番外編①では、本場讃岐のうどんの名店を紹介しましたが、今回は備忘録を兼ねて、旅先ならではの食事をいくつか記録しておきたいと思います。(写真は、小豆島・エンジェルロードの展望台から見た日の出のシーンです)
【REGALO】(直島)
旅の初日は、直島の東海岸にあるホテルWRIGHT STYLEに併設された、島のレストラン TORATTORIA & GALLERY REGALOで。イタリアで修業を積んだシェフが作る料理が美味しく、ドリンクメニューも豊富。スタッフの方もフレンドリーかつ親切で、居心地よく楽しい時間を過ごせました。
まずは、香川県のクラフトビール「空海」と、瀬戸内はちみつレモンサイダーで乾杯。空海はさぬきビールが開発した、フルーティな香りただようホワイトビールです。
私は続いて、さぬきビールのケルシュを……。さっぱりと端麗な飲み口で、料理によく合うビールでした。
前菜は手前から左回りに、オリーブポークのテリーヌ・バジリコクリームソース、鯵のカルピオーネ、海老と野菜のマリネ。カルピオーネとは、魚をニンニク、タマネギ、ビネガー、スパイス、ハーブなどでマリネした料理で、イタリア風南蛮漬けのようなものだそうです。
料理が運ばれてからは、チリ産のスパークリングワインに変更しました。
焼きたてホカホカの自家製パン。
牡蠣とハマグリが載った瀬戸内パスタ、キノコのトマトソース。大きな牡蠣は食べ応えたっぷり。
白ワインはシャトー・デュ・コワンのシャルドネでした。
直島の塩を使った「直島 塩サイダー」
オリーブ和牛の赤ワイン煮。オリーブ和牛は、讃岐牛に小豆島特産のオリーブを与えて育てた香川県のブランド牛です。
ここで赤ワインを……。
イタリア産のピエモンテ・バルベラ。
再びさぬきビール、今度は濃厚な味わいのスーパーアルトを。これでこの店に置いてあった香川県のクラフトビールは全種類試したことになります。ヴァイツェン好きの私としては、①空海、②スーパーアルト、③ケルシュの順でしょうか。
テーブルに並んだ空ボトル(スタッフさんが並べてくれました~笑)
デザートは、かぼちゃのプリンやイチジクのタルトなど……。
【鍛治屋町 みや崎】(高松)
高松での初日は、中心街にある「鍛治屋町 みや崎」へ。瀬戸内海で獲れた旬の魚介や、香川県をはじめ四国の地酒を提供する店です。カウンターの奥には店主が造る様々な果実酒や、地元作家の器などが並んでいました。
ビールとウーロン茶で乾杯を。
サッポロラガービールの赤い星は北海道開拓使のシンボル、北極星。「赤星」の名で親しまれる伝統のラガービールです。(星はサッポロビールのトレードマークですが、一般的には金色で、このラガービールだけ赤い星が描かれています)
この日は、「手打十段 うどんバカ一代」の釜バターうどんを食べてあまり時間が経っていなかったので、一番軽めのコースを注文。
戻り鰹には高知の酒、西岡酒造の久礼を合わせました。
旬の甘えびに脂がのったブリ。
瀬戸内の鯛の煮つけ。
この後は、地元香川の地酒をいくつか……。どしっとした味わいの丸尾酒造、凱陣。
小ふぐの天ぷら。
綾菊酒造の国重は、すっきりした飲み口でした。好きなタイプです。
土鍋で炊いたきのこご飯と味噌汁、香の物で締めくくり。
デザートはシャーベットとカヌレ。手前の小さな玉のようなものは、「おいり」という香川県に伝わる伝統的な和菓子で、口に入れると軽くふわっと溶けていきました。
【ホテル・ドーミーイン】(高松)
高松2日目は、朝からうどん三昧が続いて空腹感もなかったので、コンビニでビールを買ってきて部屋で一杯。サッポロの「至福のコク」とエビスの「プレミアムメルツェン」、どちらも初めて飲むビールでしたがなかなか美味しかったです。
その後私だけ、ホテルの夜鳴きそばを食べに行きました (^-^)ゞ これって全国のドーミーイン共通のサービスなのですが、こんな日は特にありがたいですね。
【銀四郎】(小豆島)
オリーブの島と言われる小豆島でオリーブの栽培が始まったのは1907年のこと。長いようで、まだ100年を少し超える程度です。これに対し、素麵づくりが伝わったのは慶長3年(1598)と言われますから、優に400年を超える歴史があります。瀬戸内の気候風土が素麺づくりに適していたということに加え、塩やごま油が豊富で容易に手に入る環境だったということも重要な要素だったのでしょう。
