上信電鉄には07年9月1日、2日の北関東、信州遠征で乗車している。前週にも北関東に遠征しており、上信電鉄もその折に乗るつもりにしていたのだが、計画を変更して桐生地区の東武各線の乗り潰しをやめて、上州方面と秩父方面の組み合わせで8月25日、26日を消化して、上信電鉄及び信越本線横川方面と上田交通、しなの鉄道、小海線への遠征を9月1日、2日にすることにした。信州方面遠征は北越急行への再遠征と組み合わせて計画していたが、中越地震の影響で急行きたぐにが運休していたので、計画を変更することになった。
定番のムーンライトながらで東京入りして、当初は池袋へ出て東武東上線の乗り潰しを目論んでいたが、前週に寝過して埼玉新交通の乗り潰しができなかったので、改めて埼玉新交通の乗り潰しをすることにした。前日に関東地方を台風が襲ったため、予定通り行程を消化できるか不安だったが、東京入りまでは特に何の影響もなかった。台風一過で天気が良かったぐらいだった…。大宮で来るか来ないかわからない寝台特急あけぼのを待ったものの、定時に来ることはなかった。HPを見ても運休の表示はなかったので、台風の影響で遅れているのか、あるいはやっぱり運休だったのかよくわからないまま、あけぼのを諦めて埼玉新交通の乗り潰しにかかった。内宿まで往復して、高崎線で高崎へ。奮発してグリーン車に乗ったが、Suicaを持ち合わせないため、自動券売機でしょぼいグリーン券を買って2階席へ。ながらでの睡眠不足を補うべくグリーン車の旅を満喫するというより爆睡のまま高崎へ。大宮で見かけたゆとりが停まっており、関西では見られないEF60が牽引していたので、そそくさと撮影して上信電鉄へ急ぐ。上信電鉄の改札へ行って、切符を購入しようとすると前の客に“昨日の台風で線路に木が倒れて南蛇井から下仁田までバス代行になってます”という予想外の災害を耳にしてしまった。前夜碓氷峠で通行止めというニュースを見ていたので、碓氷峠越えがやばいかなと思っていたが、まさか上信電鉄が不通になっているとは思ってもみなかった。それ以前に改札付近に何の掲示もなく、係員に再度確かめて空耳ではなかったことを確認したほどだ。1日運休程度の軽いものだったみたいだが、代行輸送もやっていることだし、駅への掲示はやって欲しかった。
南蛇井~下仁田間の乗り潰しは叶わず、かといって他に振り替える予定もないので、とりあえず上信電鉄を乗り通すことにして、南蛇井~下仁田間は代替バスで“簡易乗り潰し”をした。下仁田は風情のある駅舎で電車で訪れたい気がする駅だった。バスの本数も限られているので、恥ずかしながら代行バスでも鉄方式で速効折り返しをした。行き帰りとも古い非冷房の200形で、台風一過でフェーン現象なのか物凄く暑い上州路は地獄の道中といった感じだった。部分運休するわ、往復とも地獄のような暑さやわとあまりいい印象が残らなかった上信電鉄乗り潰しの旅だった。