3月決算企業の申告が5月末をもちまして完了し、暦で言えば、正月を無事迎えられたという感じがいたします。
ここずっと個人の事業主様の確定申告・サラリーマンの皆様の確定申告・法人企業様の法人税申告が続きましたので、税務情報が中心となってまいりましたが、今回は、ちょっと趣を変えまして、金融マーケットのお話をご紹介しようかと思います。
昨年のアメリカのサブプライムローンの破たんによる景気の悪化の影響を受け、株式投資をされている方、投資信託を購入されている方の中に大きな損失を抱えている方もいるかと思います。
そんな今の状況で、トヨタやソニーが赤字決算を発表したり、将来の不安を感じておられると思いますが、冷静に相場を眺めてみた感想と今までの経緯のお話をしてみようかなと思います。
まず今の資金の担い手は、どんな人がいるかと申しますと、ほとんどが、中東のオイルマネーや、アメリカの大資産家、年金運用会社・投資顧問会社などの機関投資家がほとんどです。彼らは、株・債券・先物・商品取引などいろいろな投資商品に投資しています。また投資する地域・国も全世界にわたります。
実はここ数年はみなさん御存じのとおり、アメリカの経済が世界の中心となってきました。確かに景気も良かったと思います。それに応じて、適正に評価されていたため、株価も上昇してきました。ただ、その評価以上に株価が上昇した場合は、当然修正が起こります。
それが、今の株価下落・世界経済の低迷につながっているというように感じます。つまり、現状回復に動いているだけだと思います。
もちろん現状より評価が低ければ、投資している資金は引き揚げて次の投資に備えるため現金化しなければなりません。現金化=売却ですから、下がるものを買う馬鹿はいませんから、下がります。もちろん売る側も損したくないので、値段に気を付けながら売却します。この流れが続いているだけだと思います。
たまに株価が上昇する原因は、彼ら投資家は、売る一方で、全部を売らないため、ヘッジ(空売り)をかけます。その節目節目で、そのヘッジをやめているため、株価が戻っているものと思われます。
おそらく今後、彼らの処分が終われば、株価は落ち着くと思います。ただ次の投資は何になるのかは、まだ不明です。
私なら、今保有している株式・投資信託は、株価の戻りを見ながら売却し、次の投資の資金にしようと思います。
景気が悪いと各メディアは報道しますが、確かに、お金のめぐりが悪いので、悪いのですが、次の芽はもう出ているかもしれません。
投資をされているみなさんは、あまり深刻に考えずに相場の動きを見てはいかがかと思います。いつかチャンスはあると思います。
会計事務所の仕事は、いつも思うのですが、会社さん・個人経営者の事業について、正しい資料で、正しい知識で、評価をすることが大事だなと感じています。
われわれが評価を間違えると経営者のみならず、従業員のみなさんにも影響があり、さらには、景気にも影響を与えてしまうような仕事だと感じています。
健坊
ここずっと個人の事業主様の確定申告・サラリーマンの皆様の確定申告・法人企業様の法人税申告が続きましたので、税務情報が中心となってまいりましたが、今回は、ちょっと趣を変えまして、金融マーケットのお話をご紹介しようかと思います。
昨年のアメリカのサブプライムローンの破たんによる景気の悪化の影響を受け、株式投資をされている方、投資信託を購入されている方の中に大きな損失を抱えている方もいるかと思います。
そんな今の状況で、トヨタやソニーが赤字決算を発表したり、将来の不安を感じておられると思いますが、冷静に相場を眺めてみた感想と今までの経緯のお話をしてみようかなと思います。
まず今の資金の担い手は、どんな人がいるかと申しますと、ほとんどが、中東のオイルマネーや、アメリカの大資産家、年金運用会社・投資顧問会社などの機関投資家がほとんどです。彼らは、株・債券・先物・商品取引などいろいろな投資商品に投資しています。また投資する地域・国も全世界にわたります。
実はここ数年はみなさん御存じのとおり、アメリカの経済が世界の中心となってきました。確かに景気も良かったと思います。それに応じて、適正に評価されていたため、株価も上昇してきました。ただ、その評価以上に株価が上昇した場合は、当然修正が起こります。
それが、今の株価下落・世界経済の低迷につながっているというように感じます。つまり、現状回復に動いているだけだと思います。
もちろん現状より評価が低ければ、投資している資金は引き揚げて次の投資に備えるため現金化しなければなりません。現金化=売却ですから、下がるものを買う馬鹿はいませんから、下がります。もちろん売る側も損したくないので、値段に気を付けながら売却します。この流れが続いているだけだと思います。
たまに株価が上昇する原因は、彼ら投資家は、売る一方で、全部を売らないため、ヘッジ(空売り)をかけます。その節目節目で、そのヘッジをやめているため、株価が戻っているものと思われます。
おそらく今後、彼らの処分が終われば、株価は落ち着くと思います。ただ次の投資は何になるのかは、まだ不明です。
私なら、今保有している株式・投資信託は、株価の戻りを見ながら売却し、次の投資の資金にしようと思います。
景気が悪いと各メディアは報道しますが、確かに、お金のめぐりが悪いので、悪いのですが、次の芽はもう出ているかもしれません。
投資をされているみなさんは、あまり深刻に考えずに相場の動きを見てはいかがかと思います。いつかチャンスはあると思います。
会計事務所の仕事は、いつも思うのですが、会社さん・個人経営者の事業について、正しい資料で、正しい知識で、評価をすることが大事だなと感じています。
われわれが評価を間違えると経営者のみならず、従業員のみなさんにも影響があり、さらには、景気にも影響を与えてしまうような仕事だと感じています。
健坊