私たちは、フェリーが発着する土庄港のすぐ傍にある「銀四郎」で生そうめんを初体験しました。
これがその生そうめん。麺にはもちっとした弾力があって、嚙むごとにぷちっぷちっと弾けるような歯ざわりが感じられました。風味も素晴らしく、のど越しもよかったです。
旬のオリーブの新漬けは、この時期ならではのサービス。
オリーブそうめんは、麺に小豆島産オリーブを練りこみ、オリーブオイルを塗って手延べしています。
もちもちでつるつる。ほんのりとしたオリーブの風味がたまりません。
半生そうめん(生そうめんは日保ちしませんが、半生そうめんなら大丈夫なのだそうです)と、オリーブそうめんをわが家のお土産に。家に帰ってから、あっという間に完食してしまいました(^^ゞ
直島からスタートして、高松とその周辺、小豆島、倉敷・岡山と続いた瀬戸内旅日記も、番外編を加えてようやく完結です。お付き合いくださってありがとうございました。
【REGALO】(直島)
旅の初日は、直島の東海岸にあるホテルWRIGHT STYLEに併設された、島のレストラン TORATTORIA & GALLERY REGALOで。イタリアで修業を積んだシェフが作る料理が美味しく、ドリンクメニューも豊富。スタッフの方もフレンドリーかつ親切で、居心地よく楽しい時間を過ごせました。
まずは、香川県のクラフトビール「空海」と、瀬戸内はちみつレモンサイダーで乾杯。空海はさぬきビールが開発した、フルーティな香りただようホワイトビールです。
私は続いて、さぬきビールのケルシュを……。さっぱりと端麗な飲み口で、料理によく合うビールでした。
前菜は手前から左回りに、オリーブポークのテリーヌ・バジリコクリームソース、鯵のカルピオーネ、海老と野菜のマリネ。カルピオーネとは、魚をニンニク、タマネギ、ビネガー、スパイス、ハーブなどでマリネした料理で、イタリア風南蛮漬けのようなものだそうです。
料理が運ばれてからは、チリ産のスパークリングワインに変更しました。
焼きたてホカホカの自家製パン。
牡蠣とハマグリが載った瀬戸内パスタ、キノコのトマトソース。大きな牡蠣は食べ応えたっぷり。
白ワインはシャトー・デュ・コワンのシャルドネでした。
直島の塩を使った「直島 塩サイダー」
オリーブ和牛の赤ワイン煮。オリーブ和牛は、讃岐牛に小豆島特産のオリーブを与えて育てた香川県のブランド牛です。
ここで赤ワインを……。
イタリア産のピエモンテ・バルベラ。
再びさぬきビール、今度は濃厚な味わいのスーパーアルトを。これでこの店に置いてあった香川県のクラフトビールは全種類試したことになります。ヴァイツェン好きの私としては、①空海、②スーパーアルト、③ケルシュの順でしょうか。
テーブルに並んだ空ボトル(スタッフさんが並べてくれました~笑)
デザートは、かぼちゃのプリンやイチジクのタルトなど……。
【鍛治屋町 みや崎】(高松)
高松での初日は、中心街にある「鍛治屋町 みや崎」へ。瀬戸内海で獲れた旬の魚介や、香川県をはじめ四国の地酒を提供する店です。カウンターの奥には店主が造る様々な果実酒や、地元作家の器などが並んでいました。
ビールとウーロン茶で乾杯を。
サッポロラガービールの赤い星は北海道開拓使のシンボル、北極星。「赤星」の名で親しまれる伝統のラガービールです。(星はサッポロビールのトレードマークですが、一般的には金色で、このラガービールだけ赤い星が描かれています)
この日は、「手打十段 うどんバカ一代」の釜バターうどんを食べてあまり時間が経っていなかったので、一番軽めのコースを注文。
戻り鰹には高知の酒、西岡酒造の久礼を合わせました。
旬の甘えびに脂がのったブリ。
瀬戸内の鯛の煮つけ。
この後は、地元香川の地酒をいくつか……。どしっとした味わいの丸尾酒造、凱陣。
小ふぐの天ぷら。
綾菊酒造の国重は、すっきりした飲み口でした。好きなタイプです。
土鍋で炊いたきのこご飯と味噌汁、香の物で締めくくり。
デザートはシャーベットとカヌレ。手前の小さな玉のようなものは、「おいり」という香川県に伝わる伝統的な和菓子で、口に入れると軽くふわっと溶けていきました。
【ホテル・ドーミーイン】(高松)
高松2日目は、朝からうどん三昧が続いて空腹感もなかったので、コンビニでビールを買ってきて部屋で一杯。サッポロの「至福のコク」とエビスの「プレミアムメルツェン」、どちらも初めて飲むビールでしたがなかなか美味しかったです。
