『時代のスピードに取り残された喫茶店』(その時会社が動いたより)

2008年08月25日 | Weblog
『その時会社が動いた』から1つのトピックスを。

ある喫茶店A。そう都会でもなく商店街の一角にある様な、朝はモーニングサービス、昼はランチ、夕方日が沈むころには閉店といったスタイルで営業してきた。
昔がながらの地域密着型の経営。

しかしこのスピード時代。
想像通り年々売上は減少。オーナーは何をしていいのかも分からず手をこまねいていた。
そこである税理士が経営アドバイスをした。
「①明るい雰囲気作りへの簡単な店内改装
 ②利益率アップのためのメニュー変更
 ③本当に顔の見える”常連”創り」

結果どうなったのか?
オーナーは昔ながらのスタイルに固執した。いや変えることに消極的だった。
そのアドバイスに耳を傾けはしたものの、本当のところの意味が理解できず
今まで通りのスタイルを変えようとはしなかった・・・。
予想通り、このA喫茶店は衰退していった。

詳しくは「その時会社が~」を読んでいただくとして・・・
ここで大切なのは「時代に合わせたスタイルへの対応力。スピード経営」であるが
私はもうひとつ、「変わるべきものと変えてはいけないもの」ということだと思う。
本当に変えるべきものは何か?
変えずに守っていくべきものは何なのか?

もしかしたらA喫茶店のオーナーは今までの自分のやり方に自信もあっただろう。
そしてそれなりに変えていく気持はあったのかも。

しかしオーナーは「変えずに守っていくべきもの」を勘違いしていたのかも知れない。

「常連」は変えずに大事にしていく。当然。
しかし「常連づくり」というプロセスは取り入れなければ
自然とお客様が来てくれることはない。
変えずに守っていくべきもの=「常連さん」
変えるべきもの=「常連さんを作るという行動」
ではなかったのか。

私自身も改善すべき点は早急に取り組みたい。
そう改めて感じさせてくれた良い事例だった。

【追伸】
この様に『その時会社は動い』では36の事例をあげながら
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(Tsune)

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