福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

実語教解説・・7

2020-10-26 | 諸経
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・7・財物は永くは存せず 、才智を財物となせ。 (孔子いわく「人は財の為に死す、獣は食の為に亡ず」「君子は才を食し、小人は力を喰す」)・四大日々におとろへ 、心神は夜々にくらし 。(四大とは地水火風なり。円覚経によるに、毛・爪・歯・皮肉・筋・骨・髄脳・垢色は皆「地」なり、涙・ . . . 本文を読む
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シュタイナー「死後の生」

2020-10-26 | 法話
シュタイナー「死後の生」より「身近な人を亡くした人には、その愛する亡き人に対して、精神的なものを声を出して読んであげることを勧める。わたしたちが亡き人の姿を思い浮かべて精神性のあるものを読めばそれがたとえこころのなかで読んだものであろうとそれは亡き人に届くのである。亡き人に対し読んであげるのに最もふさわしい人は、一緒に暮らしていた家族、友人、同僚など生前、故人と精神的つながりのあった人である。・・ . . . 本文を読む
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「『南無大師遍照金剛』だけでお助けいただいた母。(R・T女史。日本巡礼記集成)」

2020-10-25 | 頂いた現実の霊験
「『南無大師遍照金剛』だけでお助けいただいた母。(R・T女史。日本巡礼記集成)」「大正6年、私の母は結核性腹膜炎にかかり里の岡山県北部の小さな村に数え年4歳の私を連れて帰って療養しておりました。すると大正7年にスペイン風邪が流行し、突然、大阪にいた父が亡くなったという電報が届きました。しかし当時は母も動けない状態で葬儀にも駆け付けられない有様で医者も手放していました。年が明け大正8年になりましたが . . . 本文を読む
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硫黄島合同慰霊祭

2020-10-25 | 先祖供養
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwisu8zp_c7sAhWUF4gKHX3hAO4QFjAAegQIAxAC&url=https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2 . . . 本文を読む
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金剛般若経の霊験

2020-10-25 | 諸経
金剛般若経の霊験金剛般若経には「若し善男子善女人にして菩薩心を發する者有りて、此の經乃至四句偈等を持して、受持讀誦し人の爲に演説せば其の福は彼(七宝で世界を荘厳する者)に勝る。云何んが人の為に演説するや・・」等とあり霊験があると説かれています。このため古来僧俗に大変信仰されてきました。1、弘仁四年十月二十五日大師は「藤中納言大使のための願文」を書かれています。大師と共に渡唐した遣唐使・藤原葛野 . . . 本文を読む
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金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し)

2020-10-25 | 諸経
金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し) 姚秦天竺三藏鳩摩羅什譯 ・金剛般若経の題意大師は「金剛般若波羅蜜經開題」で「(金剛般若波羅蜜經の梵字名である)バザラセイジキャハラジニャハラミタソタランの十三字は四名を詮す。筏日羅の二字は金剛と翻じ、セイジキャの三字は能斷と名け、ハラジニャの二字は智惠と名け、ハラミタの四字は已究竟と呼び、ソタランは貫線と號く。即ち此の四名を合束し一會の經目と為す。・・(唐の訳では . . . 本文を読む
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実語教解説・・6

2020-10-25 | 諸経
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・6・兄弟常に合はざれば 、慈悲を兄弟となせ。(左伝「意合なふときは則ち呉越も相親しみ、意合わざるときは骨肉も讐敵となる」。南山大論を引いて云う「夫れ慈というは意に柔和を存して他の所悩を被り瞋恨を生ぜず、夫れ悲というは意に饒益を存して善く物の情に順ず」字彙(明時代の漢字辞典) . . . 本文を読む
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大師号下賜1100年記念法会が行われています

2020-10-25 | おすすめ情報
<a href=" https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiY_LiWxs7sAhVCVN4KHSPzDzQQFjAAegQIAhAC&url=http%3A%2F%2Fwww.koyasan.or.jp%2Fkongobuji%2Fevent.ht . . . 本文を読む
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建礼門院のその後

