ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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若松北海岸~遠見ケ鼻と妙見埼灯台

2020年06月22日 | 北九州
北部九州では、しばらくは梅雨の中休み。今朝もカーテンを開けると、抜けるように澄み切った青空が広がっていました。そこで急きょ、久しぶりに若松北海岸の遠見ケ鼻に行ってみることに…………。
最初に、岬の中ほどにある「かんぽの宿北九州」に立ち寄りました。テラスからの眺め。目の前に広がる響灘の深い蒼が印象的でした。


岩屋・遠見ケ鼻の芦屋層群の説明パネル。遠見ケ鼻周辺に広がる芦屋層群と呼ばれる地層は、2,500~3,200万年前に日本列島がアジア大陸から離れて形成されたことを示すもので、福岡県の天然記念物に指定されているそうです。


ここが岬の突端、遠見ケ鼻。江戸時代初期、外国の密貿易船や難破船を監視するために福岡藩の遠見番所が設けられた場所です。白く可愛い妙見埼灯台が青空に映えていますね。


崖の下にはこんな岩盤が広がっています。海の透明度が高くてきれいでした。


遠見ケ鼻の西側の風景。岩場の向こうには岩屋海岸、夏井ガ浜といった砂浜が続いており、夏場は海水浴客で賑わうエリアです。


妙見埼灯台は高さ10.5m。昭和41年3月30日に初点灯し、響灘を航行する船舶の安全を守ってきました。


こちらは遠見ケ鼻の東側の岩盤。非常に甌穴が多いのが特徴で、「鬼の洗濯岩」とも呼ばれます。さらに東には、干潮時になると板状の岩盤が広がる「千畳敷」や、ウミガメの産卵が確認された脇田海水浴場、全長500メートルの脇田海釣り桟橋などがあります。沖に見える島影は、国家石油備蓄基地が設置されている白島。


オレンジ色の部分は、暴風時の波浪の影響で作られたと考えられる特徴的な地層で、ストーム堆積物と呼ばれます。


芦屋層群は化石とストーム堆積物から、太古の生態系や地球環境の変化を観察できる貴重な場所だそうです。


遠見ケ鼻に向かう林の中では、野鳥の声がひっきりなしに聞こえていました。ウグイスはわかりますが、ほかにも2・3種類の声が聞こえていたような気がします。詳しくないので名前はわかりません(^^;;
ちなみに福岡県では、3日連続で新型コロナウイルスの新規感染者が確認されませんでした〜♪

《お知らせ》
「地球の歩き方」福岡特派員ブログに『歴史を映し出す「地図の博物館」〜ゼンリンミュージアム』をアップしました。併せてご覧いただければ幸いです。
コメント (10)
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