みなさんの会社ではハローワークへ求人票を出されたことはありますか?
昨今この求人票のトラブルが多くなっています。
具体的には『求人の内容が実際の仕事や処遇と違っている』いうことです。
どの程度違うかはまちまちですが、明らかに違う内容である場合の国が行う対策として
「労働条件を偽って求人を出した企業と幹部に対しては罰則を科す」ということが今、厚生労働省の有識者会議で検討されています。
今までも労働条件については自社ホームページで虚偽の掲載をして雇用した場合は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金という罰則はありました。
これが今後ハローワークの求人にも適用されるかも知れません。
(いやハローワークこそこの罰則の適用が必要ですね)
最近、ハローワークの求人については応募者からの苦情・相談の件数が増加傾向にあり、昨年27年はなんと1万件を超えています!(毎日約40件のペースという計算になります)
この苦情・相談の中には「実際の条件と違う」ことはもちろんのこと、「求人者(企業)の説明不足」が2,500件あまりもありました。
みなさんの会社ではその様なことはない、とお考えでしょうが、受け取る側(応募者)は今後自分の将来を託す会社を慎重な目でみています。
もし求人票を出し採用活動をする場合は(もちろん故意でないにしろ)応募者への分かりやすい説明、そしてなにより誠実な対応で信頼を勝ち取っていただければと思います。
良き出逢いがあるよう願っています。
『“縁”も実力のうち』
労務部門 福田恒久