福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第13回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-2-26曇り)

2012-03-03 | 開催報告/巡礼記録
     第13回・福聚講関東36不動霊場巡り(2012-2-26曇り)

第25番札所・皿沼山永昌院(皿沼不動尊)>東京都足立区皿沼1-4-2
 御本尊;御前立不動明王
 再興;普卜和尚・令信和尚・信央和尚 
 寺宝;光厳天皇御宸筆(円満院門跡より寺中寺院の証として下賜)・「成田山」扁額

         

舎人ライナー谷在家駅改札口10時集合。緑道公園を経て、徒歩10分皿沼不動尊着。
道から直ぐの境内入り口左に、風邪封じの観音様が大岩の上に、ひっそりと立っている。右手石段を上がると、直ぐに本堂前。境内は狭いが本堂内陣は広く、中央にひときわ目を引く不動明王のお姿。両脇の二童子と共に欅の一本造り。
 黄土色の不動明王像は、身の丈二メートル、総丈四メートル。直立不動の姿勢ではなく、少し身体を曲げて、困った人をいつでも助けにいける態勢という。また、左右に並ぶ童子の一人が、不動明王を見上げている姿が愛らしい。このお寺は古くから「立ち寄り不動」として親しまれ、現在もお参りする人々が多いとのこと。
 本堂内陣にて納経。納経後、暖かいお部屋でお茶のお接待を受ける。今も「立ち寄り不動」としての伝統が続いていることが伺われ、安らいだ気持ちで寺を辞した。舎人ライナーの谷在家駅へ11時5分着。一駅先の西新井大師西駅へ。人々で賑わう参道を経て(徒歩15分)11時35分西新井大師着。

第26番札所・五智山遍照院總持寺(西新井大師)>東京都足立区西新井1-15-1
 御本尊;厄除弘法大師・十一面観世音菩薩
 開創;弘法大師 天長3年(826年)
寺宝;国宝・鋳銅刻画蔵王権現像(長亨3年銘)、重文・絹本着色弘法大師像、重文・ 絹本着色尊勝曼陀羅図、北斎画他

   

 寺が現在に近い規模になったのは鎌倉末期頃という。現本堂は昭和47年落慶の五色の幕に彩られた堂々として安定感のある佇まいだ。内陣も外陣も訪れる人で溢れている。不動堂内陣にて納経。
広い境内には、朱塗りの三匝堂、奥の院、十三重宝塔,光明殿、出世稲荷、塩地蔵尊、等の諸堂諸仏が建つ。弘法大師立像は、趣のある庭の一角に、冬日を浴びて、すっくと立っているお姿が、訪れた人々を護っているかのようだ。
 巡拝後参道の店で昼食後解散.

<参加者>高原師、高橋、岡村、角田、細田、菊池、関口2

 *高原師の法話 西新井大師の塔婆にはお大師様の著「即身成仏義」から以下の偈文が書かれており、高原師より以下のように分かりやすく説明して頂きました。

 六大無碍常瑜伽(六大無碍にして常に瑜伽なり・・・地水火風空識の六大より成る          宇宙は、お互い妨げることなく行き来して溶け合っている)      四種曼陀各不離(四種曼陀おのおの離れず・・・一切如来の字相、印相、形相、            業相は互いに相離れない)  
 三密加持速疾顯 (三蜜加持すれば速疾に顕わる・・・仏様と凡夫の身口心              の三蜜が応じあえば速やかに霊験がある)   
 重重帝網名即身 (重々帝網なるを即身となづく・・・あらゆるものは帝釈天の網           のように互いに繋がっておりまた照り合っている。これを即身という)         

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