今年のお盆休みは無いに等しく、急遽決まったプロジェクトのため週末も夜間の打ち合わせが続く予定。
そのため、昨日を代休にして「至福のひと時」を味わいにFKIの通称「浜町」へ。
この辺りは明治期には高級料亭街として栄えた場所。その名残で今でも通称の「浜町」で名が通る。
そんな浜町で唯一、当時の雰囲気を味わえる、いつもの「旬味 泰平」の暖簾を潜る。
予約の折に申し出た「油団の上で頂きたい」にいつも応えて頂き、今年も座ることが出来た夏障子に
入れ替えられ、油団が敷かれた座敷へ上がる。
いつもの空間。。。
中庭の那智石は水を打たれ、いつもの場所には結界石が置かれ手前には花鉢。
妻と二人して「いつもと同じ、やっぱここは落ち着く・・・」と微笑む。
先ずは温かいお茶で喉を潤す。
この湯呑を観てもらってもお分かりのように、ご主人の古いものに対する心構えが理解できる。
見た目、さほど高価な磁器でもなさそうですが、欠けた湯呑も漆と金粉で金継ぎされ、それが又粋なのです。
注文は「日替わり定食:¥1,000円」。
こちらは「鰆のフライ」。サワラというと読んで字のごとく春の魚(地方によっては冬)ですが、最近の鰆は夏でも美味しい。
そして、こちらは「鯖の揚げ出汁」。絶品です。(ひとつ言わせてもらえば器の黒系は避けてほしいところ)
いつものように、土花吉はご飯を御代わりし漬物でお茶漬けで〆る。
小一時間弱の正しく「至福のひと時」。。。