EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

JR紀勢本線(新宮~和歌山市間)

2007年06月11日 | 近畿

041016kiseikinokuniseaside5  JR紀勢本線に初めて乗ったのは幼少の頃に白浜のアドベンチャーワールドに連れて行ってもらった時に、行きは特急くろしお、帰りは急行きのくにに乗った時だ。この時は以前JR阪和線のところでも書いているので、詳細はそちらに譲るが、何分3歳か4歳の頃なのでほとんど何も覚えていない。覚えているのはアドベンチャーワールドでシャチが飛び跳ねていたこととポニーに乗せられたことぐらいだ。後は前にも書いたように381系くろしおよりもキハ58系急行きのくにに乗ったことの方が嬉しかったように思う。

Jwkise2  紀勢本線にはその後しばらく乗っていなかった。とりあえず白浜以東新宮まで乗ったのは学生時代の97年夏になる。この時は東京に遠征していて、東京での鉄活動をあまり綿密に立てていなかったため、北陸経由でムーンライトえちごで東上して、午前中にふらふらと東急や京急に乗って、ムーンライトでの睡眠不足がたたって、鉄活動する根気がなくなり、午後の快速アクティで東京を脱出して、熱海からこだまで名古屋までワープして、名古屋から在来線に戻っている。予定では品川発の臨時大垣夜行に乗るつもりだったので、18が一枚余ることになった。これを有効活用するため、鉄活動する気がなかった癖に大阪に戻ってから、新大阪駅へ行き、その夜の新宮夜行で南紀攻めをしている。この時は新宮夜行に乗って、早朝新宮に着いて、新宮から折り返し、朝2番のオーシャンアローに乗って、283系初体験をしている。それが第一の目的だったと言える。新宮夜行は大垣夜行ほどの混雑はなく、新大阪からは余裕で座れる列車だった。気合を入れて早い時間からホームに行ったのに拍子抜けしてしまった。この時梅田貨物線の初乗りも果たしており、折り返しのオーシャンアローでも乗っているので、梅田貨物線には早い段階で陽のある時間帯で制覇している。新宮夜行は新大阪からは余裕の乗車率だったが、天王寺からは帰宅客を満載にして、和歌山辺りまで大混雑だった。この時は疲れもあって、和歌山までぐっすり寝て、和歌山で少し目が覚めたものの、すぐまた寝て、新宮直前まで熟睡できた。ボックスが嫌で、大垣夜行を避けて、東上する時は新潟経由でムーンライトえちごに乗ることが多かった甘ちゃんだが、この時ぐらいからボックス座席の夜行でもなんとか対応できるようになってきている。

041016kisei283oceanarrow3  翌朝のオーシャンアローも新宮からは余裕の乗車率で、窓の大きなフリースペースでゆっくり景色を楽しむだけの余裕があったが、白浜辺りから利用者が増えてきて、御坊を出る頃には自由席では立ち客が出る盛況だった。景色はいいものの、オーシャンアローは新型の振り子電車の割りに、スピードが遅く、383系しなのに比べて見劣りする感があった。紀勢本線は一応高速化が行われているが、中途半端な高速化に終わっており、一線スルーになっていない駅が多かったり、最高速度がほんの一部だけ130km/h化されているだけで、他は100km/hを切る区間も多い路線となっている。紀伊半島では並行する道路の整備が遅れているということもあり、結構胡坐をかいている面もありそうだが、高速道路も御坊を通り越して紀伊田辺付近まで延びてきており、白浜までは時間の問題であろうし、新宮付近でも高速道路の建設は始まっている。283系オーシャンアローの増備は今のところ全く計画されていないが、381系もそろそろ置き換えの時期に来ている。283系を凌ぐ次世代の振り子車両を投入し、そのときには線路を大幅に強化して、大幅なスピードアップを図って欲しいものだ。