EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

阪急甲陽線

2007年10月31日 | 近畿

060409hky6010  阪急甲陽線に初めて乗ったのは00年12月頃と思われる。HP作りにはまり始めていたころで、当初はHPのネタ拾い(よその専門的なHPには太刀打ちできないので浅く手広く行こうという悪い癖を出したのがこの頃)に近畿圏の鉄道を乗り撮りし始めた頃だ。阪急は全路線乗ったつもりにしていたが、甲陽線だけはなんでか乗る機会もなく、乗ろうともせずに20年以上放り出していた。閑静な住宅街をゆく路線というイメージとは裏腹に女子高生がきゃっきゃ騒ぐ車内には違和感を覚えたが、全般的に落ち着いた路線というイメージには変わりなかった。2度訪れて1度目はフィルムのコンパクトカメラで傾いた写真を撮っただけで、それではいかんということで再度デジカメを購入してから訪問した。デジカメを購入してからも傾いた写真を撮っているのは変わりないが(成長がない)、パソコン上で修正やトリミングをするという悪知恵を覚えて余計に成長が止まった気がする。そんなことは露知らずというか、目をそむけてカメラだけは徐々にいい物にレベルアップしていき、少し欲が出てきたところで、再度桜が咲き誇る中を走る甲陽線を撮りたいという動機だけは一人前の心意気で、再度甲陽線を訪問することになった。夙川沿いはそれこそ至る所桜が満開で、本などでよく見ていた、夙川を渡る甲陽線電車も下手なりに撮ることができた。私が幼少の頃四六時中手にしていたカラーブックスに載っていた夙川を渡る甲陽線電車は阪急の旧型車両(1000系だったかな?)だったが、今では6000系がワンマン運転を行っている。まさに隔世の感を覚えるとはこういうことを言うのだろうか。最近時代の流れもあり、大量生産大量消費の波に押し流され、私のホームページも同じように質より量を重視した悪しき傾向があるが、幼少の頃それこそ穴が開くぐらいに読んだカラーブックスなどの本などを思い出すと今自分がやっていることが空虚に思えて一抹の寂しさを覚える。