平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

尖閣諸島問題~本質は普天間の時と同じ。

2010年09月26日 | 事件・出来事
戦略なく“思考停止” 「冷静対応」一辺倒の日本政府 尖閣事件(産経新聞) - goo ニュース

 今回の原因は普天間問題の時と同じ〝民主党病〟ですね。
 〝原理原則を最初に主張するが、様々な抵抗に遭い、結局は腰砕けになる〟

 漁船衝突事件の頃の外相は岡田さん。
 本日朝放送のNHK「日曜討論」などを見たが、ともかくこの人、頭が固くて融通が効かない。
 当時の国交相だった前原さんもそう。
 領海侵犯・漁船衝突という報告を聞いて、このふたりは原理原則で<逮捕>という判断をしたのだろう。後先のことも考えず。

 これが自民党だったら2004年の中国人の尖閣上陸の時に小泉内閣がしたとおり<逮捕>ではなく<強制送還>という判断をしていただろう。
 曖昧で灰色だが、波風が立たない対処。オトナの智恵。
 ところが岡田さん、前原さん、および民主党の思考は、原理原則主義で白黒はっきりつけずにはいられない。

 これは別に原理原則に従うことが悪いと言っているのではない。
 とても大事なことだ。
 ただし、その後、どう決着をつけるのかのシナリオが出来ているのなら。

 だが、普天間の時に見られたように民主党の場合は後のシナリオがない。
 八ッ場ダムの時もそう。
 問題だけ大きくしておいて後はオロオロするだけ。
 そして最後には腰砕けで、最悪の結果に。
 かっこいいんですけどね、原理原則に従ってモノを言うのは。
 でも結果が伴わないのならやってほしくない。
 自民党の曖昧路線の方がまだマシ。

 菅首相は相変わらず他人事だ。鈍すぎる。
 引用させていただいた産経新聞の記事では、今回の深刻さを帰国するまで認識していなかったようだが、さもありなん。
 この問題に関する国連でのコメントを聞いたが、「戦略的互恵関係を協力し合って発展させていく……」と自分の言葉でしゃべっていない。
 というか、今更こんなことを言ってる場合ではないのにこの鈍さ。

 民主党の皆さん、原理原則を主張するのはいいが、最後まで貫けないのならやめて下さい。
 どう決着をつけるかというシナリオがないのならやらないで下さい。
 楽観的にならず最悪の事態を想定して下さい。
 普天間の失敗でこのことを学んだはずなのにまた同じことをしている。
 政治って白黒ではなくて灰色、100対0ではなくて、60対40の世界ではありませんか?


※追記
 鳩山元首相の「私なら中国首相と話せたのに」発言も情けない。
 だったらとっととやって下さい。
 国益に関わる大事な事柄なのだから、菅総理をたたき起こしてでも自分に話をさせてくれと頼み込むべき。
 後でこのように発言するセンスも疑問。


コメント
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