格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

フリーターが語る「改憲を望む理由」

2007-05-16 20:36:25 | 階級闘争

雨宮処凛が行く:フリーターが語る、「改憲を望む理由」とは?・「憲法」と「平和」、の巻 = マガジン9条
http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/806.html
投稿者 ダイナモ <st1:OLKEVENT w:st="on" AllDayEvent="0" End="2007/05/16/20/47" Start="2007/05/16/19/47">日時 2007 5 16 19:47</st1:OLKEVENT>:18: mY9T/8MdR98ug <o:p></o:p>

http://www.magazine9.jp/karin/070516/070516.php <o:p></o:p>

 この間、NHKで放送された「クローズアップ現代」に出演した。「憲法9条」についての番組だ。
 憲法9条をテーマとする「マガジン9条」のサイト上でこんなことを言うのもなんだが、私にとって「憲法」の問題とは、やはり少々遠い。生活、そして生きることそのものと密着したプレカリアート問題と比べ、どうしても距離を感じてしまう。また、護憲派の人々の「テンションの高さ」についていけない部分があることも事実だ。例えば、憲法9条を守ろう! と叫ぶ人達はもう既にそのモードにどっぷり入っているので、憲法の問題にまったく興味がない層に訴えかける言葉を失っているように感じる。「9条一筋30年」みたいなオーラが出ていて、対話の糸口がなかなか見つけられない。なんか言うと怒られそうだし。で、もっとも重大な問題は、「憲法の話」って、眠くなるのだ。不眠症の人は「日本国憲法」を枕元に置いておくといい。私も今まで様々な不眠対策本(「判例タイムズ」とか、「国民生活白書」とか)を試したが、「日本国憲法」を上回るパワーのものはない。 <o:p></o:p>

 番組を見た人は御存知だろうが、番組の中で、私は「31歳フリーター 希望は、戦争。」という文章を書いた赤木智弘さんと対話した。「論座」1月号で赤木さんが書いたこの原稿は大きな反響を呼んでいる。コンビニで働く彼の月収は10万円強。私と同じ年の彼は、就職氷河に就業年齢を迎え、フリーターとして10年以上、働いてきた。彼は書く。「バブル崩壊以降に社会に出ざるを得なかった私たち世代(以下、ポストバブル世代)の多くは、これからも屈辱を味わいながら生きていくことになるだろう」。
 しかし、彼らの苦悩は「努力が足りない」の一言で済まされる。彼が望むのは、「再チャレンジ」などというギャンブルではなく、安定した職だ。結婚して家庭を持つことや貯金など、「夢のまた夢」でしかないフリーターの「尊厳」はどこに消えたのかと彼は嘆く。彼らが低賃金労働者として社会に放り出されてから、もう10年以上経った。しかし、社会は彼らを罵倒するだけで救わない。今年の新卒は売り手市場と言われているのに、たまたま社会に出る年が悪かっただけでこの有り様だ。「平和」が続けば、こんな不平等がずっと続く。
 だから、彼は書く。「極めて単純な話、日本が軍国化し、戦争が起き、たくさんの人が死ねば、日本は流動化する。多くの若者は、それを望んでいるように思う」。 <o:p></o:p>

 さて、あなたはどう思うだろう。私はショックを受けながらも、過去の気持ちを思い出した。赤木さんと同じく「失われた10年」に社会に放り出され、20代なかばまでフリーターとして低賃金単純労働に従事していた私は、その頃、右翼団体にいたからだ。失うものもなければ、フリーターからの出口もなかった。戦争や大地震でも起こってくれないと永遠に「再チャレンジ」の機会はないと思っていた。もうひとつの出口は「自殺」だ。当時の私の愛読書は「完全自殺マニュアル」と「戦争論」。それがちっとも特別でないことは、この2冊がこの世代によってどれほどの部数を稼ぎだしたか考えてみればわかるだろう。
 自殺志願とないまぜになった破滅願望。戦争待望。二十歳の時にオウム事件と阪神大震災で戦後の価値観と具体的なモノが崩れるのを目撃し、それ以前、バブル崩壊によって「普通に就職して生きていく」ということが一部特権階級にしか許されなくなったことを身を持って知っていた私は、それまでの教育過程で教えられたことがまったく通用しない時代に突入したことを知っていた。「頑張ればなんとかなる」なんて言葉と同じくらい、「反戦平和」という言葉を空虚に感じた。
 どうすれば最低限、餓死したり、ホームレスになったりしないのか、そんなことさえ予測不可能な地平でフリーターをしていた私は、自分たちが誰も経験したことのない不安定な生き方をさせられる第一世代になったことをわかっていた。それなのに「だらしない」などとバッシングされる。当時の私は、このままいけば一生時給800円から1000円の間で使い捨て労働力として生きていかざるを得ないことも知っていた。フリーターのままでは30代、40代、50代になっても収入は変わらず、逆にまだ体力のある20代がもっとも稼げる時期だという厳然たる事実も。だけど、誰もフリーターを助けてくれなかった。 <o:p></o:p>

 彼にとって、このままの平和が続くことは、このままの格差社会が、一部の者が虐げられ続ける不平等が続くことだ。だから彼は「反戦平和」というスローガンを「持つ者の傲慢」と言う。持つ者は戦争で失うが、何も持たない者は戦争で何かを得られるかもしれないからだ。
 彼は改憲した方がいいという意見だ。先のまったく見えないフリーター生活より、軍隊生活の方が体力的には厳しいけれど、精神的にはマシだと思う、とも語ってくれた。護憲派の人達は怒るだろうか。だけど、今の「平和」がどれほどの不安定層を「生存競争」という戦場に閉じ込めている上で成り立っているか、そこから話を始めないと、議論は空回りするだけだろう。「平和」という名の不平等。戦争という「希望」と、平和という「絶望」。この国では、もしかしたら今、「戦争」と「平和」の定義が逆転しようとしているのかもしれない。 <o:p></o:p>

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なんとなく改憲? 中日新聞より

2007-05-16 16:49:57 | 民主主義

文化  社会時評  高村薫

なんとなく改憲?

