政策決定する際、どこまで詰められていたのかと考えてしまいます。ワクチンを否定しているわけではありません。ただ、条件に入れるのであれば、その根拠の説明を政治は求められると思います。
この状況であれば、ワクチンの接種歴の有無を条件に入れずに、「陰性の検査結果通知書の提示」に一本化するほうが、すべての国民に公平な政策になるはずではないでしょうか。「接種していないほうが悪い」というような言葉が出ないことを祈るばかりです。
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