セ・リーグでも予告先発が導入されるようです。
唯一 導入に乗り気がなかったタイガースが、賛成にまわり、8日の理事会で本決まりになるようです。
予告先発の導入には賛否両論があります。
本来は、観客数の減少が原因なのですが、他球団とも”ファンのために”とか”ファンサービスの一環”などといって導入しようとしています。
先発投手を事前に発表することが、本当にファンサービスになり、観客数は増えるのでしょうか?
切符が取れないといわれていたタイガースも最近は、若干当日券もあるようです。
予約先発が発表されるとなると、ますますチケットは当日に買う方が増え、反対に後の試合は、観客数が減少するのではないかと思われます。
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本来の野球の楽しみである”駆け引き”の醍醐味がなくなるというのが、反対する人の意見です。
監督の采配は勿論のこと、スコアラーのデーター収集、先発投手の調整、野手の準備、守備位置も変わり、考えようによっては、楽になります。
それだけ、試合の興味が半減するのも確かなと思われます。
パ・リーグが導入したのは、1985年、日曜日のみ予告先発したのが始まりです。
当時、パ・リーグの観客数は減少の一途をたどっていました。
村田兆治、山田久志、東尾修、松沼兄など、そうそうたる本格派投手がおり、予告先発をすることで、観客は、増えたようです。
全試合、予告先発が始まったのは1994年でした。
今、セ・リーグの観客数が減っているのは、パ・リーグが導入した時とは違うように思われます。
長引く経済不振やサッカーなど野球以外のスポーツが盛んになっており、なによりも、今のセ・リーグに予告して客を呼べる投手が何人いるのでしょうか?
セ・リーグにスター投手が少なく、居ても1試合だけは、その投手で客を呼べても、2,3試合目は、反対に客が減少することも考えられます。
”ファンのため”というには、余りにも安直な考えではないでしょうか?
もっともっと企業努力を、1球団だけではなく、危機感をもって各球団が束になってファン獲得に努力して欲しいものです。
ちなみに、アメリカのメジャーや韓国プロ野球は対戦毎(3,4試合ごとに)に先発投手をまとめて予告します。
台湾プロ野球は、パ・リーグ同様の予告先発をしています。
せめて、日本のセ・リーグだけでも、本来の野球の醍醐味を楽しめればと思ったのですが・・・・
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