今日は一粒万倍日です . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・8(以下心月輪の観を説く)
謂はく心月輪の如きは義無量なりと雖も且く十種を挙げて観心の要となさん。
心月輪円満の観
月の円満なるがごとく、自心も闕くることなし。万徳円満を具足し種智を円満セリ。月の円形なるを見て心の満體を観ぜよ。福智を円満セル双圓の性佛なり。
心月潔白の観、
月の潔白なるが如く、自心も白法なり。永く黒法を離れて常の白善を興す。月の白色なるを見て心の白質を観ぜよ。自 . . . 本文を読む
今年の春のお彼岸入りは今日3月18日、お中日 は3月21日(春分の日)お彼岸明けは3月24日です。また3月18日は精霊の日ともされています。柿本人麻呂・小野小町・和泉式部の命日ということです。観音様の日でもあり護国寺はじめ多くの観音様が御開帳になります。浅草寺ではご本尊の観音さまが推古天皇36年(628)3月18日に示現されたことから、本尊示現会が行われます。
「彼岸」とは サンスクリット語pā . . . 本文を読む
今回も地下鉄江戸川橋駅で降りて今宮神社を参拝しました。今回は今宮神社のかなり手前から本殿の神鏡が光って見えました。ありがたいことです。今宮神社は境内掲示に依れば
「当社は元禄十年(一六九七)十月徳川五代将軍綱吉、犬公方の御生母桂昌院殿の発願により、護国寺御建立の時、同所に京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて鎮座した。明治元年の神仏分離により明治六年七月音羽九丁目の現在地に遷座した。五社今宮とは、伊勢 . . . 本文を読む
華厳経巻第六菩薩明難品第六「
問う。如来の福田は一つなのにどうして布施の果報はいろいろ違って出るのですか?
答え。それは、大地が一つでもいろいろ違った種類の芽を出したり、水も一つでもいろいろ器により違った姿をあらわしたり、鏡も目の前に来るものによって映る者が違ったりするようなものです・・・」
「原文。・・
爾時文殊師利。目首菩薩に問うて言く。『佛子。如來の福田は等一にして無異なるに云何んが布施の . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・7(以下、行願・勝義・三摩地の菩提心を順次説く)
・一に行願の菩提心、論にいはく「我れ當に無余の有情界を利益し安楽すべし。十方の含識を観るに猶し己身の如し」と。(金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論「我當利益安樂無餘有情界。觀十方含識猶如己身。」)この文の中に二あり。一には利益の菩提心なり。二には安楽の菩提心なり。一に利益の菩提心とは凡そ心あるものは皆、本覚の大日如来・阿閦如来・ . . . 本文を読む
高田明和という自身もうつ病を患った精神科医が「責めず、比べず、思い出さない」という本を出していました。題しか見ていませんが題だけでもハッとしました。「責めず、比べず、思い出さない」ことが苦しみから抜け出す方法であるといっているのでしょう。ともすれば「思い出して、比べて、責めて」いたのを、これからはこの「責めず、比べず、思い出さない」をモットーにすれば気も楽です。さらりと「流す」ということでしょう。 . . . 本文を読む
『また次に竜王若し悪口を離るれば即ち八種の浄業を成就することを得る」
「何等をか八となす。一には言、度に背かず。」
「二には言、皆利益す。」(この不悪口戒を持ちて他を軽賎するようなことがなければ一言を吐くにつけても必ず他人を利する)
「三には言、必ず理にかなふ。四には言詞美妙なり。(世の中には同じことをいうても角がなく実に穏やかに而も一種美妙の感じを与える人と、なんだか初めから角々しく争い立つよう . . . 本文を読む
華厳経巻第六菩薩明難品第六「・・爾時文殊師利、徳首菩薩に問うて言く。『佛子よ。如來は
唯だ一法を覺る。云何んが乃ち無量諸法を説き、音聲は遍く無量世界に滿ちて、悉く能く無量の衆生を教化し、無量の聲を出し、無量の身を現じ、無量の衆生の心意を了知し、無量の神足自在を示現し、無量無邊世界を示現し、無量の殊勝莊嚴を示現し、無量の種種の境界を示現したまふや。而も法性は分別しても實に不可得なり。』
爾時徳首菩 . . . 本文を読む
「復次に竜王、若し両舌を離るれば五種の不可壊の身を得。
何等をか五となす。
一には不壊の身を得。よく害するものなきがゆえに。(よく害するものなきというは自身の心の中において、和合を旨としてそれを心の外に持っていく、その功績によって人が害する者はない。害する者がないから身が堅固にしてけがをしたり不時の災難に遭うわけ不壊の身を得。はない。)
二には不壊の眷属を得。能く破するものなきがゆえに。(不壊の眷 . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・6
六に菩提心を発す用心(これに総・別二あり)
菩提心論に云く「我れ今阿耨多羅三藐三菩提を志求して余果を求めず。誓心決定するが故に魔宮震動し十方の諸仏皆悉く請知したまふ。乃至その行相とは三門を以て分別すべし。諸仏菩薩昔因地に在して是の心を発し己って、勝義・行願・三摩地を戒と為し、乃し成仏に至るまで時として暫くも忘るることなし。唯真言法のなかにのみ即身成仏するが故に是れ三摩地の法を . . . 本文を読む
華厳経巻五菩薩明難品第六「仏子よ心性はこれ一なるに、云何んぞ能く種々の果報を生ずるや。或は善趣(人間界・天界のこと)に至り或は悪趣(地獄・餓鬼・畜生)に至り、・・或は善処に生じ、或は悪処に生じ正・醜陋・苦楽の不同ありや。業は心を知らず、心は業を知らず、受は報を知らず、報は受をしらず。・・因は縁を知らず、縁は因を知らず、・・諸法は自在ならず、実を求めるに得べからず、是のゆえに一切の法は二俱に相知らず . . . 本文を読む
今日は十斎日で六歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守 . . . 本文を読む
妄語を離れて真実に人と交わると家が整い世が治まる。そこで妄語を離れると即ち八通りの天の神さんが讃嘆なさるところの法を得る。
『何等をか八となす。
一には口常に清浄にして優鉢羅華の香りあり。(転輪王の七宝の一つ玉女宝(王女)は身毛孔から栴檀の香りをだし、口から優鉢羅華(青蓮華)の香を出すといいます。(長阿含経))
二には諸々の世間のために信伏せらる。
三には言を発すれば証を成じ人天、敬愛す。
四には . . . 本文を読む
一期大要秘密集・・5
五に、業障を懺悔する用心
範師の意に云く、(範師、実範の病中修行記に出ず)、惑業はこれ大菩薩の障なり。久しく起造するところ必ず懺悔すべし。懺悔の方、多し。宜に随って要を取れ。或いは衣物を捨てて神呪を誦せしむ。所謂転法輪・召罪・摧罪・仏眼・金輪・寶筐・尊勝・光明・弥陀・滅罪・浄三業等の真言・禮懺経・五十三佛名・懺法等なり。(実範の「病中修行記」に「一、己発の惑業を除くべきこと。 . . . 本文を読む