欲張りを諫めるきみに嘘つけず 肯きて見る極楽鳥花は
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わたしには2つの欠点がある。時間を持て余すほどの余裕はない。
遊んでいるのではなく‘準備’をしているのだが、家内にすればな
にをしているのか、さっさと片付けりゃいいと思っている。あれも
これもと性懲りもなく欲張ってと。そう、あれかこれか型でなく、
あれものこれも型で仕事をやってきたのだから急にスタイルが変わ
らない。つまり一直線じゃなく包括的に行動する。そして、嘘がつ
けない。嘘をついているときは鼻がピクピクしているらしい。極楽
鳥花は芭蕉科(学名:Strelitzia reginae、Strelitzia:ゴクラクチ
ョウカ属、reginae : Strelitzia(ストレリチア)は、イギリスの
ジョージ3世の妃の「ストレリッツ」の名前にちなむ。
南アフリカ原産。明治初期に渡来。花茎の先端に、鳥のくちばし状
のオレンジ色の萼をもち、これがとても目立つ。じつにユニーク。
温室植物園に行くとよく見かける。「極楽鳥」は”風鳥:ふうちょ
う”という鳥の別名で、金色の美しい飾り羽を尾の部分にもつ。こ
の鳥に似ている花、ということで「極楽鳥花」と命名された。12
月16日の誕生花(極楽鳥花)で花言葉は「万能」。
パプアニューギニアの国鳥、
オオフウチョウ(極楽鳥)
Photograph by James P. Blair
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‘さもしさもここまで来たらすっぽんぽん’
米国発金融危機の原因を巡り、「米国の金融システムの失敗」と
「過剰貯蓄」の米中間論争を英フィナンシャル・タイムズ紙が報じ
ている。卵が先か、親鶏が先か?経済の相互連鎖を前提として答え
は簡単だ。「金融市場の弛緩是正」(米)と「経済特区廃止と内需
転換」(中)だ。しかし根の深さは米国にある。70年代ベトナム
戦争で荒廃し、基軸ドル金兌換の放棄、産油国の反乱、イラン革命
等経済停滞の脱却に導入された新自由主義と軍事ケインズ主義によ
る浮上。そして、冷戦終結、低金利政策、住宅及び金融・資本主義
の不安定化と変質、所得配分の偏在で、バーナキンFRB 議長の恐れ
は今なお拭えない状況だ(GDP のグラフをみて金融危機は終わった
とするか、ラビ・バトラの『搾取的資本主義』の崩壊か)。もっと
も後者はその後「プラウト主義経済」(=進歩的社会主義=超資本
主義)が想定されているので‘ハッピーエンド’というわけだが、
息子達には経験のない「大不況」や「恐慌」に突入しようとしてい
る時代、ものの本質が分かる好機だからよく見ておけといっている。
Henry Merritt Paulson
それにしても、我が国の政治は酷すぎる。年金崩壊の引責、高齢者
医療制度導入をはじめとする医療崩壊、派遣切りなど統治能力を喪
失しても連綿と権力を死守している様は細川内閣誕生時のトラウマ
かなんとも憐れでもある。この間、朝日放送の「サン・プロ」で竹
中平蔵が「派遣労働者は全就労者のたかが2.8%だ」と発言していた。
口にはださぬが‘大局のためには派遣労働者の生活、命など大した
ことない’とでもいいたそうだが冗談じゃない。ケイズは「経済学
はいずれ死ぬ」、吉本隆明の「経済学は支配者のための学問である
」発言をどう考えるのか。尤も、郵政民営化は民営化と資本化(=
民間化)との差異がこれから明確になるにしても公務員の大幅削減
を実現した手腕を評価するものの・・・
※ 吉本隆明氏の肉声(講演録より)はこちら
緑色のおほきな翼いく重にもひろげて立てりストレリチアは
ほにゃらか
ラビ・バトラではないが社会主義(=高度消費主義・超資本主義)
の要件に、『公務員の平均所得<民間の平均所得』、『国家権力の
分権化』がある。ロシア・マルクス主義(=アジア赤色専制主義・
一国社会主義)は官僚制国家主義の別名であることぐらい平均的な
日本人なら分かっていることだ。面倒くさいので政策の要点だけ述
べよう。「ナショナル・マキシマル」「ナショナル・ミニマム」「
