四、里 仁 りじん
ことば---------------------------------------------------------------------------
「朝に避を聞かば、夕に死すとも可なり」(8)
「士、遜に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、いまだともに議るに足らざるなり」(9)
「君子は綸に喩り、小人は別に喩る」(16)
「父母の年は知らざるべからず。一はすなわちもって喜び二はすなわちもって懼れる」(21)
「徳、孤ならず、必ず隣あり」(25)
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1 仁に生きることこそすばらしい。あれこれと人間の生き方を探求しながらここに思い到
らぬようでは、知者とはいえまい。(孔子)
Confucius said,
"To live among the benevolent is good, To choose not to be with the benevolent... of this
I know not!"
★「里は仁なるを美しとす」と読む説もある。村は仁である所がよい、の意。
【エネルギー通貨制時代 84】
”Anytime, anywhere ¥1/kWh Era”
❂ラストワンマイル最終章:2018年累計太陽光発電容量 480ギガワット超
国際再生可能エネルギー庁(IRENA)によると、2018年に新たに世界的な太陽光発電の追
加が94.2GWに達した。 アジアは累積太陽光発電容量の最大シェアを持つ地域で、約274.
6GW、続いてヨーロッパと北米がそれぞれ119.3GWと55.3GW。世界の累計太陽光発電容量は
480ギガワット超えたことを公表。
世界の太陽光発電は2050年までに8500ギガワットに達する。IRENA)によると、 太陽光
と風力発電導入量は、発電量の5分の3を占め、14.5テラワット(内訳:太陽8.5、
風力4)を超えると予測。まとめると、再エネは約20テラワットの発電容量に到達。
2019年版の世界エネルギー転換:国際再エネ機関(IRENA)が発表した2050年の報告書で
は世界エネルギー需要の約半分を供給すると予測。この報告書のシナリオは、再エネを促
進・加速する技術/経済的実現可能経路を描く。電力増加が主に10億台を超える電気自
動車と、冷暖房用電力使用、および再エネをベースとするグリーン水素の出現による。そ
の再エネ容量は、電力需要の約86%を占め、そのうち60%が太陽光と風力でまかなわ
れ、総電力消費量は30年後に2倍以上となる。また、再エネの年間総発電量は、今日の
7千テラワットアワーから2050年までには約6.7倍の47千テラワットアワーまで増加す
ると予想されている。同上の専門家によると、再エネの増加と相まって、ますます電化さ
れた送電および熱の形態への移行は、パリ協定を満たすために必要なエネルギー関連の二
酸化炭素排出削減の約60%に相当する。また、この対策が再エネの直接使用と組み合わ
した資源からの排出削減は、必要総量の75%にまで達し、また、エネルギー関連の炭素
排出量は来年ピークに達し、2050年までにエネルギー関連の排出量を今日の水準と比較し
70%削減する必要があると述べている。世界のエネルギーへの投資は2050年までの期間
に1100兆ドルに達し、世界総生産のおよそ2%をに該当する(Global solar may reach
8,500 GW by 2050 – IRENA – pv magazine International, Apr. 9, 2019)。
❂ラストワンマイル最終章:向こう5年で蓄電池時代へ
ィリティ規模のストレージの移行は、5年以内に化石燃料のバックアップ発電を終わらせ
るだろう。再エネロビーが長年にわたって断続的な発電問題に対応の将来の万能薬として
蓄電池蔵を指名。Wood Mackenzie社は、化石燃料発電力網のバックアップサービスが急伸
すると指摘。Wood Mackenzie Power&Renewables社は、2013年から2018年にかけ調査した
系統網レベルでの蓄電装置配備の約半分が昨年から始まり、今後5年間で周波数規制など
の短期グリッドサービスから化石燃料向け世代を駆逐すると予測する。
WoodMacの調査報告「世界のエネルギー貯蔵見通し2019:2018年の見直しおよび2024年ま
での見通し」で、米国と中国を中心となり2024年まで蓄電池が、5年間で158ギガワッ
トアワー(158GWh)が設置展開されていると予測。持続可能住宅市場では、系統網向け
蓄電池が引き続き優位を占め、ディーゼル、ガス、石油のバックアップ発電所の代替に注
目。また、2024年までの太陽光発電と貯蔵発電事業の継続普及に太陽光発電が中心的な役
割を果たすと予測。また、激変するエネルギー市場改革は、次の選挙での州の義務化、導
入推進支援政策の役割を評価しする。調査担当社は、最近、住宅以外の蓄電事業が初めて
分散型を追い越した韓国の経験を評価しているが、リスクを軽減し、資金を集め、スケー