不備・不透明・強引  

    政権党の悲願とは別物

憲法施行60周年の今年、これまで現実になるとは思いもしなかった国民投票法(憲法改正手続き法)が14日、成立した。安倍政権の憲法改正のかけ声は、いまや「のようなほんとうの話」になりつつある。

 この60年、私たちにとって憲法は、ほとんど空気のようにそこにあり、時代に合うか否かを考えることもなかった。一方で一握りの政治家が改正をみ、その一人が政権与党の総理総裁になったことで、ある日突然、政治日程に上ってきたのである。

 けれども、こうしていよいよ現実のものとして目の前に突きつけられてみると、今日の憲法改正の動きには多くの不備があることに気づかされる。第1に、憲法は国民が主権者であることを保証していると同時に、ときどきの政権が自らの政策の正当性の根拠とするものでもある。そのため、首相や閣僚は憲法の遵守を

義務づけられているのだが、その彼らが率先して憲法改正を叫ぶのは、明らかにおかしい。ましてや政治課題にしたりする性格のものでないのは、言うまでもない。

 だいいち総選挙も経ていない政権に、勇ましく憲法改正に踏み出す根拠があろうはずもない。また、憲法を改正するというのなら、何よりまず、衆参両選挙区の一票の格差を是正するのが先だろう。とくに参議院の一票の格差を放置したままの国会に、憲法改正の発議をする資格があるとは思わない。

 さらに国民投票法については、有効投票総数の二分の一以上という規定が国会で議論になったが、国のあり方を変えようというときに、棄権者を白紙委任とみなすのは乱暴にすぎる。国はせいぜい啓発に努め、全有権者数を分母とすべきだと思う。

 また、同法に併せて設置される憲法審査会は、改正原案を審査する機関だというが、国民を蚊帳の外に置いて、一から条文を書いてゆく場にならないという保証はない。

 このように手続きだけをみても実に不透明な改正の動きであるが、改正の目的はさらに不透明である。そもそも憲法改正は自民党結党以来の悲願だが、私たちの悲願ではない。自民党の悲願の原点には、敗戦後の独立回復の過程で、戦勝国による天皇の戦争責任追及を回避するために、心ならずも受け入れた憲法だという思いがあると言われる。しかし国民は、とにかく素直に平和憲法を喜んだのであり、政権与党として尊重すべきは、国民が60年も憲法を享受してきた事実のほうだろう。

 私たちの多くは、現行憲法がGHQに押しつけられたものであるか否かを、重要な問題とは考えていない。60年を経た憲法に、何か不都合があるとも感じていない。たとえば戦力不保持の条文と自衛隊のあいまいな関係も、自衛のための最小限の戦力という内閣法制局の解釈で足りているというのが、大多数の感じ方のはずだ。しかもアジア諸国は、日本が集団的自衛権を行使してアメリカ軍とともに世界に軍事展開することを望んでいない。近隣の望まないことをするのが、安全保障上もっともまずい戦略だということぐらい、私たちにも想像はつく。

 自民党は、日米同盟強化のために何としても自衛軍を保持したいらしいが、長い目で見れば一時的なものでしかない利害関係のために、国民の憲法を改正してよい道理はない。

 憲法は私たちとともにあり、時代や社会とともにあるのだから、私たちが欲すれば、変えることはできる。しかし私たちには、いま憲法を変えるような理由があるか。アメリカと一心同体にならなければ困るような状況が、どこかにあるか。

 安倍政権は、美しい国を連呼するだけで、国民のために憲法改正を急ぐべきことの合理的な説明をしていない。そういう政権に、そもそも憲法をいじる資格はないと、私自身はシンプルに考えている。(たかむら・かおる=作家)

 

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はじめての市議選立候補して

2007-05-16 12:15:16 | Weblog

はじめての市議選立候補しての選挙結果について<o:p></o:p>

07.5.16<o:p></o:p>

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 選挙結果は今振り返ってみると納得できないことがいくつかある。そのなかで2つどうしてもこのままにしておくのが不満なので、弁護士に相談しようと思い電話して18日に予約した。その前にネットでもお聞きしたいのでここに掲載します。是非ご意見聞かして下さい。<o:p></o:p>

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1.        私は無所属で新人なのですが、地元の新聞に自・現と間違って紹介され、すぐに電話したのですがその件は伝えておきますと言ったきり謝罪も訂正もありませんでした。そのあとで知人に立候補のお知らせの電話を入れたところすぐにそこの間違いを指摘されました。この間違いは選挙結果に大きな影響を与えたと思います。私は176票で400票取れれば60万円超の損害はなかったのです。そこの新聞の部数は少しだということで正確にはわかりませんが1万部ぐらい発行されているような気がします。<o:p></o:p>

2.        某新聞では経歴のところで、22年間勤めた㈱ぎょうせい社員という経歴に対してその○社では、「内部規程で東証一部上場していないと会社名はだせない決まりだ」と(元)出版社員と表現しているのです。憲法21条の表現の自由に抵触しないでしょうか。<o:p></o:p>

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