2020-10-25 | 法話
守覚法新皇に祈祷していただき安徳帝をうんだ建礼門院のその後は平家物語・六道に「生きながらに六道を見た」として出てきます。 「平家物語・灌頂の巻・六道」では建礼門院(壇ノ浦の合戦で安徳天皇とともに入水後、救助され,落飾して真如覚と号し大原寂光院に閑居している)を後白河法皇が尋ね、建礼門院は今までの人生で六道を見たと話します。後白河法皇は玄奘三蔵も悟る前には六道を見ておられた、といって慰めます。 . . . 本文を読む
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一殺多生は「福と罪と双方を得る」

2020-10-24 | 諸経
一殺多生は成實論・三業品では「福と罪と双方を得る」としています。 「問曰。有人、殺生を以ての故に多人を利益す。人、賊を破すれば則ち國に患なし。若し毒獸を殺して則ち人民を利するが如し。是等は殺生を以て福を得べきや。或は有る人、劫盜の因縁を以て父母を供養し、婬欲の因縁を以て好兒息を生じ、妄語の因縁を以て或は寿命を與あたへ、惡口等を以て他をして利を得せしむ、是皆な十惡の所攝なり、云何が此を以て而も福を . . . 本文を読む
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実語教解説・・5

2020-10-24 | 諸経
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・5・千両の金を積むと雖も 、一日の学には如かず 。(淮南子「聖人は尺の壁を尊ばずして寸陰を重んず」晋の陶侃(東晋の名将(259-334)幼くして父を亡くし、貧す、母は機織で生計を立て、陶侃に勉強をさせた。その上、陶侃の道徳修養を非常に重んじた)は常に人に語りて曰く「大兎(夏 . . . 本文を読む
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もし五戒を持すれば万事をして吉祥ならしむ。

2020-10-24 | お大師様のお言葉
秘密曼荼羅十住心論・・・もし五戒を持すればすなわち二十五の善神ありて恒に人身を衛護して人の左右にあり。宮宅門戸の上に於いて万事をして吉祥ならしむ。(もし五戒(在家信者が守るべき不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒の五戒)を保てばすなわち二十五の善神が常にその人を守り、左右におり、家屋・門戸の上にあって万事を好転させる。(二十五善神は灌頂経によれば・蔡芻毘愈他尼(人身守護邪悪排除)・輸多利輸陀尼( . . . 本文を読む
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大師号について

2020-10-23 | 法話
大師号について 「釋氏要覽」に「大師とは師範也。大簡小之言也。佛を三界大師と稱す。瑜伽論云、能く無量衆生を化導して苦を寂滅せしむ。又云、邪穢外道を摧滅し現世間を出さしむ故に大師と號す、と。若し凡夫比丘にして勅賜號を蒙る者は、僧史略に云ふ、肇自唐の懿宗の咸通十一年870十一月十四日の延慶節内道場談論に左街の雲顥に三慧大師を賜ひ、右街の僧徹に淨光大師を賜ひ、可孚に法智大師を賜ひ、重謙に青蓮大師を賜ふ . . . 本文を読む
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実語教解説・・4

2020-10-23 | 諸経
実語教(傳、弘法大師作、寺子屋等で使用。「実語教註慈賢(鎌倉時代の天台座主)」「実語教諺解(覚賢慧空)」等より解説)解説・・・4・倉の内の財は朽ることあり 、身の内の才は朽ることなし。 (韓文に云う「金壁は重宝といえども用を費やし貯へ儲け難し。学問は之を身に蔵む、身在れば則ち余りあり」。顔氏家訓勉学篇にいわく「財を積むこと千万なれども薄伎の身にあるに如かず、才の習ひやすく尊ぶべきは書を読むに過ぐる . . . 本文を読む
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今日は十斎日で六歳日です

2020-10-23 | 法話
今日は十斎日で六歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守 . . . 本文を読む
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