6月15日木曜日。楽しかったミュンヘン街歩きも、とうとう最終日。帰国の朝を迎えました。ホテルの部屋から眺める景色も、これが見納めだと思うと感慨深いものがあります。
一時的な雨はあったものの、最後まで天候に恵まれた旅でした。帰国便は午後の出発だったので、荷物の整理は妻に任せて、私は最後の街歩きに…… (^-^)ゞ
ミュンヘン中央駅からカールス広場経由でマリエン広場まで、これまでは地下鉄を使っていたルートを歩いてみました。カールス広場の噴水も朝はまだ止まっています。正面に見える重厚な建物は州立裁判所。
カールス門を抜けてノイハウザー通りをマリエン広場方向にぶらぶら。まだこの時間は、人影もまばらです。
創業1328年とミュンヘン最古の醸造所であるアウグスティナー。ここも行きたかったビアホールのひとつですが、とうとう訪れる機会がないまま、帰国の日を迎えてしまいました。ミュンヘン市民は、カシノキ樽から注がれる昔ながらのビール、アウグスティナーをこよなく愛しているのだとか……。私も是非飲んでみたいと開店準備中のスタッフに頼みこんでみたのですが、10時の営業開始まではダメとのこと。まだ1時間以上あるので諦めました(^-^;
アウグスティナーに後ろ髪を引かれながら、ノイハウザー通りの散策を再開。聖ペーター教会の塔が見えてきました。あの展望台から眺めたミュンヘンの街並みは、忘れられない思い出です。
ノイハウザー通り添いの小さな教会で、なにやら慌ただしく準備していました。ロマンティック街道日帰りツアーで、6月15日は聖体拝受の日と呼ばれる祝日(ドイツ全土ではなく、バイエルン州を含む一部地域の祝日)だとガイドさんが言ってましたが、それと何か関係があるのでしょうか???
新市庁舎まで来てみると、広いマリエン広場が人で埋め尽くされていました。聖体拝受の日って、やっぱり何かあるようです。
ステージ上の司祭が厳かに語り始めると、シーンと静まる広場。司祭のお話が終わると、静かに讃美歌の合唱が始まりました。
グループごとに異なる民族衣装と旗。
たまたまその場に居合わせたおかげで、ドイツに伝わる伝統行事の一端を垣間見ることができました(^-^)v
マリエン広場のインビス。人が集まる場所、至るところにあるインビスは、どれも美味しそうなのですが、結局、中央駅のインビスで一度ソーセージを買っただけで終わりました (^-^)ゞ
フラウエン教会裏の広場。ここも朝のうちは、噴水は止まっていました。おや、正面にテラス席がある店の壁に、Augustiner Klosterwirtって書いてあるのを発見。ここはひょっとして、アウグスティナーの系列店かも……。しかも、まだ9時を少し過ぎたばかりなのに、すでに何人かお客さんが座っています。
テラス席に座りお店の人に聞いてみると、ここはまさしくアウグスティナーの店で、さっきの本店と違ってすでにオープンしているとのこと。偶然見つけた店ですが、諦めていたアウグスティナーを飲めるなんて、夢みたいです(^^)/
念願だったアウグスティナー Hell。苦味は少なく、喉ごしの良い一杯でした。ノイハウザー通りの本店でないのが残念ですが、たまたま通りがかりでアウグスティナーの店を見つけ、ミュンヘン最後のビールを飲むことができて、ほんとにラッキー(^-^)v
朝の街歩きを終えてホテルに戻り、ひと休みしてチェックアウト。帰りは、ルフトハンザ航空が運行するエアポートバスでミュンヘン空港へ。中央駅からノンストップでおよそ45分。簡単便利でお勧めです(^^)/ 搭乗する航空会社を問わず利用できるのも魅力。
ガイドブックによっては20分間隔と紹介されていますが、実際には15分間隔で運行されていて、なお一層便利。
チケット売場は特になくて、運賃(€11)はバスの運転手さんに直接払います。
出国審査を終え、搭乗までの間にお昼を済ませることに。ダルマイヤーが空港内に出店していたので、迷わずここに決めました(^-^)v
妻が頼んだ苺のタルト。本店と違って、少し甘すぎたそうです。
私は、またまたビールを注文。朝の街歩きで飲んだアウグスティナーで最後のつもりだったのですが、飲み納めは、ホフブロイのヴァイスとなりました
白ソーセージも食べ納め。これも、グロースマルクトハレに迫る美味しさでした(^^)/
海老のトマトクリームスープは、海老のダシが濃厚で贅沢な味。
プロウン・サラダもボリュームたっぷり。
空港内に醸造所を持つエアーブロイの店を発見。でも、ここは眺めるだけで我慢しました(^-^;
もうすぐ搭乗開始。いよいよ出発です。
滑走路の手前まで行ったのですが、電気系統にトラブルが発生したため、ターミナルに引き返し、他の飛行機に乗り換えることに・・・・・。このため離陸は、予定時刻より2時間も遅れてしまいました
(トラブルで引き返したエアバス340)
フランツィスカナー、シュナイダー・ヴァイセ、パウラナー、ホフブロイ、ケーニッヒ・ルードヴィッヒにレーヴェンブロイ・・・・・いろんな醸造所のビールを飲み比べた5日間でした。それぞれの醸造所に特徴がありましたが、どのビールもほんとに美味しかったというのが実感。そのなかでも、特に好みだったのは、パウラナーのヴァイスビアとアウグスティナー・ヘルでしょうか。白ソーセージや白アスパラガス、シュヴァイネ・ハクセなど、美味しくて個性的なバイエルン料理、美しいミュンヘンの街並みや緑ゆたかで長閑なバイエルンの風景も忘れがたいものがあります。是非もう一回行きたい場所が、またひとつ増えました (^-^)ゞ