一体なにが常識なのか非常識なのか分からない状況が、今教育現場で起こっているようです。
そもそも、教育は、国の根幹に係わる大事なことで将来を担う子供にとっては、今の環境によって生き方も国の将来も変わってくるのではないでしょうか?
今、教育現場で「モンスターペアレント」という和製英語が話題になっています。
今日の絵は、”あじさい”です。 F6号
モンスターペアレントは、学校に色々なクレームを言ってくる保護者(親)のことです。
そのクレーム内容は多岐に亘っています。
1、学校依存型・・・・子供を朝起こせとか、学校で汚した服は、学校で洗えとか・・・
2、自己中心型・・・・学芸会の主役をわが子に、教科の評価を高くしろ・・・
3、ノーモラル型・・・夜中や授業中でも電話をしてくる・・・・・
4、権利主張型・・・・学校を休んだので給食代を返せ、住民税を払っているので 給食代を払う必要がない・・・・
5、ネグレクト・・・・・・育児放棄をする、虐待をする、食事を取らせない、服や髪の 毛が汚れていても放置している。
その他に、子供同士の喧嘩に介入するとか、子供の成績が悪いのはすべて教師のせいと言うとか、通知簿の評価に文句をつけるとか、子供が遅刻するのは、教師が迎えにこないからだ、などがあるそうです。
「親のいちゃもん」とか「保護者の消費者意識の暴走」などと言われています。
つまり、損な待遇にがまん出来ず、同じ金額を払っているのだから同じ商品(評価)が手に入るという意識で教育サービスをとらえているのです。
国の将来を担う子供を、大人がその芽を摘んでしまっており、先生は先生らしく威厳を持ち、尊敬出来る環境にしなくては、日本の将来が危ういと思うのですが・・・・
余談ですが、7月1日より関西TVで「モンスターペアレント」というドラマが始まります。 関心のある方は、見てはどうでしょうか・・・・