平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

無理な恋愛 その4

2008年05月21日 | 恋愛ドラマ
★本格的な三角関係発生!
 「花より男子」の司、類、つくしの様に三角関係は恋愛ドラマに欠かせないものだが、「無理な恋愛」でも三角関係が発生。
 かえで(夏川結衣)はふたりの男の間で迷う。
 立木正午(堺正章)と龍彦(徳井義実)の人物造型は次の様なもの。

・生活力、ステイタスのある男とそうでない男。
・仕事優先の責任感のある男と仕事よりも自分を優先してくれる男。
・誕生日プレゼントに大好きなバラの花束を贈ってくる男とお金がなくてイヤリングの片方しか贈れない男。
 ただし生活力のある男の方は60歳。かえでにしてみれば無理な恋愛。

 難しい選択だ。かえででなくても迷ってしまう。
 それは人物造型がしっかりしているからだ。
 人物をプラス面、マイナス面で描いているからだ。
 マイナス面では、立木は『年齢』、龍彦は『生活力』。
 プラス面では、立木には誠実でさわやか、龍彦にはくされ縁と相性の良さ、時折ほろりとさせられるという面がある。
 ドラマは葛藤だと言われるが三角関係は葛藤を作るのに適したシチュエーションだ。
 今後も様々な三角関係が作られていくだろうが、その前提は視聴者が選択に迷うほど人物造型がしっかりしているということだ。

★明日使える口説き文句
 立木はついにかえでに告白した。
 その内容はすぐにでも活用ができそうな内容だ。
 かえでは立木の誠意ある告白に涙した。
 それは次の様なもの。

「気持ちをちゃんと言わせてほしい。
 初めて会った時から君のことが好きだ。
 会えば会うほど素敵だなと思う様になった。
 さっきあなたは『私なんて大したことがない』と言いましたが、そんなことは二度と言ってほしくない。
 君は素敵な女性だ。
 かなわない恋かもしれないけれど、僕は死ぬまで恋してる自信がある。
 僕は死ぬまで君の味方だ。君の力になる。何でも出来る。
 こう言えるのは僕の残りの人生があまりないからかもしれないけれど、僕は命がけで君を守る。
 そんな男がひとりいることを忘れないで、頭のどこかに置いておいて下さい」
 
 そしてこうつけ加える。

「僕は君に恋してもらえる様な男になろうと思う。
 まだなれる。
 まだまだ人生は長いのだから」

 何とも思っていない男に言われれば重い内容かもしれないが、こんなことを真っ正面から言われればやはり嬉しい。
 現にこの告白をされてかえではイキイキとしてきた。
 人にこんなふうに言われることって素晴らしいことなのだ。
 立木もこの告白をして吹っ切れてイキイキとしてきた。

 恋愛は人生に彩りを与えるもの。人生を元気にする特効薬。
 年齢は関係ない。
 立木の様にさわやかな恋愛が出来る男はかっこいいですね。

※追記
 今回ついにチュートリアルのふたりが同じシーンに。
 昔、立木と仕事した仲間として井上順さんが登場した。
 こういう遊びも楽しい。


コメント
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