5月5日土曜日。阪神尼崎で甲子園臨を撮影して、直通特急に乗って山陽方面へと移動。次なる目的地は伊保です。大昔の本を引っ張り出してきて山陽電車と舟を絡めて撮れるところがあったなと思い、地図で調べて伊保近辺に行くことにしました。普通しか停まらない駅なので高砂まで直特で移動して、普通車に乗り換えます。尼崎で来た直特は5030系。さすがに14時開始のゲームに合わせて余裕をかまして来る甲子園の観客がまだいる時間帯だったので席は埋まっています。しかしそれほど混雑はしてません。これなら甲子園で減って席にありつけるかも・・・と降りそうな人をチェックして甲子園で見事に一人席をGET。甲子園では見事に利用者が減って、立ち客がいなくなりました。恐るべし巨人戦・・・というか甲子園以西空き過ぎちゃうんかいと思うような乗り具合でした。三宮に近づくにつれて増えるのかと思っていたら意外に増えずに、眠っている間に神戸高速を通過して、あまり増減なく山陽電鉄内を突き進んでいました。舞子公園手前で目を覚ましましたが、明石でも増減は少なく、座席定員乗車の状態が続いて高砂に到着。阪神線内では5030系は座席が少ない印象が強いですが、山陽線内では特に不足はない感じがしました。利用者にとってはありがたいですが、会社としては厳しいのでしょうね。並行するJRは明石から立ち客満載の新快速を12連で走らせているわけですから、山陽からそちらに利用者が流れた結果といっても過言ではないでしょう。もっとも山陽もかつては4連の特急が走っていたのを阪神との直通を機に全て6連に統一したわけですから輸送力が増強されて立ち客が減ったという見方もできなくはないと思います。
高砂からこれまた空いた普通車に乗って、伊保へ。直特も普通車も4分遅れていたようですが、各駅に着くたびに車掌がお詫びのアナウンスを流していました。姫路まで乗り通す人は何度お詫びの放送を聞くことになるのでしょうか。ちょっと過剰にお詫びし過ぎかなと思いました。高砂から2駅で伊保に到着。山陽は明石までのゆっくり走るイメージが強い電車ですが、明石以西は違う鉄道みたいに速く走りますね。水を得た魚的な走りです。もう少し明石以東が何とかなればJRから利用者を奪い返せる素地はありそうなんですが、如何せん線形が悪過ぎるのと神戸高速が足かせになっている感がありますね。伊保で降りて早速川を渡って漁港周辺を散策。思ったような画が得られたかどうかと言えば、なんとなくイメージと違う感じの画になったというところですが、舟と山陽電車のコラボはそれ相応に撮れたのではないかと思います。舟の並びがもう少し電車側にあればもう少し違った画が撮れたのではないかと思いながらも舟の配置は自由にはならないので、その場にあったものをうまく撮っていかなければならないのかなぁと思い、センスのなさを実感して、港から千鳥橋に場所を移し、違ったアングルで撮影してみました。どう撮ってもいまいちでした。小1時間ほど伊保周辺で撮影を行い、再び普通車と直特を乗り継いで三宮方面へと戻りました。
漁船が並ぶ伊保港を見ながら鉄橋を渡る3000系普通/伊保~荒井間