薄ら笑いの戦犯容疑者マゴ首相の不気味な正体
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投稿者 黄昏時のパルチザン兵士 <st1:OLKEVENT w:st="on" Start="2007/05/14/20/13" End="2007/05/14/21/13" AllDayEvent="0">日時 2007 年 5 月 14 日 20:13</st1:OLKEVENT>:31: WCbjO5fYf.pMQ <o:p></o:p>
問答無用という恐るべき自公ファッショ政権 <o:p></o:p>
民主主義を否定する安倍政権の暴走をなぜ大マスコミは容認しているのか <o:p></o:p>
小泉前政権もメチャクチャだったが安倍政権のやっていることは戦争中の翼賛政治と全く同じ <o:p></o:p>
このまま傍観黙認していると近い将来再び塗炭の苦しみに見舞われることになる国民、それでいいのか <o:p></o:p>
外国のテレビの街頭インタビュ-を見て感心するのは、マイクを差し出された人がそれぞれシッカリした意見を持っていることだ。日本では首相の名前さえ知らない若者がいるし、テレビのクイズ番組でも無知や漢字を知らないことが受けている。「天然ボケ」なんて言っているが、要するにバカが売り物になる文化である。
だから政治家は楽なものだ。選挙では政策よりイメ-ジが先行する。例えば東京都知事選。石原慎太郎のように「強い指導力」とか「反省している」なんてポ-ズが有権者の投票基準になってやすやすと勝ってしまう。
そんな政治の最たるものが小泉政権の5年半だった。「改革なくして成長なし」とか「抵抗勢力は悪者」と言い続けたペテン政治。国民はまるで「葵の印籠」をかざす水戸黄門のドラマを見るように小泉劇場を楽しんだ。その結果の格差社会に苦労しているというのにまったく能天気である。
それに輪をかけたのが安倍だ。九大名誉教授の斉藤文男氏が言う。
「安倍氏は小泉氏ほどの人気はないが、困ったことに郵政民営化選挙で大勝した圧倒的な議席があるから、国会ではやり放題です。民主主義は最終的に数の力だから、安倍氏は怖いものなしなのでしょう」
「何とかに刃物」状態である。 <o:p></o:p>
国民投票法案強行の裏にある陰謀 <o:p></o:p>
そんな数の力の暴走が、国民投票法案の強行だ。戦後体制の見直しを掲げる安倍首相は、憲法改正の入り口である国民投票法案を今国会の最重要法案に位置ずけ、ガムシャラに推し進めてきた。国民主権にかかわる重大な法案なのに、衆院憲法調査特別委員会での審議はわずか55時間のみ。小泉前首相の郵政民営化法案だって審議時間は120時間だから、国民軽視の〝大暴走〟もいいところである。
安倍首相が法案採決を急がせた理由は、ハッキリしている。日本国憲法施行から60周年の5月3日の憲法記念日を「改憲スタ-ト」の日にしたいからだ。そして7月の参院選の争点にすることである。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「安倍首相は、べビ-フェ-スで祖父の岸信介が手を付けられなかった憲法9条改正をやろうとしている。自主憲法制定を悲願としながら、60年安保で退陣を余儀なくされた祖父の悲願を、40年経って安倍首相が実現するのです」
A級戦犯容疑者のDNAが孫に伝わって表れるということだ。 <o:p></o:p>
安倍の正体は戦犯容疑者の祖父の生まれ変わり <o:p></o:p>
このところ安倍政権の正体が次々と露見している。ズバリ戦前復古の「戦争のできる国ずくり」である。だから第2次大戦を正当化し、旧日本軍が行った蛮行をなかったことにしようとしている。
従軍慰安婦問題に「軍の関与はなかった」と言い出したり、文科省の小役人が沖縄の集団自決の強要を「軍の命令の証拠はない」と教科書を書き換えさせた。「美しい国」の「美しい旧日本軍」である。
さらに、離婚後300日以内に誕生した子は「前夫の子」とする民法772条の見直し案も、「婚姻制度の根幹にかかわる」とか「貞操観念がなくなる」だの、「性道徳が乱れる」なんて言って潰した。年間約2300人もの子供が、〝不貞の子〟として戸籍すら取得できずに苦しんでいるのに、まるで無視だ。
そもそも、性道徳の乱れなんて言えた義理か。自民党内には、愛人に変態セックスを暴露された山崎拓元副総裁をはじめ、中川秀直幹事長などスキャンダルにまみれた政治家がゴマンといる。それでも安倍首相が「道徳」教科を授業に復活させるというのだから常軌を逸している。
「日本は、セックスまで国家が管理するところまで来てしまったかと愕然とします。先の大戦の時と同じように、妻の貞操を守らせるから兵隊は安心して戦争に行ってこいという発想。安倍首相の道徳教育の復活の先には、お国のために奉仕する国民を増やそうという意思があるのです」(立正大学教授・金子勝氏=憲法)
これが安倍首相の不気味な正体である。 <o:p></o:p>
薄ら笑いの暴走政権を傍観するのか <o:p></o:p>
言論の府であるはずの国会を数の力で〝強行採決の府〟にした安倍政権。大新聞・TVはなぜ黙認して批判しないのか。国民投票法案の強行採決にしても、「衆院可決は当然だ」(日経)と評価するメディアもある。昔のマスコミはもっと気骨があり、政権の動きをチェックしていた。粘り強いキャンペ-ンで世論をつくり、たびたび政府の暴走にブレ-キをかけたこともある。
そんな腑抜けたマスコミだから、国民もすっかりおとなしくなってしまった。安倍の祖父・岸信介が強行した60年の安保改定の時は、抗議する学生やサラリ-マンが国会を二重、三重に囲んで、岸は外に出られなかった。安保は改定されたものの岸は退陣。世論の怒りを恐れた自民党は軍拡路線を捨てて経済重視へと舵を切り、戦後の高度成長と平和外交路線をつくったのである。
その時計の針を逆回転させようとしているのが安倍だ。国民は警戒するどころか、スポ-ツやファッションなど個人的なことに浮かれて、政治に無関心か情緒的にしか見ていない。
「太平洋戦争を最終的に進めたのは国民の熱狂でした。言論統制の中で何の疑いもなくイケイケドンドンの軍国主義を支え、最後は300万人以上の犠牲者を生んだのです」(斉藤文男氏=前出)
国民は息を殺して軍部の暴走に怯えていた、というのは一部の話。戦争突入前夜でも、鎌倉の海岸にはビ-チパラソルが並び、無関心・無批判な若者たちが海水浴を楽しんでいたのである。そんな時代と似てきた今、このまま薄ら笑いをする安倍政権を傍観していると、国民は再び塗炭の苦しみに見舞われることになる。 <o:p></o:p>
日刊ゲンダイ 2007 4 17 <o:p></o:p>
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