一昨年だったか突如、電気照明器具製造業の撤退を発表した大阪の町工場「笠松電機製作所」。
主に工業用として製造販売を100年以上手掛けていた老舗で、旧国鉄時代の駅舎やホームの照明に電柱に取付く外灯、
見れば「あっ、これね」と思われる昭和生まれの方も多く居られる筈。
土花亭でも外壁に取り付くブラケット照明は全て「笠松電機製作所・製」。波トタンや木の電柱に何故か馴染む。
品質的には決して優れたものでは無いけど、その価格設定や無骨な形状は唯一無二だった。
この錆びたために外されたセードも当時はアフター部品として¥300円代で販売されたいた。
錆を落とし、塗装し直す手間より新品を買った方がお得だったこのセードも、今は入手不可のため捨てることが
出来なくなってしまった・・・。
※因みに「toolbox 」では一部の笠松電機製作所の工業系照明器具を復刻しているようですが、この製品はない。
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