平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ホタルノヒカリ2 ふたりがたどりついた結論

2010年09月16日 | 恋愛ドラマ
 お互いのありのままを受け入れること。
 相手に変わることを強要しないこと。
 ただし家では縁側で一緒に時を過ごすこと。

 これが蛍(綾瀬はるか)と部長(藤木直人)がたどりついた結婚生活のようです。
 まあ、結婚生活のあり方はカップルが100組あれば100とおり。
 一番しっくり来る形にふたりで試行錯誤しながら作っていくということなんでしょうね。
 シーズン2はその試行錯誤を描いた作品。

 というわけで<一番しっくり来る結婚の形>。
 既に結婚している夫婦も結婚間近のカップルもぜひ考えてみたいテーマです。
 どうすれば自分が自分らしくいられて自分も相手も幸せに出来るのか?
 その際に一番まずいのはお互いに向き合わなくなること。
 蛍と部長は性格・考え方などまったく違いますが、お互いまっすぐに向き合っている。
 蛍は出来ないながらも必死だし、部長は大きな大人の目で蛍を見ている。
 このことがふたりの絆を作っている。
 この作品で<縁側>は重要なポイントですが、縁側で話すことが実はその絆づくりの元になっている。
 こういう場所を持てた蛍と部長は幸せですね。
 家庭ではない他の場所を求めている妻、家庭に居場所がない夫ではつらいですから。
 さて、自分の場合はどこだろう。


※追記
 部長の蛍への言葉。
「まず自分の幸せとは何かを考えなさい。自分の幸せがわからない人間に他人を幸せに出来るのか?」
 実に深い。
 まず相手が幸せを感じていないのなら、それを埋めようとして無理をしてふたりの幸せなどなくなってしまうという思い。
 そして相手に自分の幸せを押しつけず相手の幸せを優先させる姿勢。
 つまり相手が幸せなら自分も幸せだという深い愛。
 パートナーが迷っていたら、この部長の姿勢を見習って、まずパートナーに「自分の幸せとは何か」を考えてもらうことにしよう。

※追記
 それにしても、部長も言っていましたが、蛍は強いですね。
 絶対に変わらない。
 これを別の見方をしてみれば、強情で、ある意味自己中。
 そして今回は<一生干物女>宣言。
 瀬乃(向井理)も言っていましたが、蛍のような女性は普通の男には結構つらい。
 最初はダメっぷりや一生懸命さが可愛いかもしれないが、次第にきつくなってくる。
 掃除をしないだらしなさも気になるだろうし、毎日があんなお祭り騒ぎではつかれてしまう。食事だってたまには手の込んだものを食べたいと思う。
 だから許容範囲の大きい部長のような人間でないと受け入れられない。

※追記
 ドラマとしては良い意味でも悪い意味でも<雨宮蛍>に尽きる。
 ともかく蛍のドラマ。
 蛍のキャラが強く、蛍中心に描かれてしまうため(主人公なので当たり前なのだが)、他の脇キャラの描き込みが薄くなってしまう。
 特に瀬乃なんかはもっとどんな人物なのか知りたい。
 彼は部長とともに蛍を理解している人物だが、若くしてあんなふうに的確なアドバイスが出来るのはなぜ? どんな生活をしているのか? etc
 瀬乃がもっと描かれればドラマがもっと引き締まったのではないかと思う。


コメント
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