最近は暇を見付けては椅子を修理したりで家具に触れる機会が。。。(つい最近の椅子も)
そんな、与えられた注文は奥行きの浅い机。。。
倉庫に眠っていた古い木製の机を持ち出し、それを加工することに。
しかし、どうやって奥行のみを短くするか・・・。
「スモールライト」を持ってたとしても、全体に小さくなるだけだし・・・豆腐を切るように上手くゆかないし
竹を割るようにスパッとも行かない。
ましてや、竹を割ったような性格でもないので、しつこくネチネチ頭の中で図面を描き思案。
んで持ってネチネチと考えた挙句、先ずは業界の友の元で電動丸ノコで奥行きをほぼ真っ二つに切ってもらうことに。
足が二本ずつのバラバラになった机を持ち帰り、差し金片手にサネを作り直しホゾ穴へ掘り込む作業や、
抽斗の奥行きを短く切って造り直したり。
何やかんやで、組み込みから古い塗装の剥離まで終えるのに二日間も要した。
そして、日を改め塗装作業へ。。。
塗っては乾かし、塗っては乾かしぃ~で最後に元々着いていた当時物の抽斗の取っ手(磨き済み)を装着して完成。
そして、納品。。。(って、何処か見覚えのある場所)
実はコレ、注文主は土花吉の妻で、「caffe 月の虹」の厨房内の作業台の増設用。
脚に下駄をかませてあるのも作業台としての高さが少し足りなかった故の工夫。
注文主曰く、「客席から見えない厨房内で使うには勿体ない出来」とのお褒めを頂き、
我ながら上出来でご満悦の「家具職人土花吉(自称)」。。。