格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

21世紀、世界大不況の、本当の、原因

2011-02-09 19:43:25 | オルタナティブ通信
21世紀、世界大不況の、本当の、原因



 2011年現在の、世界不況・金融恐慌を引き起こし、倒産した銀行リーマン・ブラザース。

現在、ヨーロッパ各国政府が倒産の危機に立たされている、ヨーロッパ金融危機の「正体」は、この世界金融恐慌である。

デリバティヴ・ヘッジファンドといったギャンブル投機によって、世界中の銀行・政府に、多額の借金を背負わせ、自身も倒産し、人類全体を大不況と、第3次世界大戦の危機に直面させ、姿を消した、リーマン・ブラザース。


 このリーマン・ブラザースは、元々、アメリカ南北戦争の際、北軍=エイブラハム・リンカーンの勢力の「軍需物資」の調達会社であった。

このリンカーン本人が、アメリカ政府の諜報・スパイ組織に育成された「スパイ」であり、南部に潜入活動を繰り返していた「スパイ」であった事は、良く知られている。

リンカーンの目的は、アメリカ南部に潜入し、南部の地下資源、農場等の資産を「査定」し、南北戦争を起こし、南部の資産を北部が「略奪」すれば、その利益が、どれくらいになるか「事前に調査する事であった」。

リンカーンは、戦争にかかる費用と、戦争に勝利し、南部の財産を略奪した際の利益を、比較し、戦争を起こすことで利益が得られるか、どうかの「損益対照表」を事前に作る、スパイが本業であった。

リンカーンは、「南北戦争を起こし、南部の財産を略奪し、金儲けしよう」とは、公言できなかったため、南部の黒人奴隷制度を廃止するという大義名分を掲げた。

この「戦争ビジネス・マン」リンカーンの軍事物資の調達会社=軍事産業であった、リーマン・ブラザースは、南北戦争の最中、北軍の兵士が着用する軍服を製造するための綿花の調達に東奔西走した。南部が綿花の大産地であったため、南部を敵にした戦争では綿花の調達が困難になった。

リーマン・ブラザースは、南部に潜入し、南部の軍人・農民を「金で買収し」、綿花を買い付け、さらに不足する物資を、ヨーロッパに出向き、買い付け、ヨーロッパの商社からインド産の綿花、また、火薬・銃器を買い付け、北軍に提供した。南軍=敵軍に潜入し、敵軍を買収し、物資を調達する、スパイ活動・諜報工作を専門とする、軍事商社が、リーマン・ブラザースであった。

そして、アメリカの内乱=南北の対立・戦争に乗じ、「金儲け」しようとするヨーロッパの武器商人=戦争商人の先兵が、軍事商社リーマン・ブラザースであった。

同時に、南部の軍人を買収し資金を提供し、南軍の兵器調達の費用をリーマン・ブラザースが提供し、南軍にヨーロッパ製の兵器を売りつけ、その利益で南部の綿花を買い付け、その綿花を北軍に売り、さらに同時に、北軍「にも」ヨーロッパ製の兵器を売りつける。

南北軍の戦争を、アオリ、両者に兵器を売りつける、戦争商人が、リーマン・ブラザースであった。



 2011年、世界中を大不況に陥らせた、デリバティヴ・ヘッジファンド取引には、必ず、買い手と売り手が存在する。

ニューヨーク株式のダウが、11000ドルを「超える」に、1000兆円賭けるリーマン・ブラザースと、「超えない」に、1000兆円賭ける銀行ゴールドマン・サックス。

このギャンブルの契約書を「証券化」し、世界中の政府・銀行に売り付けたリーマン・ブラザース。

そして、ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザースは、ニューヨーク・ダウの先物を、徹底的に「共同し、売り」、ダウは11000ドルを「超えない」。リーマン・ブラザースは、1000兆円損をし、倒産する。1000兆円分の「証券」を買っていた世界中の政府・銀行が、累計1000兆円の損失を出し、倒産の危機に追い込まれる。

