平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

爆笑問題のニッポンの教養 オカルトは救いのシステム

2010年06月25日 | ドキュメンタリー
 爆笑問題のニッポンの教養。
 今回は「京都パワースポット」。
 安倍晴明の式神で有名な一条戻り橋や深泥池(みぞのがいけ)、貴船神社などが紹介された。
 そこで紹介されたことは戻り橋や深泥池を境にして、この世とあの世の境目があること。
 貴船神社の家来は鬼で、貴船神社の神様は人々の呪いを聞いてくれる神様であることなど。

 それにしても人間はなぜこの様なオカルトなものを求めるのであろう?
 番組ではこう考察していた。
 ひとつは<現実では説明できない出来事を説明する手段であったこと>。
 確かに不可解なことも鬼や神様の仕業と考えれば説明が出来る。
 第二は<人間には現実から抜け出して違う異世界に行きたいという思いがあること>。
 戻り橋や深泥池を渡れば、異世界に行ける。
 現実で息苦しい思いをして生きている人には<異世界>の存在は救いであっただろう。
 戻り橋や深泥池の伝説は人間が楽に生きるための救いのシステムだったのだ。
 それは貴船神社の呪いを受け入れてくれる神様も同じ。
 憎らしいヤツを懲らしめてほしいと願掛けすることによって、人間の憎しみの気持ちは少しは軽減される。
 神道の言葉で言えば<浄化>される。憎しみ、怒りという穢(けが)れの感情を祓う。
 貴船神社も人間が楽に生きるためのシステムだったのだ。

 こうして見ていくと、オカルトや伝説も人間というものを表現していてなかなか面白い。

 最後に爆笑問題の太田さんのコメント。
 「現代のネット空間も異世界ではないか?」
 なるほど、ネットの世界に入れば様々な人に出会えますからね。
 喜びだけでなく、怒りや憎しみの言葉も溢れている。
 ブラックなサイトに行けば、鬼や妖怪のような人間にも出会える。

 現実が息苦しくなったら、ネットやオカルトの世界に逃げ込むのもひとつの手段。
 それにしても人間の営みというのは面白い。


コメント
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