ラブルに遅延する時間を要す市場では複雑になると警告する。蓄電事業開発者および系統
網事業者の動機は明確で、調査報告によると、2024年までに7100億ドルの非揚水発電
市場全体のCAPEX値は、その年の140億ドルに達すると予測する。
Apr. 5, 2019
❂ ヤマハ発が4輪FCV 航続距離はEV仕様の5倍に
4月18日、ヤマハ発動機は4輪の燃料電池車(FCV)「YG-M FC」の試作モデルを開発し、
から石川県輪島市で公道試験を始める。1周約3kmの市街地コースを低速で何度も走り、
走行性能や使い勝手を検証。同車格の電気自動車(EV)仕様に比べて、航続距離は4~5
倍の150~200kmを見込む。再出発までの停止時間を減らし、車両の稼働率を向上する。
1台で長距離を走行可能にすれば、同距離を2台のEV仕様で運用していた場合と比べ、導
入コストが抑えられる(ヤマハ発が4輪FCV、航続距離はEV仕様の5倍に、日経 xTECH(ク
ロステック)、2019.04.09)。
多様なモビリティーをサービスでつなぐ「MaaS(Mobility as a Service)」に組み込むことを
想定する。「量産を視野に開発を進めている」(ヤマハ発)という。燃料電池(FC)シス
テムは、ヤマハ発が外部企業と手を組んで共同で開発した。後席下に、丸型の水素タンク
FCスタック、駆動用の電池パック、モーターを組み込み、後輪駆動で走行する。ベースと
したのは、ヤマハ発が「ランドカー」として販売している小型車両だ。空港や工場、動物
園の敷地内における短距離の運用を想定する。車両区分は軽自動車で、乗車定員は運転者
を含めて4人である。前席に2人、後席に2人座れる。車両寸法は、全長3370×全幅1340×
全高1710mmで、車両質量は640kgである。
Apr. 9, 2019
❂グラフェンコーティングでリチウム電池の防止/長寿命化
LiCoO2 は、非平衡条件下での格子酸素の放出とLiイオン電池の安全性への懸念につなが
る構造的/熱的不安定性の問題を抱えてながらも、広く使用されているカソードの代表。
ここでは、還元グラフェン酸化物の原子的に薄い層が LixCoO2 粒子からの酸素放出を抑
制し、構造安定性が改善できる。電気化学サイクリング、示差電気化学質量分析、示差走
査熱量測定、その場加熱透過型電子顕微鏡検査で、LixCoO2 の不正使用許容度に対するグ
ラフェンコーティングの有効性を評価する。電気化学サイクリング質量分析結果は、カソ
ードが還元酸化グラフェンで被覆されている場合、酸素放出が高カットオフ電圧(放電終
止電圧)サイクルで妨げられることを示唆する。
熱分析、その場加熱透過型電子顕微鏡、および電子エネルギー損失分光法の結果は、グラ
フェン被覆試料からのCo種の還元が、裸の陰極と比較した場合に遅れることを示しす。最
後に、密度汎関数理論とab initio分子動力学計算は、低配位酸素が存在するrGO / LCOの界
面での強いC-Ocathode結合形成により、rGO層がより効果的にO2形成抑制できることを示す。
この調査は、酸素放出反応を妨げそして電池カソード熱安定性改善に信頼たりうる方法を
明らかする。
グラフェンコーティングはリチウム電池の火災防止に役立つ
リチウム電池は電気自動車が1回の充電で数百マイル走行を担保する蓄電容量をもつので
あるが、発火するするトラブルを引き起こす。これは「熱暴走」として知られ、蓄電池が
急速に過熱または充放電時に最も頻繁に発生する。年々電気自動車台数増加するにつれ、
蓄電池技術は、これらの危険で壊滅的な火災防止する必要性に迫まられている。イリノイ
大学シカゴ工科大学の研究者らは、グラフェン─21世紀の驚異的材料──- はリチウム
電池の火災要因の酸素除去事例が報告されていが、この程その調査結果をAdvanced Functi-
onal Materials に報告。
リチウム電池の発理由には、❶急速な充電/放電とそのライフサイクル、❷電池の加熱/
高温である。これらの条件は、電池内部のカソード(大部分のリチウム電池の場合にはリ
チウム含有酸化物、通常はリチウムコバルト酸化物)が酸素を分解/放出することによる。
酸素が高熱側で電解質の分解で放出され、他の可燃性生成物と結合反応することで、自然
発火する。グラフェン(このユニークな性質を持つ炭素原子の超薄層)は、リチウム金属
電池電極上のリチウム蓄積の調節材としてグラフェンを使用。このンシートが酸素原子に
対し不透過性をもち、強くて柔軟であり、導電性をもつ。 リチウム電池のリチウムコバル
ト酸化物カソードの非常に小さな粒子をグラフェンで包むことで防止できると考えたこと
が発端となる。
❶第一に、研究者らはグラフェンを導電性に化学的に改変。❷次にリチウムコバルト酸化
物カソード電極の小さな粒子を導電性グラフェンで包含する。❸電子顕微鏡を駆使してグ
ラフェン包含したリチウムコバルト酸化物粒子を観察、❹包まれていない粒子と比較し、
高温下での酸素の放出が著しく減少することを発見する。
次に、それらは、包まれた粒子を結合材料で一緒に結合して使用可能なカソードを形成し、
それをリチウム金属電池に組み込み、電池サイクル間に放出された酸素を測定、高い電圧
