マリエン広場からカールス広場まで散策したあと、カールスプラッツ駅から美術館エリアに向かいました。カールスプラッツ駅は、ミュンヘン中央駅やマリエンプラッツ駅と並んで、Sバーン/Uバーン、トラムなどの主要な交通手段がすべて乗り入れる便利な駅です。

アルテ・ピナコテーク前の芝生広場。男女を問わず、たくさんのミュンヘン市民が、水着姿で日光浴を楽しんでいました。冬が長く厳しいドイツでは、夏の日差しをたっぷりと浴びること、日焼けすることは、一種のステータスなんだとか……(笑)

水着の女性たちが写らないアングルで撮りました (^-^)ゞ
日本でミュンヘンの天気を調べた時には、初日を除いて雨や曇天が予報されていたのですが、実際には滞在間を通じて、青空が広がってくれました。

アルテ・ピナコテークは、ヨーロッパでも有数のコレクションを誇っていた、ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民に公開するために、ルートヴィッヒ1世が建てた古い歴史を持つ美術館で、14世紀から18世紀の美術品を展示しています。

ドイツを代表する画家アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)、『四人の使徒』

デューラー自身の『1500年の自画像』。当時は、キリストを除いて、人を正面から描くのはタブーとされていた時代。この自画像は、革新的な試みだったそうです。

フランソワ・ブーシェ、『ポンパドゥール夫人の肖像画』

ルーベンスの大作『最後の審判』

アルテ・ピナコテークでは、このほかダ・ヴィンチやラファエロなどの絵も展示されていました。絵画のほかに、妻が楽しみにしていたのは、クレンツェ・カフェ。天井が高く重厚感があり、雰囲気の良いカフェなのですが、残念ながらこの部屋は修復中(他のエリアで、カフェは営業)。スタッフの方に聞くと、にやっとしながら「この壁の向こうにあるんだ」と白い壁を指差しました。でも、せっかく来たんだからと、この絵葉書をくれたんです (^-^)ゞ

続いて、通りを挟んで向かい側にあるノイエ・ピナコテークへ。こちらは、19世紀以降の近代絵画を展示する美術館です。

印象派の作品が充実していて、見飽きることがありませんでした。
クロード・モネ、『睡蓮』

フィンセント・ファン・ゴッホ、『ひまわり』

同じくゴッホ、『ノーヴェールの平原』

ポール・ゴーギャン、『キリスト誕生』

再びモネ、『アルジャントゥイユの橋』
アルジャントゥイユは、パリ北西のセーヌ川沿いの町で、モネは家族とともに6年間暮らしたそうで、この町の風景を描いた作品を何点も残しています。

テオ・ファン・レイセルベルヘ、『ポツダム サン・スーシ宮殿の噴水』
サン・スーシ宮殿は、フリードリッヒ大王の夏の離宮で、世界遺産にも登録されています。

オーギュスト・ルノワール、『女性の頭像』

マックス・リーバーマン、『ミュンヘンのビアガーデン』
この絵のおかげで、ビアホール・ビアガーデンめぐりのモチベーションが、ますます高まりました(^-^)v

さて、この日の夕方。ミュンヘンで最初に訪ねたビアホールは、ヴァイセス・ブロイハウス。マリエン広場から市庁舎を背に、少し東に歩いたタール通りにあります。

このビアホールは、シュナイダー・ヴァイセというヴァイスビア専門の醸造所直営店。もともとはバイエルン王家の醸造所で、遅くとも1540年にはこの場所でビールを作っていた記録が残っているそうです。観光客が比較的少なく、ミュンヘン市民に人気の地元密着型ビアホールです。

