<12月の鑑賞予定映画>
◆第13回 「さらば土佐よ」
龍馬(福山雅治)は、武市半平太(大森南朗)が吉田東洋(吉田泯)を殺そうと
しているのを知るが、龍馬自身が東洋の真意を問いただすことで、武市を
押しとどめようとする。
一方、後藤象二郎(青木崇高)から龍馬暗殺の命を受けた弥太郎(香川照之)は、
龍馬のお茶に毒を入れる。しかし、龍馬がお茶を飲む前に弥太郎は、龍馬の
湯呑みを払いのけ、命を救う。
弥太郎:「下士が下士に毒を盛る。こんな滑稽で、惨めなことがあるかえ」
龍馬は、吉田東洋邸へ出向き、真意を問いただす。
東洋:「武市を足蹴にしたのは、やつが無能じゃき。
おんし、武市など捨てて、わしの下にきぃ」
龍馬:「わしは、土佐だけの事を考えるゆうがは、出来んのです」
時同じくして、龍馬は沢村惣之丞(要潤)から脱藩を持ちかけられる。
どうやら先日の足蹴の件で、武市に見切りをつけた者が何人かすでに
脱藩をしているらしい。
だが、脱藩は重罪である。捕まったら当然死罪だし、脱藩した者の家族まで
罪を問われることになる。そう考えると、龍馬は躊躇するのであった。
坂本家でも脱藩の話で持ちきりだった。
だが、家族から「まさか龍馬は、そんなことせんのうろう」という質問に
龍馬は激しく同様。平静を取り繕って外出したが、家族みんなはわかっていた。
兄・権平(杉本哲太)が部屋で、脱藩の道筋を記した地図を見つけ、
一同愕然とする。だが、姉・乙女(寺島しのぶ)だけは、龍馬を擁護した。
乙女:「さっきの龍馬の顔、見たですろ?やっと、見つけたがです。
自分の進むべき道を」
龍馬は武市のところへ行き、東洋は武市が思うような悪人ではない、と諭す。
表向きでは理解した武市だったが、密かに東洋暗殺を実行するための刺客を
集めていた。龍馬と武市の溝は埋まることが出来なかった。
武市:「いつも同じもんを見れるとは限らんのじゃ」
そして、龍馬も脱藩することを決意する・・・。
深夜、家に帰ると、まだ乙女が起きていて龍馬の袴を直していた。
乙女:「丈夫にしておかんと、長旅は無理じゃけんね。
これも持っていきや・・・・母上が作ってくれたがじゃ。
それからここにある刀は兄上からじゃ。
坂本家に代々伝わる名刀じゃ。備前忠弘っちゅう。持って行きや。
おまんがどこにおっても、私らはいっつもおまんの事を思うちゅうきに。
龍馬、達者でな・・・」
龍馬:「ごめんちゃ・・・ごめんちゃ・・・姉やん」
翌朝、龍馬は静かに家を後にした。
権平は、「わしらにはわしらの戦い方がある」と家族に話す。
龍馬が脱藩した数日後、事件は起きる。
東洋は自宅へ一人で帰る時、武市が送った3人の刺客に暗殺される。
吉田東洋、46歳であった。
~第1部 完~
(本文はHPの文を一部引用しています)
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4部構成の第1部が終了。龍馬の脱藩と東洋の暗殺で区切りの回となりました。
今回は、龍馬が泣きながら謝るのを、ただ黙って泣く坂本家のシーンに
こちらももらい泣きしてしまいました。
対照的に、岩崎家の人々にはなんか和みます。
お嫁さんをもらった弥太郎は、どこか目じりが下がっていますね。
お嫁さんを演じているのはマイコさんですが、うーんかつらが似合わない。^^;
あと、武市ですが、東洋暗殺でもぅ後戻り出来なくなってしまいました。
でも、なぜ武市は自らの手を汚さないんでしょうか?
私は、福山くんのファンですが、やはり共演者の存在が大きいなぁ~と
今回は強く思いましたね。特に、寺島しのぶさんと杉本哲太さん。
ましゃも好演していますが、周りの方の演技はそれを上回っているのは確か。
第2部以降、龍馬もかなり変わっていくので、その辺をどう演じるか
楽しみにしたいと思います。 なにせ、毎回ましゃのどアップが映るたびに
鼻の下伸ばしっぱなしのNAOさんですので・・・・・毎週、たまらんぜよ。
次週、第2部突入。 龍馬が脱藩したので、いろんな人物が登場してきます。
4月からも引き続き記事にしていきますので、よろしくです。