ドラマというのは<謎>なんですよね。
たとえば、今回の望海(鈴木梨央)。
観ている者には彼女の心の中がよくわからない。
由季(臼田あさ美)の所に行って、旅行気分で喜んでいるかと思えば、急にふさぎ込む。
そして、母・小春(満島ひかり)のもとに帰ろうとする。
そこで視聴者は、なぜ望海がふさぎ込み、帰ろうとしたのかを考える。
きっかけは「花火をいっしょにやろう」と由季の一家が盛り上がった時。
その時、弟の陸(高橋來)は声をかけられたが、望海にはかけられなかった。
その不公平が悲しくなったのか?
あるいは髪を切られた時。
由季の子供たちにからかわれて、怒り、悲しくなったのか?
しかし、理由は他の所にあった。
母・小春といっしょに花火をしようといった約束。
その約束を破ってしまったことが悲しくて、小春に謝りたくて、望海は帰ろうとしたのだ。
この<謎>が解明された時、視聴者は強い親子の絆を感じて涙し、家族ドラマを感じる。
そして、今回は新たな<謎>が提示された。
夫・青柳 信(小栗旬)が電車に飛び込んだ理由だ。
それは梨を拾おうとしたわけではなく、痴漢で捕まって逃走しようとしたため?
青柳 信は痴漢なのか? えん罪なのか?
おそらく、この謎はこのドラマ全体を通して追及されるのだろう。
ちょうど、同じ脚本の坂元裕二さんが書いた『それでも、生きていく』で、兄が子供を殺したかどうかをずっと描いていったように。
人の心はすべて<謎>である。
複雑で、時にとんでもない悪魔が住んでいたりして、さまざまな行動をとる。
だからこそ、面白いし、ドラマが生まれる。
たとえば、今回の望海(鈴木梨央)。
観ている者には彼女の心の中がよくわからない。
由季(臼田あさ美)の所に行って、旅行気分で喜んでいるかと思えば、急にふさぎ込む。
そして、母・小春(満島ひかり)のもとに帰ろうとする。
そこで視聴者は、なぜ望海がふさぎ込み、帰ろうとしたのかを考える。
きっかけは「花火をいっしょにやろう」と由季の一家が盛り上がった時。
その時、弟の陸(高橋來)は声をかけられたが、望海にはかけられなかった。
その不公平が悲しくなったのか?
あるいは髪を切られた時。
由季の子供たちにからかわれて、怒り、悲しくなったのか?
しかし、理由は他の所にあった。
母・小春といっしょに花火をしようといった約束。
その約束を破ってしまったことが悲しくて、小春に謝りたくて、望海は帰ろうとしたのだ。
この<謎>が解明された時、視聴者は強い親子の絆を感じて涙し、家族ドラマを感じる。
そして、今回は新たな<謎>が提示された。
夫・青柳 信(小栗旬)が電車に飛び込んだ理由だ。
それは梨を拾おうとしたわけではなく、痴漢で捕まって逃走しようとしたため?
青柳 信は痴漢なのか? えん罪なのか?
おそらく、この謎はこのドラマ全体を通して追及されるのだろう。
ちょうど、同じ脚本の坂元裕二さんが書いた『それでも、生きていく』で、兄が子供を殺したかどうかをずっと描いていったように。
人の心はすべて<謎>である。
複雑で、時にとんでもない悪魔が住んでいたりして、さまざまな行動をとる。
だからこそ、面白いし、ドラマが生まれる。