城北公園の一角にある城北菖蒲園は昭和39年に開園した回遊式の花菖蒲園です。
花菖蒲というのは、古くからの鑑賞用でアヤメ科の一種で日本に自生する野花菖蒲から改良された園芸種です。
さて、この城北という名称はどこから生まれたのでしょうか・・・
ここ城北の名は、1934年(昭和9年)に淀川の旧河床を整備して、当時の城北村に由来しています。 僕の独断では大阪城の北方面にあることからばかり思っていたのですが・・・
でも、城北の名は、当時榎並城という城があり、その北側にあった村を城北村と呼ばれており、その築城は、南北朝の争乱期と言われていますが、これも定かではないようです。
どちらにしても、その当時、榎並城があり、その北側に城北村があり、それがこの地名になったようです。 なお、この城は天文17年(1548年)に廃城されたのは記録にあるそうです。
ー--- ー---
この城北菖蒲園には、江戸系、伊勢系、肥後系の三系統をはじめとする250品種、約13,000株の花菖蒲を栽培しています。
この古い地名に江戸時代から改良、栽培された菖蒲を、現代に生きる我々を楽しませています。
多彩な名前が付いた菖蒲が色々あるのですが、切りがないので、ここまでにしますが、興味のある方は是非、現地に足を運んでください。
まだまだ、蕾も多くあり、見ごろは6月中旬までとのことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます