那岐駅から681Dに乗車し、物見峠を越えました。因美線を楽しんだ「同業者」で一杯でした。
16時54分に美作河井駅に到着。島式ホームですが交換可能駅ではありません!
駅舎との間に構内踏切(の跡)がありますが、2本の線路は錆び付いています。美作河井駅は、急行砂丘が走りし頃はタブレット交換が行なわれていました!
それでは駅舎の中へ。今は無人化されて券売機などの類もないですが、とにかく木造で、窓口も残っています入口にある写真が郷愁を誘います。
それでは駅舎撮影。昭和6年9月30日開業以来の素晴しい木造駅舎です。背景の山々とよくマッチしています。トイレも同時期の築です。この駅に降り立って因美線全駅下車達成
。
では、正面を御覧下さい。端正な形のファサードです。脇には鉄道70年記念碑が建っていますが、昭和17年10月4日築です。
駅前は山に囲まれていますが、知和までの一帯は矢筈(やはず)城跡です。
それでは周辺散策。駅前は桜並木となっています。地方道に当たるまで下り坂が続きますが、途中、柿が沢山なっていました。
暫く歩くと、加茂川を渡ります。しかしながら、滞在時間が30分ないので、この辺で駅に戻ります。
出発前に今一度、駅構内の風景を。津山方には転車台がありますが、平成19年4月に発掘されて2年後には近代産業遺産に登録されています。そこに行くには線路を渡るか、道なき道を行かなければなりません。
美作河井駅は、因美線で最高所(標高335m)にあります。旅ノートに記帳し、17時20分発の684D(キハ120 337)に乗車して智頭に戻ります。ボックスに落ち着くと、用瀬のCoopで購入した諏訪娘で打ち上げ。
智頭からは片道乗車券に復帰し、18時発の752D(HOT3508)に乗車して夜の智頭急行を走破。車内は沿線の保育園児の絵画が飾られ、ローカル色満載でした。
その後、山陽本線314M(223系V23編成)に乗り継いではりま勝原駅に降り立って、ジョイフルに入ってカットステーキ定食で夕食。マックスバリューで朝食を買い、3度目の歯磨きをした後、21時26分発の3320M(223系V61編成+W6編成)で大阪へ。
大阪からは23時27分発の急行きたぐに号で新津に帰ります。583系B6編成で、自由席車は可也の混雑でした。
帰りはパン下中段を取りました。腰を伸ばせるほど広く、朝食を取れるほど快適でした。
以上で、因美線駅巡りは終了です。因美線は、素晴しい木造駅舎が多く残され、木造駅舎ファンには垂涎の的だったのは大きな発見でした。また、バラエティーに富んだ車両が走り、眺めていて誠に楽しい路線でした。
因美線は、智頭を境に運行形態が大きく異なり、誠にダイヤにクセのある路線です。「18きっぷ」で巡ることは難しく、片道乗車券だからこそ威力を発揮できました。今思えば、因美線全駅下車達成出来たのは「きたぐに」のお陰です。
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