席はテラスから埋まっていくので、この時間だと店内はまだ空いていました。

私は、まずは基本のヴァイスビア(TAP1 Meine helle Weisse、写真右)。ヴァイスビア(ヴァイツェン、白ビールとも言います)は、大麦と小麦を原料とするビールで、フルーティで香りがよいのが特徴です。私は7年前の中欧旅行でこれにはまって、すっかりヴァイスビアファンになりました (^-^)ゞ
白く濁っているのは、酵母を濾過していないから(濾過して透明な、クリスタルと呼ばれるタイプもあります:TAP2)。ほのかな甘みとかすかな酸味があって、とっても飲みやすくグビグビいけちゃいます
お酒を飲めない妻も、ミュンヘン気分に浸ってTAP3 Mein Alkoholfrei(左)を注文。妻にとって、ビールをオーダーしたのは初めての体験。エポックメイキングな夜となりました(笑) と言っても、アルコールフリーのヴァイスビアですが……。

この店は、バイエルン料理にも定評があるそうです。これは、豚肉をやわらかく煮込んだシュバイネ・ブラーテン。

ドーンと大盛りで出されたサラダ。

ヴァイスビアにもTAP1からTAP7(TAPとは「注ぎ口」のこと)、TAP11、更にスペシャルが数種類あって、それぞれ小麦やホップの種類や量(比率)、酵母の濾過の有無などが異なります(TAP3はアルコールフリー)。2杯目は、小麦比率とアルコール度数が少し高めのTAP5を注文。

バイエルン地方の民族衣装を着たフロアスタッフが、店内を忙しく立ち回ります。テラス席からの注文がひっきりなしのようでした。

3杯目はコクがあって強めのドゥンケル(Karmeliten Kloster Dunkel)。

ミュンヘンには、アルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテーク、ピナコテーク・デア・モデルネの3つの大きな美術館があり、それぞれ入館料は4€、7€、10€ですが、日曜日は一律1€になり、とってもお得です。また、主要な見どころは旧市街に集まっており、とても歩きやすい街という印象でした。この日、リシャルトとヴァイセス・ブロイハウスで飲んだのは、フランツィスカナーとシュナイダー・ヴァイセのヴァイスビア。どちらも長い歴史と伝統を誇り、ミュンヘンを代表する醸造所で、甲乙付けがたい美味しさでした。ミュンヘンのビアホールめぐりは、まだまだ続きます ヽ(^o^)丿

アルテ・ピナコテーク前の芝生広場。男女を問わず、たくさんのミュンヘン市民が、水着姿で日光浴を楽しんでいました。冬が長く厳しいドイツでは、夏の日差しをたっぷりと浴びること、日焼けすることは、一種のステータスなんだとか……(笑)

水着の女性たちが写らないアングルで撮りました (^-^)ゞ
日本でミュンヘンの天気を調べた時には、初日を除いて雨や曇天が予報されていたのですが、実際には滞在間を通じて、青空が広がってくれました。

アルテ・ピナコテークは、ヨーロッパでも有数のコレクションを誇っていた、ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民に公開するために、ルートヴィッヒ1世が建てた古い歴史を持つ美術館で、14世紀から18世紀の美術品を展示しています。

ドイツを代表する画家アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)、『四人の使徒』

デューラー自身の『1500年の自画像』。当時は、キリストを除いて、人を正面から描くのはタブーとされていた時代。この自画像は、革新的な試みだったそうです。

フランソワ・ブーシェ、『ポンパドゥール夫人の肖像画』

ルーベンスの大作『最後の審判』

アルテ・ピナコテークでは、このほかダ・ヴィンチやラファエロなどの絵も展示されていました。絵画のほかに、妻が楽しみにしていたのは、クレンツェ・カフェ。天井が高く重厚感があり、雰囲気の良いカフェなのですが、残念ながらこの部屋は修復中(他のエリアで、カフェは営業)。スタッフの方に聞くと、にやっとしながら「この壁の向こうにあるんだ」と白い壁を指差しました。でも、せっかく来たんだからと、この絵葉書をくれたんです (^-^)ゞ