このギャンブル投機に勝利した、ゴールドマン・サックスは、1000兆円の利益を得る。この「利益」が、世界大不況の原因である。大量の失業者、第3次世界大戦の危機の原因である。

そして誰も、ゴールドマン・サックスと、リーマン・ブラザースが、「事実上、同一の会社」であった事を指摘しない。ゴールドマン・サックスが、ニューヨーク・ダウの先物を大量に売り浴びせ、ダウが11000ドルを「超えない」=ゴールドマン・サックスの勝利を生み出した、その先物の売買の資金を、ゴールドマン・サックスに与えていたのは、リーマン・ブラザース本人である。

リーマン・ブラザースは倒産して姿を消す。姿を消したものは、誰も非難できない。「自己責任で、倒産し、ギャンブル投機の責任を取った」、と評される。

南軍と戦争を行う北軍の「味方」をしつつ、敵軍に兵器と資金を提供していた、リーマン・ブラザース。

南軍と、北軍は、資金源と兵器の供給源が「同一」であった。

ゴールドマン・サックスと、ギャンブル投機で戦争を行う「敵」であったはずのリーマン・ブラザースが、ゴールドマン・サックスに資金を提供していた。ゴールドマン・サックス=リーマン・ブラザースは、資金供給源が、「同一」であった。

ゴールドマン・サックスは、1000兆円を、「持ち逃げした」。世界中の政府・銀行が、その1000兆円の赤字で、倒産しつつある。

現在、倒産したリーマン・ブラザースの、旧経営陣は、「別の名前の、新しい会社を作り」、ギャンブル投機を再開している。この旧経営陣の「新しい」ギャンブル投機会社は、当然、ゴールドマン・サックスの、ビジネス・パートナー企業である。

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公正裁判実現のため裁判関係者情報を収集しよう

2011-02-09 05:15:46 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

公正裁判実現のため裁判関係者情報を収集しよう
石川知裕衆議院議員、大久保隆規氏、池田光智氏に対する裁判が始まった。今後、小沢一郎民主党元代表の裁判も行われることになる。
 
 日本の構造改革の最重要課題のひとつに、警察・検察・裁判所制度の近代化がある。これらの点について、フランス人権宣言はいまから200年以上も前に、大原則を定めているが、日本では、いまなお、その大原則が確立されていない。
 
 この問題は、諸制度を構築する際に、国権を人権よりも重視するか、国権から人権を擁護することを重視するか、との問いにどう答えるのかに依存するものである。
 
 明治維新を推進した二大巨頭は大久保利通と江藤新平であった。大久保が国権の強化のために民権=人権を軽視したのに対して、江藤新平は強力な国家権力を創出する以上、人権擁護、民権を確立することが重要であることを、命をかけて訴えた。
 
 江藤新平は、この時代にあって、冤罪を生まないことの重要性を強烈に訴えたのである。初代司法卿に就任した江藤新平が存命し、明治維新の中心に居残れば、日本は人権尊重の国として発展したと考えられる。
 
 これに対して大久保は国権の強化を重視して、人権を軽視した。警察・検察権力を内務省の管理下に置くとともに、司法権までをも行政権の下に置くことを主張した。
 
 司法が行政権と一体である国権の支配下に置かれれば、司法が政治目的に利用されることは論を待たない。日本の秘密警察体質、暗黒国家体質は大久保利通が創設したと言って過言でないであろう。
 
 明治が生んだ国家の宝であった江藤新平は、三権を独裁的に掌握した大久保利通の毒牙により、除族の上梟首(きょうしゅ)の刑に処せられた。明治の法典を無視する大久保の暴走により、日本の宝の命が奪われたのである。
 
