平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

尖閣諸島問題~菅総理、お願いだから働いてくれ。

2010年09月21日 | 事件・出来事
 8月15日、終戦記念日に靖国神社のそばを歩いていたら渡されたビラが<尖閣諸島問題>。
 右寄りの方が問題にしているように、<尖閣諸島問題>はナショナリズムを喚起する問題なんですね。
 そして今回の中国漁船衝突事件に端を発した中国でのデモ、中国外務当局の対応。
 前原外務大臣は「国内法に基づいて粛々と事を進める」とコメントしているようですが、それだけで十分なのでしょうか?
 中国側は市民のデモレベルを越えて、政府の見解としてコメントして対応策を出している。
 ならば日本政府も自らの見解のコメントを出すべきではないか。
 「尖閣諸島は1895年に認められた日本の領土であることを歴史的に説明し、船長拘留には法治国家として当然のことをしている」と。

 まあ当然、前原大臣の正式コメントはなくても水面下では中国当局とはコミュニケーションをしているんでしょうけどね。
 でも中国側の次々と発表されるコメント、SMAPのコンサート中止?などの対応策を抑えられないのはなぜか?
 水面下でちゃんとコミュニケーション出来ていないから、こういうことがボロボロ出て来るのではないか?
 まさかノン・コミュニケーションということはないですよね。

 僕がこんなに心配するのは<外務省は無能だ>としか思えないからだ。
 それは普天間問題や韓国との竹島問題、北朝鮮の拉致問題、ロシアとの北方領土問題など何ひとつ解決できていないことからも分かる。
 大使館の大使はいまだに<閣下>と呼ばれているらしいし。

 おまけに菅総理は<無為無策>、問題解決能力のない総理だと僕は見ている。
 この事態に対し、普天間の時と同じく他人に任せっきりにしている感じ、あるいは何かコメントすることで波紋が起きることを怖れているようにも見える。
 さらに悪いのは前原外務大臣はタカ派。
 そして八ッ場ダム問題でも見られるとおり、ツッパるのは出来るが、寝技、裏技を使い、落とし所を見つけて問題を解決することは出来ない。
 
 日本国民も心配だ。
 現在はこの件について強い関心はないようだが、先行きの見えない<閉塞感>が<悪いナショナリズム>に結びつくかもしれない。
 太平洋戦争が起こったのだって、原因は満州。
 満州の領有権をめぐって各国の干渉を受け、国民も満州を手放してはいけないというナショナリズムを持つに至った。
 そして尖閣諸島も同じ領土問題。
 尖閣諸島に中国の艦隊が配備され、ガス田の採掘でも始まったら、さすがの日本国民でも「中国、この野郎になる」。

 だから、菅さん、この問題は早急に解決してもらいたい。
 大火事になってから火を消すのは大変。
 最悪のシナリオはこうだ。
・この問題で菅政権が倒れる。
・総選挙が行われ、国民のナショナリズムを背景に<右寄りの政権>が樹立。
・周辺各国と緊張状態の中、軍事力アップ。
・戦争。
 というシナリオだ。
 これが杞憂だといいのだが、すごく心配。

 ということでここはがんばって下さいよ、菅総理。
 日本を戦争に至らしめたダメ総理と後の歴史書に書かれたくないでしょう?
 <菅総理は無為無策だ>という僕の認識が間違いだったと証明してほしい。
 というより将来のこの国のために間違いであってほしい。


コメント (7)
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