慶応3年(1867年)、大政奉還により260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍(旧幕府)と西軍(新政府軍)に分かれている。
翌年、鳥羽伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発する。
そんな中、越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助(役所広司)は、東軍。西軍いずれにも属さない武装中立を目指し、民の暮らしを守ろうと戦争を避けようとした。
しかし、和平を願っての談判も決裂する。
継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。
戦いのない世を望んだが、最後の戦いが始まった・・・
ここまでには、妻おすが(松たか子)への愛情の証、オルゴールや中立国スイスの話、そして夫婦での芸者遊びなど殺伐とした戦いの中でもほっとする話を織り込んでゆく。
一旦城を奪還するが、多勢におされ、会津に退却する。
大けがをした継之助が、最後のサムライとして、の終焉を迎えることになる。
彼の生き方(中立、独立)は、なにも幕末の話だけではなく、今も考えさせられることで、時代の潮流に、望むと望まずにも関わらず、流されることを考えなくてはならないようです。
主な登場人物
仲代達矢 牧野雪堂(前長岡藩主)
東出昌大 徳川慶喜
佐々木蔵之介 継之助の盟友 藩医者
榎本孝明 川島億次郎(継之助の幼馴染)
渡辺 大 花輪求馬(軍事掛)
田中 泯 河井代右衛門(継之助の父)
永山絢斗 松蔵(継之助に仕える従僕)
AKIRA 山本帯刀(長岡藩の軍事掛)
芳根京子 むつ(旅籠の娘)
香川京子 お貞(継之助の母)
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