英山窯峯照庵でおひるごはんの後、ここ甲賀市信楽地区に数多く点在する「窯元」の
ほんの一部ですが徒歩で散策。
信楽焼きというと、どうしても「狸の置物」を思い浮かべますが、地理的に京都奈良が近いため
古くは、茶陶で名を売り、その時代の繁栄の後が町並みを散策しているとうかがえる。
只今、天日干し中の陶器たち。この後、どのような焼き上がりになるのでしょうかねぃ。。。
そして多分、初めて目にする「登窯」。
信楽の窯元を散策していると先ず気になるのが、軒先に並べられたプロパンガス。
一般家庭のそれとは違う、数にして相当数のボンベ。
実は信楽ではほとんどの窯元でプロパンガスを使ってます。
まぁ~それも時代の流れではあるのですが、このような立派な登窯の中が展示スペースに
なってしまってることは、少し残念な気がします・・・。
ところで、日本六古窯(瀬戸、常滑、越前、備前、丹波立杭、信楽)の内の一つである信楽焼きの土は
その腰の強さから「大物造り」にも適していると言われてますが、町並みに現存する古い土蔵を観ると
他で観る土蔵の土とはやはり違った印象を受けます。
元々、仕上げの漆喰が無かったのかはよく分かりませんが、これはこれとして十分美しくも感じます。
そして落書き。。。硬い土質のせいで相合傘もクッキリ残されてますね。
さぞ、書かれた自分の名前を消すのには苦労したんでしょうね・・・。