でもカソードから酸素放出がない。リチウム金属電池は200サイクル後でも機能低下し
ない。同じ条件で性能が約45%低下する従来のリチウム金属電池と比較し、ラッピング
カソード電池は急速サイクル後にその容量の約14%低下しただけである。グラフェンは
電解質への酸素放出阻止に理想的な材料で、酸素不透過性、導電性、柔軟性、そして電池
内の条件に耐える強度があり、厚さはわずか数ナノメートルであり、電池に余分質量が加
わえない。このことは、カソードは確実に酸素放出を減らせ、携帯電話から車まですべて
に電力供給する電池の火災の危険性を大幅に減らすことができると予測している。
❂ ミノムシの糸、強さの秘密解明
昨年12月に農研機構と興和株式会社は、ミノムシの糸が、世界最強と言われているクモ
の糸よりも、弾性率、破断強度、およびタフネスの全てで上回ることを発見。さらにミノ
ムシの習性を利用して1本の長い糸を真っ直ぐに採糸する方法を開発、産業上の有用性を
公表。 今回、農研機構と豊田工業大学は、ミノムシの糸の成分であるタンパク質の1次
構造(アミノ酸配列)や2次構造(コンホメーション)、高次構造(結晶構造やその凝集状態)
を詳しく調べ、ミノムシの糸の強さの秘密を探る。その結果、ミノムシの糸は、結晶領域
と非晶領域が周期的に繰り返した秩序性階層構造から成り、その秩序性はカイコやクモの
糸に比べ、圧倒的に高いことが分かる。さらに、この高い秩序性階層構造はシルクタンパ
ク質のアミノ酸配列の特徴8)によって形作られることを明らかにする。この高度な秩序性
階層構造により、引っ張った時に糸に働く応力が個々の結晶にまんべんなく分散し、応力
が糸全体に効率良く伝搬されることで、他のシルクに比べ高い弾性率、すなわち硬い性質
を発現、 さらに、放射光施設(SPring-8)の高輝度X線9)を利用し、繊維の延伸過程で生じ
る構造変化を調べたところ、ミノムシの糸の高秩序性階層構造は、糸が伸ばされる過程で
も崩れることなく、糸の切断まで維持されることを発見。この、延伸される過程で崩れる
ことがない高度な秩序性階層構造が、ミノムシ糸の高破断強度・高タフネスな性質を与え
ていることを明らかにする。
● 今夜の一曲
Diamonds Are Forever Shirley Bassey
Music Writes; John Barry and Don Black
Diamonds are forever
They are all I need to please me
They can stimulate and tease me
They won't leave in the night
I've no fear that they might desert me
Diamonds are forever
Hold one up and then caress it
Touch it, stroke it and undress it
I can see every part
Nothing hides in the heart to hurt me
I don't need love
For what good will love do me?
Diamonds never lie to me
For when love's gone
They'll luster on
『007 ダイヤモンドは永遠に』 は、1956年に出版されたイアン・フレミングの長編小説
(『ジェームズ・ボンド』シリーズ第4作)。また1971年公開の、ガイ・ハミルトン監督の
スパイアクション映画。『007』シリーズ映画化第7作。ショーン・コネリーのボンド復帰
作であり、ボンド卒業作。コネリー復帰のために破格の出演料が払われたが、彼はその全
額をスコットランド国際教育基金に寄付した。もう一つの条件として、興行収入の10パー
セント、ユナイテッド・アーティスツがコネリーの望む作品2本の製作費を提供することが
提示され、それにより製作されたのが『怒りの刑事』。
1971年の映画の世界興行成績で、第1位を記録。これは、『ゴールドフィンガー』以来4作
7年ぶりのことだった。米国では前作より1100万枚多くチケットが売れた。日本では、1972
年の外国映画の興行成績で『ゴッドファーザー』に次ぐ第2位]。1971年の映画の世界興行成
績で、第1位を記録。これは、『ゴールドフィンガー』以来4作、7年ぶりのこと。米国では
前作より1100万枚多くチケットが売れた。日本では、1972年の外国映画の興行成績で『ゴッ
ドファーザー』に次ぐ第2位。
●今夜の寸評:世界初!F35A 型墜落
オスプレーの墜落事故は、二軸プロペラでダウンバースト平面支持と双翼からの伝播する
固有振動から決定的な設計の困難さくるものだとブログでも掲載したがF35Aは、予備知識
がないので見当もつかない。1機130億円もするというが、優秀なパイロットを養成す
る費用を加算しても1機の年間20~30億の経費がいるものと推察するが、何ものにも
変え難い尊い命を失ったことに胸を痛める。早急の原因究明の公表を望むものである。
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