急場凌ぎで作ったGP11.1が思いの他宜しくないと感じ始めたロッシ。
(観てる我々は既に感じてはいたのですが・・・)
心の何処かに「GP11は彼(ストーナー)が作ったバイク」とまで言ってしまった
手前、いまさら逆戻りは出来ないと意地を張っていた節もある。。。
来季用GP12のテストでの感触が良かったことを理由にGP11に移植手術
という、普通のワークスでは考えられない暴挙に出たロッシとDUCATI。
ここに来て、どうも週末のアメリカGP・ラグナセカではGP11.1とGP11の
まったく性格の違う2機をそれぞれロッシ用に持ち込むようです。
一方の地元となるヘイデンがどう出るかが興味深いところ。
ロッシがGP11.1をアッセンで初投入した時に彼は「地元ラグナセカのひとつ前の
ザクセンリンクから僕も投入したい」と言ってた覚えがある。
しかし、現実にはザクセンリンクでは現行型GP11を走らせている。
それは、あまりにもロッシの状況を真横で観ていて、これはダメだと見切ったのかも
知れない。。。
いずれせよ全18戦の内、半分を既に消化した今年のmotoGPシリーズ。
今の時期、普通は新型マシンの熟成も進み、残されたオプションでも使ってみようか
と思う時期のはず。
それが今のDUCATIは方向性すら決まらずオプションを使うどころか基本どの
マシンを使うか悩んでる状態。
これでは戦略も何もない戦にしか見えない・・・。
かと言って応援しないわけにはいけないドカティスタの性もいまだ健在ではある。