京成日暮里はスカイアクセス開業とともに2層化されてスカイライナー専用のホームができたと本で読んでいたが、発着線が増加したものと思っていた。実際現地に行ってみると1階の下り線は撤去されており、下り線が2階に上がって2層化されただけとなっていることに初めて気づいた。とりあえず1階と2階ホームの撮影をして、急いで2階ホームに上がり、うすい行きの普通に乗り込む。この電車で高砂まで行き、同駅で特急に乗り換えて船橋へと向かう。前日に京成はゆっくり撮影などして見て回っているので、後ろ髪はひかれるが、船橋で降りてJR総武線に乗り換える。船橋は昔ラッシュ時には京成からJRへ乗り換える人でごった返すと聞いたことがあるが、今でも状況は同じなのだろうか。関西で言えば山陽からJRへの乗換えが多い明石みたいなものなのだろうか。もっとも乗換えに関しては明石の方が近接していて乗換えはしやすい。その分山陽からJRへたくさん利用者が流れているともいえるが...。
船橋からはこの遠征で何度も乗っているE217系総武快速に乗る。これに千葉まで乗車し、千葉からは銚子へと向かうため成田線に乗り換える。前々日の房総で209系をかなり見てきたので、銚子方面も209系や211系の天下かと思っていると千葉で待っていた成田線電車は113系だった。懐かしいと言うよりも関西人には珍しいスカ色なので、なくなるからどうのこうのというよりその存在を見る自体が珍しい。とりあえず乗車する電車を撮影して早速かぶりつく。成田線は平坦でトンネルもないので、幕下ろしの心配はあまりなさそうだ...と思っていると物井を出る前に幕が下ろされた。物井の先に短いトンネルがあるが、そのために幕を下ろしたようだ。そこまで気になるものなのか、まめのなのかよくわからない。レベルで言えば琵琶湖線の米原~彦根間にあるトンネル程度のものだが、JR西で幕を下ろす運転士はまず見たことはない。
成田までは前日に乗っているので特に目新しいところはない。NEXとは頻繁とは言わないが、結構すれ違う頻度が高いが、217系快速エアポート成田は1本とすれ違っただけだ。関空輸送だと30分毎のはるかに対して関空快速は20分毎と特急より快速の本数が多くなるが、成田に関しては距離的な問題もあり、特急の本数の方が多くなっている。しかし、快速が1時間に1本というのは少な過ぎる感じはする。対抗する京成は料金不要の特急を20~40分毎の間隔で運転しているので、JRの運転本数の少なさはある意味際立っている。
成田から銚子までの間はは都合3度目の乗車となる。1度は全線制覇して、2度目は鹿島線乗り潰しの際に乗車している。ここから先はトンネルも短いものしかないので、幕下ろしもほとんどなく気兼ねなくかぶりつける。途中すれ違う電車は113系が多く、銚子方面ではまだまだ113系の天下が続いていることを実感する。しかし、これも今のうちで209系の進出は時間の問題だろう。利用者は終始少なめで、途中での乗り降りは少ない。銚子まで乗り通す人が案外多いのは他に優等列車の運転などがないためだろうか。終点手前の松岸で行き違いのため結構長めの停車があった。あと1駅というところでの行き違い待ちは利用者としてはイライラするところだが、土地柄が違えばそうでもないのかもしれない。関西であれば非難が集中するところだろう。ここでも113系が対向車でやってきた。成田線内での行き違い列車は全て113系で、銚子の電留線に211系の姿が見られたぐらいで、113系の比率がやたらと高かったのが印象に残っている。