続いて、通りを挟んで向かい側にあるノイエ・ピナコテークへ。こちらは、19世紀以降の近代絵画を展示する美術館です。

印象派の作品が充実していて、見飽きることがありませんでした。
クロード・モネ、『睡蓮』

フィンセント・ファン・ゴッホ、『ひまわり』

同じくゴッホ、『ノーヴェールの平原』

ポール・ゴーギャン、『キリスト誕生』

再びモネ、『アルジャントゥイユの橋』
アルジャントゥイユは、パリ北西のセーヌ川沿いの町で、モネは家族とともに6年間暮らしたそうで、この町の風景を描いた作品を何点も残しています。

テオ・ファン・レイセルベルヘ、『ポツダム サン・スーシ宮殿の噴水』
サン・スーシ宮殿は、フリードリッヒ大王の夏の離宮で、世界遺産にも登録されています。

オーギュスト・ルノワール、『女性の頭像』

マックス・リーバーマン、『ミュンヘンのビアガーデン』
この絵のおかげで、ビアホール・ビアガーデンめぐりのモチベーションが、ますます高まりました(^-^)v

さて、この日の夕方。ミュンヘンで最初に訪ねたビアホールは、ヴァイセス・ブロイハウス。マリエン広場から市庁舎を背に、少し東に歩いたタール通りにあります。

このビアホールは、シュナイダー・ヴァイセというヴァイスビア専門の醸造所直営店。もともとはバイエルン王家の醸造所で、遅くとも1540年にはこの場所でビールを作っていた記録が残っているそうです。観光客が比較的少なく、ミュンヘン市民に人気の地元密着型ビアホールです。

席はテラスから埋まっていくので、この時間だと店内はまだ空いていました。

私は、まずは基本のヴァイスビア(TAP1 Meine helle Weisse、写真右)。ヴァイスビア(ヴァイツェン、白ビールとも言います)は、大麦と小麦を原料とするビールで、フルーティで香りがよいのが特徴です。私は7年前の中欧旅行でこれにはまって、すっかりヴァイスビアファンになりました (^-^)ゞ
白く濁っているのは、酵母を濾過していないから(濾過して透明な、クリスタルと呼ばれるタイプもあります:TAP2)。ほのかな甘みとかすかな酸味があって、とっても飲みやすくグビグビいけちゃいます

お酒を飲めない妻も、ミュンヘン気分に浸ってTAP3 Mein Alkoholfrei(左)を注文。妻にとって、ビールをオーダーしたのは初めての体験。エポックメイキングな夜となりました(笑) と言っても、アルコールフリーのヴァイスビアですが……。

この店は、バイエルン料理にも定評があるそうです。これは、豚肉をやわらかく煮込んだシュバイネ・ブラーテン。

ドーンと大盛りで出されたサラダ。

ヴァイスビアにもTAP1からTAP7(TAPとは「注ぎ口」のこと)、TAP11、更にスペシャルが数種類あって、それぞれ小麦やホップの種類や量(比率)、酵母の濾過の有無などが異なります(TAP3はアルコールフリー)。2杯目は、小麦比率とアルコール度数が少し高めのTAP5を注文。

バイエルン地方の民族衣装を着たフロアスタッフが、店内を忙しく立ち回ります。テラス席からの注文がひっきりなしのようでした。

3杯目はコクがあって強めのドゥンケル(Karmeliten Kloster Dunkel)。

ミュンヘンには、アルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテーク、ピナコテーク・デア・モデルネの3つの大きな美術館があり、それぞれ入館料は4€、7€、10€ですが、日曜日は一律1€になり、とってもお得です。また、主要な見どころは旧市街に集まっており、とても歩きやすい街という印象でした。この日、リシャルトとヴァイセス・ブロイハウスで飲んだのは、フランツィスカナーとシュナイダー・ヴァイセのヴァイスビア。どちらも長い歴史と伝統を誇り、ミュンヘンを代表する醸造所で、甲乙付けがたい美味しさでした。ミュンヘンのビアホールめぐりは、まだまだ続きます ヽ(^o^)丿
