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コロナ感染が落ち着きを見せている今のうちにと、今月中旬、思い立って京都に行ってきました。
静かにホームに滑り込む新幹線のぞみ。福岡県の外に出るのは久しぶりなので、わくわくドキドキです (^-^)ゞ
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わずか2時間半弱で京都駅に到着。その気になれば近いものですね。振り返ると、駅ビルのガラスに京都タワーが映り込んでいました。
到着後すぐにホテルのフロントに荷物を預け、そのままJR奈良線で奈良駅に向かいます。
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JR奈良駅からバスで奈良国立博物館へ。鹿の向こうに見える新館で、10月30日から11月15日にかけて第73回正倉院展が行われていました。
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天平の華麗な文化や暮らしぶりを伝える正倉院展は、古都奈良の秋の風物詩。一度は観たいと思っていましたが、かろうじて会期に間に合いました。
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聖武天皇がその音色を愛した円い胴の楽器、螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)。奈良で公開されるのは25年ぶりだそうです。(館内は撮影禁止のため、第73回正倉院展パンフレットの写真をお借りしました。以下4点同じです)
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裏側に描かれた素晴らしい模様。8世紀に作られたものとは思えない美しさを保っています。
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花鳥背八角鏡(かちょうはいのはっかくきょう)。わかりにくいですが、鏡の背にはブドウの枝をくわえた2羽のインコが描かれています。鎌倉時代に盗難に遭って大破しましたが、明治27年(1894)に現在の形に修復されました。
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蓮の花を模った台座、漆金薄絵盤(うるしきんばくのえのばん)。蓮の花弁には、鴛鴦(おしどり)や獅子などの装飾が描かれています。正倉院にはこれと同形同大の台座が別に一品伝わり、それぞれに「香印坐」の銘があることから、対で仏前に供える香炉台として用いられたと考えられています。
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なら仏像館(旧本館)では、奈良県吉野町にある金峯山寺(きんぶせんじ)が所蔵する金剛力士像が特別公開されていました。筋骨隆々たる体躯、憤怒の形相に圧倒されます。(この金剛力士像だけ写真撮影OKです)
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この日のランチは登大路沿い、店の前と奥にテラス席のあるムッシュ・ペペで。
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ガレットのセットから、きのこ・小エビ・ほうれん草の生クリームソースをチョイス。奥のカップはコンソメです。
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もう一品はキッシュのセット。ワタリガニ・エビ・帆立貝のキッシュを選びました。
飛び込みで入ったフレンチカフェでしたが、ガレット・キッシュともに美味しかったです。グランドピアノが置かれた店内の雰囲気も良く、多くのお客さんで賑わっていました。
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食事の後は興福寺へ。写真左は神亀3年(726年)、聖武天皇が建立した東金堂(国宝)。右は、天平2年(730年)に光明皇后が建立した五重塔(国宝)。
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興福寺の歴史を今に伝える仏像や絵画、典籍文書などを保管する国宝館。興福寺に立ち寄ったのは、ここに安置される阿修羅像を観るためでした。何年か前に九州国立博物館に来たことがあるのですが、混雑ぶりがすごかったので行かなかったのです。なので今回、〇十年ぶりの阿修羅像との再会を楽しみにしていました。
私は若いころ、10カ月近く奈良で過ごしたことがあり、奈良や京都のお寺をずいぶん巡って、御朱印帳を何冊も書いてもらったことがあります。その時、たまたま興福寺で拝観した阿修羅像に強く惹かれ、週末になるとまずは興福寺に足を運んで、阿修羅像をじっくり眺めたものです。その頃は参拝する人も少なく、誰に気兼ねすることもなくゆっくり観ることができました。
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天平様式で復元された中金堂(藤原不比等創建)。
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運よくこの日は、五重塔の特別公開期間(前期:10月9日~11月23日)。
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さっそく、私たちも参拝の列に……。
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参拝の記念に、「除災招福」のお札を戴きました。
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奈良を後にして、再びJR奈良線で平等院のある宇治へ。既に日が傾いていたため、平等院本来の鮮やかな朱色が写せませんでした。
夜間のライトアップが見たかったのですが、受付で尋ねると、特別な場合しかライトアップはしていないとのこと。既にミュージアム(鳳翔館)の閉館時間が迫っていたため、大急ぎで回りました。
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永承7年(1052年)、時の関白 藤原頼道によって創建された平等院。鳳凰堂はその翌年、極楽浄土の宮殿をイメージして建てられました。
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阿字池周辺の紅葉。
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鳳翔館には、座って紅葉を眺められる板の間があります。
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鳳凰堂の屋根に飾られた鳳凰。これはレプリカで、本物は鳳翔館に展示されています(国宝)。
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宇治の老舗茶房で軽く食べて帰るつもりだったのですが、5時を過ぎるとどの店も早々に店じまいしていました。
駅前にある伊藤久右衛門。(まだ明るい行きがけに撮った写真です)
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こちらは中村藤吉本店。さすがに宇治、お茶の老舗が多いです。特に、平等院に向かう参道は、お茶の香りの中を歩いているようでした。
京都・奈良の旅、初日の散策を終えてホテルに戻りました。朝食やランチの店を調べたところ、どこも予約で満席。コロナも落ち着いて、京都にもようやく人出が戻ってきたということなのでしょうね。
奈良は主人の学生時代と会社も一緒だった
同級生のおうちがあって
うちもその方も、今は亡くなって
奥さんとはずっと懇意にしていて
奈良にお誘いを頂きますが、ここ数年
伺うことができていません。私はどちらかというと
洗練された京都より奈良の方が好みです(^o^)
長年歌った合唱団の指揮者が京都在住の方で
亡くなられる3年ほど前に
京都駅のレストランで、先生と合唱団メンバーで
お食事しました。
駅ビルは、周辺の景観を損なうと言って、当初
建設反対意見などもあった建物ですが
ほんとにゴージャスな建物で圧倒されますね。
奈良にも京都にも、ご縁がおありなのですね。
ご主人さまの同級生の奥様と今もお付き合いが続いているなんて素敵だと思います。
いつか奈良を訪ねることができるといいですね。
久しぶりにJRと近鉄の奈良駅を見ましたが、ずいぶん様変わりしていて驚きました。
京都駅は、きれいで近代的なビルなのですね。
宿泊したのが駅のすぐそばだったので、散策には便利でした。
奈良も京都も、もっと時間があれば……と思いましたが、贅沢は言えませんね(笑)
キャ~!!京都ですか😆!
