平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

名探偵コナン 銀翼の奇術師

2010年09月10日 | コミック・アニメ・特撮
 数多く製作されている「名探偵コナン」映画。
 作品によって散漫であったり出来にバラつきはあるが、この作品は上手い。お薦めである。
 物語は「コナン」映画の定石どおり。
 ひとつめの事件が起こり、それに誘発してもうひとつの事件が起こる。
 今回のひとつめの事件は女優をめぐる愛憎。飛行機での毒殺事件。
 毒がどの様な形で入って女優を殺したのかが推理のポイントになる。
 ちなみにその可能性は、女優が食べた<チョコレート>、飲んだ<ビタミン剤>、メイクの化粧品、飛行機の気圧の耳抜きをした時に入れた指など。
 どれもが毒殺の方法として可能性があり、推理物として面白い。

 だが、さらに面白くなるのは毒殺事件が解決した後のもうひとつの事件だ。
 何と女優を毒殺した毒が飛行機の機長、副機長に及び、飛行機が着陸不能になってしまうのである。
 おまけに着陸予定の北海道・函館空港は嵐。
 さらに飛行機の片方のエンジンが大破。
 そして燃料切れ。
 次から次へと襲ってくる困難(←コナンではない)にハラハラドキドキする。
 同じ飛行機を着陸させる映画に矢口靖史監督の「ハッピーフライト」があったが、ハラハラドキドキ度ではそれを越える位に面白いサスペンスになっている。
 結局飛行機は小樽空港に着陸することになるのだが、コナンがいかにして飛行機を着陸させるかは見物!怪盗キッドがコナンに協力するし。

 そして映画版ではお馴染みの蘭と新一の恋バナも健在。
 飛行機着陸という困難を克服するためにふたりは力を合わせる。

 推理ありアクション・サスペンスあり、恋愛あり。
 「名探偵コナン」は一級のエンタテインメントですね。

コメント
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