Q,観音様の縁日が18日、お不動様の縁日が28日など、諸仏の縁日がいわれますがこれはどこに典拠があるのですか?
A,結論は「三十日秘仏」によるということです。
国書刊行会の「仏像図鑑」によると「三十日秘仏」として、
「三十日秘仏は一か月三十日に三十仏名を配し礼拝するものにして、この説は経論に典拠なく、支那五代のころ五祖山の師戒禅師によってとなえられしものと伝う。・・これが我が国に伝わり行われしは・・・虎関禅師録および瑞渓の臥雲日件録に記録あるをもって、はじめは禅家の間におこなわれしものならん。かくして後世これが縁日の本尊となり、配当の日をもって、その佛が娑婆に縁ありとし、衆生がこれを供養して佛に縁を結ぶ義に用いられるに至れり。・・」
「三十日秘仏」には
『一日、定光佛。二日、灯明佛。三日、多宝佛。四日、あしゅく佛。五日、弥勒佛。六日、二万灯佛。七日、三万灯佛。八日薬師如来。九日、大通智勝如来。十日、日月灯明佛。十一日、歓喜佛。十二日、難勝佛。十三日、虚空蔵菩薩。十四日、普賢菩薩。十五日、阿弥陀仏。十六日、陀羅尼菩薩。十七日、竜樹菩薩。十八日、観世音菩薩。十九日、日光菩薩。二十日、月光菩薩。二十一日、無尽意菩薩。二十二日、施無畏菩薩。二十三日、大勢至菩薩。二十四日、地蔵菩薩。二十五日、文殊菩薩。二十六日、薬上菩薩。二十七日、盧遮那仏。二十八日、大日如来。(私に思うにお不動様もこの日を縁日とするのはお不動様も大日如来の教令輪身であるからでしょう)。二十九日、薬王菩薩。三十日、釈迦如来。』とあります。
A,結論は「三十日秘仏」によるということです。
国書刊行会の「仏像図鑑」によると「三十日秘仏」として、
「三十日秘仏は一か月三十日に三十仏名を配し礼拝するものにして、この説は経論に典拠なく、支那五代のころ五祖山の師戒禅師によってとなえられしものと伝う。・・これが我が国に伝わり行われしは・・・虎関禅師録および瑞渓の臥雲日件録に記録あるをもって、はじめは禅家の間におこなわれしものならん。かくして後世これが縁日の本尊となり、配当の日をもって、その佛が娑婆に縁ありとし、衆生がこれを供養して佛に縁を結ぶ義に用いられるに至れり。・・」
「三十日秘仏」には
『一日、定光佛。二日、灯明佛。三日、多宝佛。四日、あしゅく佛。五日、弥勒佛。六日、二万灯佛。七日、三万灯佛。八日薬師如来。九日、大通智勝如来。十日、日月灯明佛。十一日、歓喜佛。十二日、難勝佛。十三日、虚空蔵菩薩。十四日、普賢菩薩。十五日、阿弥陀仏。十六日、陀羅尼菩薩。十七日、竜樹菩薩。十八日、観世音菩薩。十九日、日光菩薩。二十日、月光菩薩。二十一日、無尽意菩薩。二十二日、施無畏菩薩。二十三日、大勢至菩薩。二十四日、地蔵菩薩。二十五日、文殊菩薩。二十六日、薬上菩薩。二十七日、盧遮那仏。二十八日、大日如来。(私に思うにお不動様もこの日を縁日とするのはお不動様も大日如来の教令輪身であるからでしょう)。二十九日、薬王菩薩。三十日、釈迦如来。』とあります。