ち、近い〜🙌🎶
もうひと息…こちらへ来てくれたら〜
なんて、知ったこっちゃないですよねぇ😂💦
京都、奈良、いいですよね~
しばらく行けてません。
子供がふたりとも京都の大学に通っておりましたので京都には何度も行っていて、とても親しみのある所なんです😊
大好きな場所です。
奈良にはちょこっとだけしか行ったことがないのでゆっくり行ってみたいですね~😌
続きが楽しみです!
京都は思い出多き街ですが
当地からは平常時であってもなかなか
気軽には足を運べません
(理由のひとつは 過剰な観光客による混雑が
魅力を半減させていました(^^;)
Dukeさん!
とても良いタイミングでのお出かけでしたね
お写真を拝見して
疑似体験させていただくことができました♬
たくさん披露してくださってありがとうございました
私は興福寺は中学校の修学旅行の時行きましたが
五重塔以外、何も覚えていません?
正倉院のことを教えていただき、感謝です
私は昨年の10月に車で平等院の見学に参りました
とても感動してあのあたりをウロウロしました・・
京都・奈良は大好きな街・・
Duke様のブログは文章も説明が良くわかるし、写真も
綺麗ですからうれしいです!
旅は現地でその場の雰囲気が楽しめるから
うれしいですね~~
そうですよね、岐阜とは目と鼻の先。
せっかくの機会にお会いできず、惜しいことをしました(笑)
お子さん二人が京都だったのですね。
いい機会ですから、足繫く通われたというのもよくわかります。
そんな環境ってありがたいですね。
短い期間ですが奈良に住んでいた頃、週末は京都と奈良の寺社仏閣めぐりに時間を費やしていました。
また、奈良は母の出身校があるので、住んでいる頃はその大学祭を見に行ったことがありました。
それ以来、一度ずつくらいしか足を踏み入れたことがないので今回は懐かしかったです。
momさんにとって京都は思い出多き場所なのですね。
とは言え、関東からだとなかなか出かけるのも大変だと思います。
私も、年々激しさを増す京都の混雑ぶりに、二の足を踏んでいました。
ただ幸か不幸か、現在は外国人観光客が途絶えているので、人ではあっても町は静かなものでしたよ。
往復の新幹線も乗車率は50%以下で、移動のストレスも皆無でした(^^♪
新型コロナに明け暮れてきた2年間ですが、ようやく落ち着きを見せており、思い切って行ってみてよかったと思います。
京都・奈良では古い歴史を持つ寺社仏閣に圧倒されますね。
若い時分、初めはお寺や仏像には全く興味がなかったのですが、せっかく奈良にいるのならと思い立って、御朱印集めに歩き回りました。
そんな折、それまでイメージしていた「阿修羅」とは全く異なる阿修羅像と興福寺で出会い強く惹かれ、毎週のように阿修羅像に見入っていました (^-^)ゞ
平等院は一年くらい前でしょうか、「新美の巨人たち」で詳しく紹介されて、是非一度観たいと思っていたんです。
早い時間帯に行けば、もっとゆっくり参拝できたのに、駆け足になってしまったのが残念です。
京都・奈良、できればもっと時間をとって散策できたらなぁと思います。
でも、久しぶりに旅気分を味わえて満足しました~(^^♪
1日の間に、これだけ、巡られるって、すごい技ですね~💗
旅の達人のようです~(^-^)♬
しかも、見どころは、逃さない!はずさない!!って感じで~(^-^)b
正倉院展で、ご覧になられた、螺鈿紫檀阮咸は、丸くって、可愛らしい楽器ですね・・・💗
楽器の裏側の模様・・・、8世紀にも、あのような美しい色を使ったデザインが、描かれていたんですね・・・、現在においても通用しそうな、魅力感じらるデザインだなと、思いました~。
遠い昔なのに、古くない・・・✨
なかなか行けないでいるかつ気になっている・・・、お茶どころで有名な宇治~、
伊藤久右衛門、中村藤吉本店~、行きたいです~♪
北九州から京都、そして奈良、宇治と回ったので最後は時間が無くなってしまいました(笑)
平等院で夜間ライトアップをやっていればちょうどいいくらいの時間だったのですけれど……残念です。
正倉院の螺鈿紫檀阮咸、1200年以上もあの美しさを保っているなんて凄いことですね。
全体的な形は、アメリカのバンジョーに似ているようにも見えました。
平等院に向かう参道は、お茶の香りがすごかったです。
さすが宇治だなぁと感激しました。
でも、5時にはどの店も店仕舞いで、どこにも寄ることができませんでした (^-^)ゞ
伊藤久右衛門も中村藤吉本店も、風情のある店構えでしたよ。
宇治に行かれるときは、5時に余裕をもって出かけてくださいね~♪