鯱の復元などと言うと「何処ぞのお城の?」ってな大げさな話ではなく、2月に入れば例年飾るであろう
土花吉の妻が代々受け継ぐ「御殿飾りの雛人形」。
その御殿の棟飾りの鯱が、もう何年も?いゃ、何十年?も前から何処かへいってしまい、無い状態で飾られていた。
一応は火からの「守り神」でもあるのでこの際、復元?
両棟には鯱用の穴が残されていたため、そこから大きさを想像しながら切り出し後は彫刻刀で彫ってゆく。
あまりリアル過ぎてもダメだし、かといって平面過ぎてもダメで、ある程度のチープ感を踏まえての造作。
結果、所詮は「土花吉作」ですから「たい焼き感」は否めませんが、後は塗装(金色)を施し復元完了。
ところで、この「鯱」。
元は寺院の厨子(仏壇みたいなもの)の飾りだったものを、信長が安土城の天守の飾りに採用したのが始まりで
以後、城の天守の両棟に鯱が飾られるようになったとか。。。
その安土城の大広間が、ここんところ大河ドラマで信長と光秀の面会場面のセットとして復元されてますが
ついつい思ってしまう、その間口(柱スパン)が広すぎるということ。
エヌエイチケィとしては「こんなに豪華で広かったんだぞぉ~」を復元したかったのでしょうけど、映像から察するに
その畳の枚数から、その間口何と9M以上。(とてもとても無理です・・・もちません)
ってな余計な話はおいといて、「鯱」と同じく想像上の動物である「麒麟」。結末はどう描かれますかねぃ・・・。
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