平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

CHANGE

2008年05月13日 | 職業ドラマ
★ニュース番組を見てて常々思うことがある。
 政治家や官僚は何で素直に謝らないんだろう?と。

 例えば後期高齢者医療制度。
 制度の不備や試算が足りなかったことを謝るべき。
 ムダな道路や公共工事。
 税金でムダな工事をしてしまったことを謝るべき。
 自らの間違いを認め、次に同じ間違いをしないことが改善、進歩に繋がる。
 そんな当たり前のことがなされていない。
 もちろん仕事だから間違い、失敗には責任が問われる。
 でも自分が全力でやって失敗したことなら責任を取っても本望だろう。

 「CHANGE」の朝倉啓太(木村拓哉)は謝る人。

 「父が皆さんを裏切ったことを息子として謝ります。本当に申し訳ございませんでした!」と謝る。
 それが結局選挙民の心に届いて当選する。
 これをドラマのウソで現実にはこんなことはあり得ないと片づけてしまうことは簡単だ。
 人には様々なしがらみ、利害があるし。
 でもね……。
 正直な人、謝る人が受け入れられない社会というのはやっぱり歪んでいる。

★ただし……。
 啓太が何の政策も持たないで議員になってしまうのは困りものだ。
 政治家になろうとする人は政策やこの国をこの様にしたいというビジョンや理想を持たなくては。
 今の段階で啓太は「ウソをついてはいけません」「間違っていたら謝りましょう」と教える小学校の教師だ。
 そんな彼が政治家としてどの様に一人前になっていくかは今後のドラマだが、第1話の雰囲気だと「ホカベン」ほどの深刻さ、葛藤はないだろう。
 「ホカベン」の主人公・灯は現実にぶち当たり「弁護士」という職業について真剣に考えている。

 ご都合主義の政治の上っ面を描いただけのドラマにならないことを望みます。
 政治って、欲望や利害が渦巻く一番人間くさい素材だと思いますから。


コメント
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