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いよいよ終末を迎える北陸本線の国鉄型電車(第1回)

2013-09-17 22:31:09 | 北陸線

 北陸新幹線開業後に姿を消すのは「北越」だけではありません。北陸本線を走っている国鉄型電車も終焉を迎えます。
 現在、北陸本線を走っている国鉄型の普通電車は413系と475系です。特に、475系はもともと「立山」などで活躍していた急行型電車を近郊型改造し、3両編成でそのまま活躍しています。金沢以西はもはや521系の天下で、金沢~富山でも日中帯は521系が跋扈しており、これらの国鉄型電車の主たる活躍場は富山~直江津に限定されていると言っていいでしょう。
 さて、北陸本線の国鉄型電車の活躍ぶりを見てみましょう。取材日は2013年7月13日(土)でした。



まずは北陸本線533Mから。475系A07編成です。直江津駅2番線に到着するとすぐ、485系T18編成である「北越2号」と並ぶという粋な演出。



「北越2号」が発車すると、引き揚げまでの間編成美を見せてくれます。クモハ475-19の前照灯は、新潟の115系電車と同タイプのものです。



で、谷浜駅まで乗った544Mは、413系B02編成でした。北陸本線標準色です。



その413系電車の車内。オレンジ系のセミクロスシートになっており、ドア脇と連結器近くがロングシートです。



9時52分に谷浜駅に到着。ホームが低い部分では、一瞬ながら編成美を見せてくれます。



1時間近くやり過ごし、546Mが編成美を見せました。クハ455-19はデカ目です。尚、このA07編成は、平成22年3月にマリンブルーに塗り替えられています。



谷浜駅からの戻りで使った535Mは、413系B04編成でした。最近マリンブルーに塗り替えられたと思われます。



で、今回撮影の基地に使った谷浜駅を紹介します。開業以来の木造駅舎が健在です



駅舎内部の様子。とっくの昔に無人化されて窓口が閉鎖されています。一昨日飯田線の駅を巡っているので、券売機にありがたみを感じます。



駅前は国道に面しておらず静かです。訪問当時は参議院議員選挙の直前で、ポスターには7人の候補者が賑わせていました。



駅から1,2分ほど歩くと、能鷹の蔵元である田中酒造。折角なので能鷹カップを購入し、いい気分で撮り鉄させてもらいました


 北陸本線の普通列車は以上です。521系のデビュー以降、オリジナルの姿を残す475系が数を減らしている一方、471系及び473系を種車に車体を改めて作り直した413系は全編成が現役です。8月25日に北陸本線で新潟に帰った際、455Mも549Mも413系で、富山以東の普通列車は413系が主力だと悟りました。しかしながら、北陸新幹線が開業して直江津~金沢間がえちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道に移管されると、ここで挙げた形式は継承されないでしょう。撮影・乗車は北陸新幹線開業前に。私も近いうちに475系をレポートしたいです。


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