小5の娘が、公文で今「詩」の学習をしています。
昨日、宿題でいくつかの詩を勉強していて、終わった直後私に向かって、
「ママ、この詩読んでみて。私、すごく共感した!」とまっすぐな目をして話す。
どれどれ・・・と私も目を通して読んでみた。
うん、なんで娘が共感したのか分かった。
結構、考えさせられる詩なので、ちょっと紹介します。
「自分の感受性くらい」 茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ん~~、ちと耳が痛いです
うなずく文面多々あり。
娘は、えらく共感したみたいです。
詩を読んで、こんな反応する娘初めて見ました。
ちょっと感動・・・
と、同時にこの詩を
うちの母に読んであげたいです。
なぜかって?
それは、いい加減に姉妹同士のけんかは止めて、相手の非ばかり攻めず、
自分の非も認め、自分がさも被害者のように語って子供の私に
無理やり同調させることを、そろそろ止めて欲しいからです。
母にこの詩の意味が届くといいんですが。