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自分ファーストから脱却するべき民進党面々

2017-10-27 20:14:49 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


自分ファーストから脱却するべき民進党面々

uekusak.cocolog-nifty.com

政党は基本政策を明確にし、政権構想を明確にし、これによって主権者の支持を集めようとするものである。

それなのに、基本政策が不明確で、政権構想も不明確で、それで主権者に支持してくれというのは、あまりにもおかしなことだ。

今回の総選挙に際して、民進党はすべてを混乱させた主犯である。

を形成する、ということには大義がある。

民進党の両院議員総会では、民進党立候補予定者の全員合流を前提に前原氏への一任が了承されたが、現実はまったく違うものだった。

を前提に合流計画を進めていた疑いが濃厚なのである。

似ても似つかない話になるのだ。

前原氏がこの認識を持ちながら、民進党内での民主的な話し合い、決定、了承というプロセスを経ずに、希望の党への合流を進めたのなら、その行動は万死に値する。

前原氏は直ちに謝罪して、代表を辞任するべきである。

を「踏み絵」にしたところから、すべての崩壊が始まった。

この新党が「反安倍大連合」ではなく「自公補完勢力連合」であることを希望の党自身が宣言してしまったことになる。

その結果、希望の党は主権者の支持を得られなかった。

そして、この騒動の副産物として民進党の分離・分割がようやく一部実現した。

私は、かねてより、民進党の分離・分割の必要性を訴えてきた。

同じ政党の中に、正反対の政策主張、政策方針が同居していることが根源的な問題である。

これが民進党問題の核心だった。

戦争・憲法、原発、消費税

が主要な政策課題であるときに、この主要政策課題についての基本方針が正反対の者が同居しているのなら、それは、もはや政党とは言えないだろう。

この問題を民進党は抱えてきた。

代表戦で、これが明らかになったのに、党を分離・分割するとの話題さえ出なかった。

それが、この騒動をきっかけに、ようやく実現したのだ。

これを奇貨として、民進党は合理的に、誰にでもよく分かるかたちで、民進党の分離・分割を実行するべきだ。

の三つの組に分かれて、はっきり動こうとしない。

宝塚ではないのだから、組に分かれてすくみ合う場合ではない。

登場人物の行動を見ると、そのすべてが、

都民ファーストでも国民ファーストでもない。

ただひたすら、自分ファーストなのだ。

立憲民主は「草の根から」を標榜しているのだから、「草の根」の声に耳を傾けて、基本政策方針を見直すべきである。

そのうえで、広い主権者連帯を形成するべきである。

参院民進党もこの基本方針に同意する者は合流するべきだ。

 
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