ナショナル・ミディアム」を政策毎に定義する。財政政策のメイン
は「老々介護」「地球環境」を中核として住宅政策で、国がきめる
ことは新世紀型住宅規格の建築法を改正し現行の住宅と関連インフ
ラ(例えば‘スマート・グリッド’)を刷新する。現状の平均的居
住面積を10%以上広くし、そのためのファイナス制度等の法体系
を早急に整備する。これは別の場(ブログ以外で)にてその政策を
明らかにしたい。
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大型放射光施設スプリング8による高等生物内巨大タンパク質ボル
トの構造決定の成功を報道した(プレスリリース公開日:2009年01
月16日)、「ラット肝臓由来ボルトの3.5オングストローム分解能で
の結晶構造」“ The Structure of Rat Liver Vault at 3.5 Angstrom
Resolution ”だ。よく見ると籐籠のように見える。カーボンナノチ
ューブ(CNT)の発見(1991年)と電子顕微鏡による構造決定の仕事
にて、世界的に有名な金の原子がアメーバのように動く金超微粒子
の“構造ゆらぎ”現象の発見(1984年)やノーベル化学賞の有力候
補とも見られている飯島澄男はCNTの屈曲部の七角形(heptagon、
septagon)を籐籠の中に発見したことを思いだした。凄い時代をあ
らためて認識した次第だ。
ボルト(左)およびそれ
を構成するMVP分子(右)
ついでだが飯島澄男の所属する産業総合研究所には、琵琶湖東北部
流域水道建設反対運動で大変お世話になった中西順子もナノ材料の
リスク研究(化学物質リスク管理研究センタ)に従事している。と
ころで、CNTには関心があり定年前の10年間の研究調査課題の1つ
であり『デジタル革命』(=第二次産業革命)の中核技術として位
置付けていた。今後も雑学以上の関心を払おうと思う。
This animation of a rotating
carbon nanotube shows its
3D structure
ご存知のようにサッカーボール状のフラーレンは生体に有害である
Radical(ラジカル:活性酸素を含む活性分子種)を分子レベルで消
去吸収して無害化するという。医薬としての研究に期待され、高機
能化粧品、癌転移抑制、脳内疾患(アルツハイマー、パーキンソン
病)治癒、HIV治癒、C型肝炎治癒などの有用な研究成果が続々と報
告されている。
リバプールから武器を満載した運搬船(Black Cargo)はアフリカ西
海岸で武器を売却し、内戦で難民となった黒人奴隷を買い入れアメ
リカ南東海岸で売り、綿花を船に載せ奴隷商人ペニー・レインの元
に運び届け、ジョン・レノンのアイルランド系移民の曾祖父達が運
搬船を修理し曾祖母達は綿花を織っていた。アメリカでは南部の農
園地主階級(自由貿易派)と北部の産業資本階級(保護貿易派)が
対立、南北戦争後奴隷制度が廃止され、百年後生前のジョン・レノ
ンは『ペニレー・レイン通り』を歌っていた。そんなことを考えな
がらオバマ大統領の歴史的な就任演説を観ていた。
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欲張りすぎて頭がパニックなるってか。それでも、僕は大還暦(
百二十歳)までも求愛ダンスを性懲りもなく続ける極楽鳥になりた
い。この先死ぬまでも‘きみ’を求めダンスすると。好奇心の塊み
たいな極楽鳥花の思いが天に届き、いつしか天翔る鳥になれればこ
れに選ることはない。斯くして、淡海の万葉の歌を読みつつ、次を
画策する。乞うご期待を・・・
淡海路の鳥籠の山なる不知哉川 日のころごろは恋ひつつもあらむ 巻四-四八七
犬上の鳥籠の山にある不知哉川 不知とを聞こせわが名告らすな
巻十一-二七一〇
磯の崎漕ぎ廻み行けば近江の海 八十の湊に鵠多に鳴く
巻三-二七三
※藤井五郎著『淡海万葉の世界』/ISBN4-88325-067-9
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