5月26日はラッキーゾーンの日として、紹介しました.
その時に各球場は、広さだけでなく形状などがバラバラであるのか、なぜなのか考えてみました。
結論から言って、はっきりと言える理由はなさそうです。
考えられるのは、統一しにくく、その必要がないと判断されたからと言われています。
また、違うことで多様性を求めているということです。
これは、野球の生い立ちから考えなくてはならないようです。
つまり、野球の発生は、どこかの町の広場から出来たスポーツということで、その当時、あちこちで開催される中、大きさを統一しようという考えはなかったということから、今までその考えが続いているのです。
生い立ちが違うので、他のスポーツと同じようには考えにくいのです。
正確さが求められる陸上競技やマラソンにしても、気温や高低差や高度など環境の違うところで行います。
球場の大きさによる問題点は、外野を転々とする長打とホームランでしょう。
でも勝負は、現場での争いであり、他球場との比較による競争ではありません。
極端に言えば、ホームラン数を争うゲームではなく、同じ条件でどちらが多く得点するかを競うゲームです。
球場の広さは、面積だけではなく、外野のフェンスの高さや両翼、左右中間の長さによってホームランの出やすさは、異なります。
野球規則によると両翼まで320フィート(97.534m) 中堅まで400フィート(121.918m)以上あることが望ましいと・・・
この規則を満たしていないのは、明治神宮球場、横浜スタジアム、阪神甲子園球場の3球場だけです。
ちなみに 甲子園球場と東京ドームの比較は
両翼 左右中間 中堅
甲子園球場 95m 118m 118m
東京ドーム 100m 110m 122m
東京ドーム 甲子園球場 両球場の違いは、甲子園球場の左右中間
グランド面積 13000㎡ 14728㎡ の膨らみと外野フェンスの高さ。
席・建物面積 33755㎡ 24944㎡ 甲子園の2.6mに対して東京Dのそれは
4m。
あなたなら、どちらの球場が大きく感じますか・・・ホームランが出やすく感じますか・・・
これを論じるには、屋外、屋内の違いも大きな要素になるようです。
日米の野球場の違いについては、2007年12月5日の当ブログで書いていますので、参考にしてください。
形状の特異な例
ボストン レッドソックスの本拠地 フェンウエイパーク レフトにグリーンモンスターと呼
ばれる大きな塀で、距離の不足を補っています。
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