その後私だけ、ホテルの夜鳴きそばを食べに行きました (^-^)ゞ これって全国のドーミーイン共通のサービスなのですが、こんな日は特にありがたいですね。
【銀四郎】(小豆島)
オリーブの島と言われる小豆島でオリーブの栽培が始まったのは1907年のこと。長いようで、まだ100年を少し超える程度です。これに対し、素麵づくりが伝わったのは慶長3年(1598)と言われますから、優に400年を超える歴史があります。瀬戸内の気候風土が素麺づくりに適していたということに加え、塩やごま油が豊富で容易に手に入る環境だったということも重要な要素だったのでしょう。
私たちは、フェリーが発着する土庄港のすぐ傍にある「銀四郎」で生そうめんを初体験しました。
これがその生そうめん。麺にはもちっとした弾力があって、嚙むごとにぷちっぷちっと弾けるような歯ざわりが感じられました。風味も素晴らしく、のど越しもよかったです。
旬のオリーブの新漬けは、この時期ならではのサービス。
オリーブそうめんは、麺に小豆島産オリーブを練りこみ、オリーブオイルを塗って手延べしています。
もちもちでつるつる。ほんのりとしたオリーブの風味がたまりません。
半生そうめん(生そうめんは日保ちしませんが、半生そうめんなら大丈夫なのだそうです)と、オリーブそうめんをわが家のお土産に。家に帰ってから、あっという間に完食してしまいました(^^ゞ
直島からスタートして、高松とその周辺、小豆島、倉敷・岡山と続いた瀬戸内旅日記も、番外編を加えてようやく完結です。お付き合いくださってありがとうございました。
銀次郎のそうめん、懐かしいです。
おっしゃるとおり、プチっプチッと弾けるようないい噛みごたえでしたよね。
乾麺を買って帰り自宅でも食べました。美味しかったけれど、やはりお店で食べるのには叶わなかった印象です。
気分もあるのかしら?
高松のお店も興味津々です。
葉月
小豆島で銀四郎に行かれたのですね。
地中美術館や丸亀城、銀四郎など、今回の香川では、葉月さんの後追いしているところが多くてびっくりです(笑)
特に高松は、ニアミスと言ってもいいくらいでしたね~。
銀四郎のそうめんは、買って帰っただけでは足りなくて、ネットで追加注文したんですよ。
お店で食べるのとは違うでしょうね。
それでも、旅先のことを思い出しながら食べられたので、私は満足してますヽ(^o^)丿
さぬきうどんの「なかむら」も美味しかったですよ。
高松の「みや崎」、ガイドブックに載っていたお店です。
出張先でいろんな店に行ける葉月さん、うらやましいです。
あ、私もそう言えば現役時代は出張先でいろんな店を飲み歩いてました(笑)
どれもおいしそう。
そしてボトルデザインやネーミングも気になります。
可愛いのや猪?とか、塩サイダーや空海も興味津々です。
おいりは、香川県の人にいただいたことがあります。
色とりどりできれいですよね。
直島はいろんなお店が閉まるのが早いので、ホテルの食事を頼んでおいてよかったです。
REGALOは食事も飲み物も美味しくて、スタッフの方の感じもすごく良かったので、楽しい時間を過ごせました。
私はワインやクラフトビール、妻はサイダーで満足しましたよ〜。
さぬきビールの「空海」は、やはり四国と言えばお遍路さんですから、そこから名付けられたのでしょうか。
美味しくて飲みやすいヴァイツェンでしたよ。
おいり、色が可愛いですね。
「煎る」とか「嫁入り」とかの「いり」が由来だそうです。
寒いですね。今日は一段と寒い朝になっています。
日の出の写真素晴らしいです。お天気に恵まれるのは日ごろの精進のたまものだと思います。
お料理の写真どれも美味しそうでクラフトビールとの相性がよく合いそうですね。サッポロ赤星もよくお店と似合っています(^^)/
暖かくしてお過ごしください。
寒い朝ですね。
昨日から熊本県の平山温泉に来ていてますので、北九州よりも一段と冷え込みが厳しいです。
温泉で温まって帰りたいと思います (^-^)ゞ
小豆島で、エンジェルロード(天使の散歩道)ができるのを待っているときの写真なんです。
穏やかで気持ちのよい夜明けでした。
今は全国どこでも美味しいクラフトビールが飲める時代ですが、旅先でのビールは感動や思い出も加わって、ひと味違うような気がします。
久しぶりに見たサッポロ赤星も懐かしく感じました。
瀬戸内の旅から戻って2ヶ月以上になりますが、今でもいろんな風景を時々思い出します。