吉村芳生の超絶リアルな鉛筆画を観たあとは、井筒屋8階「中国料理 耕治」でランチを……。耕治の本店は小倉魚町の鳥町食道街にあるのですが、井筒屋やクエスト書店の駐車場を使えるので、こちらの方に足が向いてしまいます (^-^)ゞ
写真は、井筒屋本館と新館の連絡通路からの眺めです。手前には市街を南北に流れる紫川。正面の橋の愛称は「鷗外橋」。明治の文豪 森鴎外が、旧陸軍12師団軍医部長として小倉に赴任したことに因んで名付けられました。中央の膨らんだ部分には、淀井敏夫の彫刻『鷗』が置かれています。鴎外橋を渡ると、緑に囲まれた小倉城庭園。その先に唐造り五層の小倉城。右端には、市立美術館分館が入るリバーウォーク北九州がチラリと見えています。

耕治井筒屋店。白と黒を基調とした、シンプルながら落ち着いた雰囲気です。

テーブル席を主体に、カウンター数席と個室があります。以前も紹介したことがありますが、壁に飾られた「こ」「う」「じ」の文字は、この店の創業者 平野耕治と親交のあった永六輔さん、加藤武さん、小沢昭一さんが書いたもの。皆さん、すでに故人となっていらっしゃいます。
生涯にわたって初代と親交が深かった著名人と言えば、推理作家の松本清張氏。耕治の「ふかひれラーメン」をこよなく愛していた清張は、作家志望でもあった耕治に文章指南もしていたというエピソードが残されています。

耕治の人気メニューのひとつ、中華そば。味わい深い醤油ベースのラーメンで、「支那そば」と呼んだ方がぴったりくるような風情があります。

透明感のあるスープに細麺。これ目当てで足繁く通う人も多いそうです。「足繁く」は通えませんが、私もこの中華そばのファンの一人です (^-^)ゞ

井筒屋店のランチセットは、ハーフサイズの中華そば、黒酢仕立ての酢豚、エビチリ、棒棒鶏にご飯。この日のデザートは杏仁豆腐でした。

北九州の台所と言われる旦過市場の火事から、もうじき2ヵ月が経ちます。すでに市場側の通行規制は解除されていますが、発火元となった新旦過横丁には、まだがれきが散乱しているそうです。(写真は火事から6日後の南側入口付近。発生現場から少し離れたこの辺りは被害は少なかったようです)

市場の真ん中あたりにある「たちばな」も健在のようで安心しました。


サバやこんにゃく、タケノコのぬか炊きをおみやげに……。

早速この日の晩酌のお供になりました。

被災した旦過市場の復興を目指すクラウドファンディングでは、5千万円を超える寄付が集まったそうです。旦過市場に対する北九州市民の愛着が感じられますね。新旦過横丁付近のがれき撤去が課題となっており、そのための費用が4千万円と見積もられていましたが、この寄付金を基に早ければ来週にも撤去に向けた作業が開始されるそうです。100年を越えて市民に親しまれてきた旦過市場が復興に向けての第一歩となることを期待しています。
写真は、井筒屋本館と新館の連絡通路からの眺めです。手前には市街を南北に流れる紫川。正面の橋の愛称は「鷗外橋」。明治の文豪 森鴎外が、旧陸軍12師団軍医部長として小倉に赴任したことに因んで名付けられました。中央の膨らんだ部分には、淀井敏夫の彫刻『鷗』が置かれています。鴎外橋を渡ると、緑に囲まれた小倉城庭園。その先に唐造り五層の小倉城。右端には、市立美術館分館が入るリバーウォーク北九州がチラリと見えています。

耕治井筒屋店。白と黒を基調とした、シンプルながら落ち着いた雰囲気です。

テーブル席を主体に、カウンター数席と個室があります。以前も紹介したことがありますが、壁に飾られた「こ」「う」「じ」の文字は、この店の創業者 平野耕治と親交のあった永六輔さん、加藤武さん、小沢昭一さんが書いたもの。皆さん、すでに故人となっていらっしゃいます。
生涯にわたって初代と親交が深かった著名人と言えば、推理作家の松本清張氏。耕治の「ふかひれラーメン」をこよなく愛していた清張は、作家志望でもあった耕治に文章指南もしていたというエピソードが残されています。

耕治の人気メニューのひとつ、中華そば。味わい深い醤油ベースのラーメンで、「支那そば」と呼んだ方がぴったりくるような風情があります。

透明感のあるスープに細麺。これ目当てで足繁く通う人も多いそうです。「足繁く」は通えませんが、私もこの中華そばのファンの一人です (^-^)ゞ

井筒屋店のランチセットは、ハーフサイズの中華そば、黒酢仕立ての酢豚、エビチリ、棒棒鶏にご飯。この日のデザートは杏仁豆腐でした。

🍀
北九州の台所と言われる旦過市場の火事から、もうじき2ヵ月が経ちます。すでに市場側の通行規制は解除されていますが、発火元となった新旦過横丁には、まだがれきが散乱しているそうです。(写真は火事から6日後の南側入口付近。発生現場から少し離れたこの辺りは被害は少なかったようです)

市場の真ん中あたりにある「たちばな」も健在のようで安心しました。


サバやこんにゃく、タケノコのぬか炊きをおみやげに……。

早速この日の晩酌のお供になりました。

被災した旦過市場の復興を目指すクラウドファンディングでは、5千万円を超える寄付が集まったそうです。旦過市場に対する北九州市民の愛着が感じられますね。新旦過横丁付近のがれき撤去が課題となっており、そのための費用が4千万円と見積もられていましたが、この寄付金を基に早ければ来週にも撤去に向けた作業が開始されるそうです。100年を越えて市民に親しまれてきた旦過市場が復興に向けての第一歩となることを期待しています。