平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

乃木坂46「ガールズルール」~33.7万枚の売り上げ増の理由は何か?

2013年07月12日 | アイドル
 乃木坂46の6thシングル「ガールズルール」初週売り上げが自己最高の33.7万枚。(もちろんオリコン第1位)
 前作「君の名は希望」が初週24.2万枚だったから、大きく売り上げを伸ばした。

 この売り上げ増の理由は何だろう?
 もちろん、乃木坂46のメンバーそれぞれが自力をつけてきて数が積み重なった部分もあるだろうが、新規ファンの獲得が大きかったのではないか?

 まずは生駒里奈から白石麻衣へのセンターの交替(今回は敬称略、時に通称あり)。
 これでグループイメージが変わった。
 フロントに白石麻衣を始めとする20歳3人が並ぶことで、大人のイメージになった。
 このグループイメージの転換には賛否両論あるだろうが、少なくとも今まであまりアイドルに興味がなかった若い男性層を引き込んだのではないか。
 何だかんだ言って、まいやん(白石麻衣)は綺麗ですからね。
 主観ではアイドル界イチ!
 『プレイボーイ』や一般週刊誌に載っても違和感がない。
 まいやんのグラビアを見て「この子、綺麗だな。誰だ?」と思ったり、中高生を中心にしたお子様グループは敬遠していたが、20歳のグループならと興味を持った男性は多いはず。
 ここからCDを購入して、握手会に参加するという段階に進むには、もうひとつハードルがあるのですが。

 既存のアイドルファンが流れてきた可能性も高い。
 つまり、今までは乃木坂46=生駒里奈というイメージで扉を叩くのをやめていたが、白石麻衣ならと言って入って来たというファン層。
 特に今回AKB48に飽きて、乃木坂に流れてきたファンは多いと思う。
 今まではAKB48に飽きたら、同じグループのSKE・NMB・HKTに流れることが多かった。
 しかし、今回のセンター・フロント交替で流れが変わり、乃木坂に流れてくるようになった。
 もともと乃木坂は楽曲のクォリティは高いですし、おとなしくて上品だと言われているメンバーも実はそれぞれしっかりしたキャラを持っていますからね、ハマればどっぷりハマる。

 この交替→既存のAKBファンの流入という流れは、運営プロデュース側としては作戦成功という感じだろう。
 既存ファンの間では「ガールズルール」がAKBやSKEの曲に似ていて、今までの乃木坂色がなくなったという批判が起こったが、それも運営側としては折り込み済み。
 AKBファンを取り込むために敢えてそうした。
 新番組『NOGIBINGO!』(日本テレビ)で、過去のAKBと同じことをさせているのも、その一貫。
 『NOGIBINGO!』を見たら「乃木坂もなかなかやるじゃん。可愛いじゃん」と思うAKBファンは多いだろう。

 というわけで、今回の「ガールズルール」の売り上げ増には新規ファン参入の力が大きいと思う。
 ちなみに僕は過去の記事を読んでいただければわかるとおり、生駒里奈推しで、『君の名は希望』までの乃木坂を支持し、『ガールズルール』および<乃木坂のAKB化>にはいささか戸惑っている派。
 グループが大きくなって、坂をどんどん昇ってくれるのはうれしいんですけどね、乃木坂46らしさは無くしてほしくないと思っています。


コメント (6)
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