 大久保が創設した暗黒警察、暗黒司法の伝統はいまなお色濃く残されている。これが、現代日本の警察・検察・裁判所制度の前近代性をもたらす淵源である。



警察・検察に関しては三つの重大な問題がある。
 
 第一は、刑事処分の決定が警察と検察の裁量に委ねられていることだ。そして、その運用において、「法の下の平等」と「罪刑法定主義」が完全に無視されている。刑事訴訟法248条の起訴便宜主義が拡大解釈され、法の支配が崩壊しているのだ。
 
 このことが、政治目的による政敵抹殺と、警察・検察の巨大な天下り利権を生む源泉になっている。
 
 第二は、刑事問題の取り扱いにおける「適正手続き」が完全に無視されていることだ。警察・検察による調書のねつ造、犯罪のねつ造などは日常茶飯事である。村木局長の事件が例外なのではない。村木局長の事件は「氷山の一角」である。
 
 この問題を是正するには、取り調べ過程の全面・完全可視化が不可欠である。完全可視化は被疑者だけに適用するものでない。被害者、目撃者、逮捕者など、関係者すべての言動を完全可視化することによって、警察・検察の日常化している犯罪行為を防止しなければならないのだ。
 
 取り調べの全面・完全可視化さえ、政府はいつまでたっても決めることすらできない。
 
 第三は、公務員の守秘義務違反が放置されていることだ。検察庁職員による違法な秘密漏えいが深刻な人権侵害問題を引き起こしている。この犯罪を厳正に取り締まらなければならない。
 
 もうひとつの重大な問題は、日本では公正な裁判が行われていないことだ。
 
 この問題を鋭く抉り出したのは新藤宗幸氏である。新藤氏の『司法官僚』(岩波書店)は必読の書である。
 

司法官僚―裁判所の権力者たち (岩波新書)
著者:新藤 宗幸
販売元:岩波書店
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最大の問題は、日本では日本国憲法第76条に定めのある、裁判官の独立が確保されていないことだ。裁判官の人事処遇のすべてが最高裁事務総局に支配されているため、裁判官は人事評価の悪化を覚悟しない限り、良心と法令にのみ拘束される判断を裁判で下せない。
 
 大半の裁判官は、最高裁事務総局の指令に従って裁判を行っている。
 
 最高裁事務総局は基本的に内閣総理大臣の人事権の下に置かれている。つまり、日本の裁判の大半は、行政権の長である内閣総理大臣の支配下にあるのが現実である。
 
 裁判官のなかに、最高裁事務総局の指令に従わない心ある裁判官がいる。しかし、最高裁事務総局は誰がそのような反乱分子であるかを把握している。
 
 したがって、政治目的で政敵を抹殺する際には、そのような正義派裁判官を担当判事にあてない。権力の狗(いぬ)である裁判官を担当判事にすれば、100%政敵を抹殺することができるのである。
 
 つまり、政治裁判を見るときには、裁判の内容を見るよりも、担当判事の属性を明らかにすることが何よりも重要になるのである。
 
 私が巻き込まれた事件の裁判も、間違いなく国策裁判、政治謀略裁判だった。誰が裁判官に充てられたのかが何よりも重要なのである。
 
「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様が、小沢一郎民主党元代表の裁判を担当する裁判官の素性を一部紹介された。
 
 担当判事は、大善文男氏である。はなゆー様は警告の意味を込めて、裁判結果について警戒感を強めておられるが、主権者国民が叡智を結集して、不正裁判を糾弾してゆかねばならない。
 
 その第一歩は、この裁判の判事の属性を可能な限り明らかにすることである。公正な裁判を実現することには公益性がある。広く主権者国民に呼びかけて、あらゆる内部告発を含めて、関係判事に関する情報を集めることに全力をあげるべきである。
 
「天網恢恢疎にして漏らさず」という。あらゆる力を尽くせば、重要な手掛かりが必ず得られると思う。この裁判にかかわる人間たちの詳細を全力をあげて調査しなければならない。



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