ゴール前 オウンゴールを 呆然と 見送るほどに ひとり佇む
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洗浄方式(水)
【悪臭バスター】
オゾン酸化方式
centralized deodorization air-conditioning system
今朝も総理が辞任するというニュースが流
れ、口蹄疫は治まらず不安定要素の波乱含
みが続くがここは「臭気環境システム論」
を続ける。脱臭方法には10の基本方式が挙
がっている。元々油脂精製工程の一つで、
油脂のもつ臭いを除くための操作をいう。
純粋な油脂は無臭であるが、通常の油脂は
原料からくる特有の臭いを有し、古くなれ
ば酸敗による臭いをも有するに至るため考
案されたものだ。
脱臭ナビ
脱臭手順として(1)においを出さない工
夫(2)現状把握と脱臭装置導入検討(3)
脱臭装置選定(4)脱臭装置の設置が標準。
方 式 | 特 徴 |
燃 焼 |
広範囲で高濃度な成分を燃焼。直接燃焼の装置は安いが燃料代が掛かる。 |
吸 着 | 一般に低濃度で大風量な成分を活性炭などに吸着させて除去。 |
洗 浄 | 高温多湿なにおいを水や薬液と接触させ除去。排水処理が必要。 |
生物分解 | 微生物の働きで分解除去する。におい成分は限定される。 |
土 壌 | 土壌中にガスを通し微生物分解、土壌粒子の吸着で除去。処理風量に応じスペースが必要。 |
消・脱臭剤 | 消・脱臭剤による化学反応や吸着作用で除去。安価、消・脱臭剤の補充が必要。 |
オゾン | オゾン酸化による酸化分解。余剰オゾン処理がいる。 |
光触媒 | 比較的低濃度のにおいを紫外線と触媒の作用で物質を酸化分解。 |
プラズマ | 高電圧放電で活性分子、ラジカル、オゾンなどで分解する |
マスキング | 芳香剤の添加によりにおいの質を変化させる方式。 |
それでは、75ケースの脱臭装置の平均的経
済性を検討してみよう。100 m3/min の排気
量では設備費が442万円、稼働費は年間 33
万円程度となるが臭気の質に依存するため
あくまでもこれは参考値に過ぎない。
項 目 | 単 位 | 内 訳 |
想定臭気指数 |
- |
36 |
処理風量 |
m3/min |
89 |
設備費 |
/m3/min |
44,262 |
稼働費 |
/m3/年 |
3,287 |
これ以外の方式では「マイクロバブル方式」
(特開2009-136748「脱臭装置および脱臭方
法」)が挙げられる。
【課題】
脱臭効率が良くランニングコストの低い脱臭装
置の提供。
【解決手段】
脱臭装置1にスクラバー部3とミスト発生
部4とを設け、ミスト発生部4で、マイク
ロバブル発生器(37~40)で水中にマイクロ
バブルを発生させ、水面上に発生したマイ
クロバブル含有ミスト9を給気ダクト5か
ら動物舎2内に供給し、マイクロバブルが
有するフリーラジカルによる酸化処理によ
って、壁面11、天井面12、床面13の除菌と
脱臭とを行って動物由来の臭気が付着する
のを防止。スクラバー部3には、フィール
ド変換器22からのマイクロバブル含有水27
を散水する散水配管24を配設し、マイクロ
バブル含有水27のシャワーリングによって
動物舎2内からの気流19中の臭気成分を処
理。臭気成分の処理に焼却用燃料や薬液や
広い培地を必要とせず、ランニングコスト
の低減を図ることができる。
ナノバブル方式がどの程度の実績があるの
か調査していないが、水系であるため中和
剤を加えたスクラバー方式による排ガス処
理装置やオゾン水、オゾンガス、紫外線、
プラズマの抱き合わせで殆どの悪臭が除外
できそうだ。
これに対し、ガス系だけの脱臭方式も大切
だ。高電圧負荷によるオゾン法は、数種類
の物質が混合した悪臭源によりその種類や
混合割合が異なり、酸化分解し難い場合も
ある。一般に電源装置が大型化し重量も重
くなり、コスト高になること、オゾンだけ
では脱臭効果が低く、またその効果に持続
性がないことなどの問題点を有している。
特開2004-42028「脱臭用触媒およびその製
造方法ならびに脱臭装置」は、プラズマ放
電下で気体中の臭気成分を分解する脱臭用
触媒において、組成割合が、少なくとも酸
化ジルコニウムが10~34重量%、二酸化マ
ンガンが15~25重量%、炭素が2~15重量%、
酸化カリウムが10~15重量%、二酸化ケイ
素が10~40重量%、炭化ケイ素が5~15重量
%の触媒で実現できるという。別にプラズ
マでなければだめでというわけでもない、
オゾン、光、加熱、排熱利用(蓄熱)の触
媒形もある。
後は最適化ということになるが、これにつ
いては別途考察することに。
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【蒸し岩牡蛎の思い出】
古くは食べる地域も限られていたもの。最
近では産地が増え、養殖も行われていて、
一般的な水産物になってきている。夏が旬
で、最盛期は夏。マガキと交代するように
入荷してくる。生で食べるのが一般的。可
食部が大きい。しかも独特の渋みと、濃厚
な旨味がある。マガキ同様、タンパク質、
脂質こそ少ないものの鉄分、カリウムなど
の無機質、各種ビタミン類が豊富。なによ
りも消化性多糖類であり直ぐにエネルギー
化できるグリコーゲンが豊富。生食、焼き
がき、蒸しがき、カキフライなどに調理。
蒸した岩牡蛎(Crassostrea nippona)を食べ
たはじめての経験は10数年ほど前だったと
記憶している。近くの料亭に勤めておられ
た奥さん方が、一斗缶で大量に蒸した岩牡
蛎を寄り合いの席で出して頂いたのだが、
食べきれなくなり家まで持ち帰ったという、
大変贅沢で豪快な思い出だ。
そのメンバーの棚花豊和が昨年6月末に亡
くなって、もうすぐ一年が来ようとしてい
る。あの一夜の至福に拮抗できるような思
い出がつくれずに来れなかった不甲斐なさ
がズッシずっしリと背中にのし掛かるかの
ようだ。それにしても、鳩山由紀夫と小沢
一郎が辞任する必要がどこにあるのかと思
い出しつつ「官邸力」ならぬ、自分の「友
愛力」の非力を反省する夜だ
。
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